ボーダーコリー 「ボルド」と「マロン」と猫の「にゃきち」And「バディ」

ボルドは虹の橋を渡り、寂しそうなマロン。そこへヤンチャ怪獣バデイを迎え、ドタバタな日々が始まりました。

てんかん発作の間隔。単発発作と群発、重積発作

2013年07月10日 | 病気 てんかん


「てんかん発作」って、不安ですよね。

可愛いわが子が、あんなに苦しむなんて・・・・。



発作は周期的に発症する時期があるようです。
ボルドは投薬開始時点で月に1度程度でしたが、
3か月後には1週間に1度に増え、
さらに1か月後には週に2回程度になり。
ゆっくりと悪化しているのではないかと、
家族みんなが理解し始めていました。
それでも1年が過ぎ、安心し始めた頃・・・・。

あの大発作。


1日目は最初の1時間~4時間ほどの間で16回、
この1回は1度目の発作が治まりかけた瞬間に、再度複数回始まってしまう重積な状態でした。
(この重積な状態が出たら、極めて危篤状況です)
また、発作の間隔は数十分から長くても1時間程度しか開きませんでした。


少し治まり始めたので病院へ。

その後も1~2時間で複数回。
この間は点滴など処置をしましたが、
ほとんど意識がないような状態でした。
2日目は1日で13回と少し減り、
硬直で体中の筋肉・力を使い果たし
疲れ果てて目を閉じることが増えた気もしました。

しかしながら、
3日目の朝には、獣医さんから
「ボルドは、よく頑張ったよ…
飼い主さんとしても、もう充分つくしましたね」
唖然とし、我が身が張り裂けるようでした。

その日のことは、今でもしっかり覚えています。

「もう少し時間が欲しい」と言って
「万が一、これ以上苦しむようなら、私が自分の手で彼を旅立たせる」と言って説得したパパ猫。

点滴をして横たわっているボルドのゲージの前で、
少し目を開けたボルドにパパ猫は、
「ボルド!家に帰るんだから!がんばれっ!」と涙声で叫び
その声に応えようと身を動かそうとしたボルド・・・
ふたたびのケイレン。
居たたまれなくなって部屋を出ていったパパ猫の後ろ姿。

そんな獣医さんも

退院して半年ほどで復活したボルドを、
今でも褒め称え、当時を思い出すかのように
私たちにも気を使ってくれています。



発作の間隔については、
だんだんと回数が増えてゆく場合は、重篤な状態になることがありますので気を付けてください。
ある一定の期間で定期的に軽い、単発的な発作を起こしている状態が良いとは思っていません。
しかしながら、見方を変えれば極めて安定した状態だとも言えるような気がしています。
なぜなら、
発作の定期的だった間隔が、さらに改善してゆくかのように間隔が長くなった際でも、
次の発作が単発ではなく、複数回の発作が連続して起きてしまうことがあるからなんです。
例えば
3週間に1回、それも軽いケイレン発作を繰り返す状況と、
5週間の間隔はあいているものの、群発的な、重積的な発作が起きる状況では
前段の3週間の方が、状態としては安定している気がします。

獣医さんに言わせると
ボルド自身は「あの苦しみ」に気が付いていないというんです。
確かに何が起きたのか分からない
だから我に返った時には不安な表情をしていました。
発作が治まった時、我が家ではボルドにたくさん声掛けします。
「がんばったね~」
「チョット休もうね」
発作の当初は、ボルドのすごい形相に圧倒されていた事を思い出します。
皆さんも同じ気持ちでしょうけれど、
意識がしっかりしているときは
可愛い可愛い我が子です。

発作が落ち着いたら
急に起き上がっても足がふらつき、興奮もしている状態ですので、
起き上がらせずに、しばらく安静にさせるように、安心させるようにしています。
その結果、
この発作で断ち切り、間隔をしっかり保てている気がします。



さらに我が家には、頼れる存在に育ってくれたマロンが居てくれます。



次の機会には、そんなマロンの看護師姿を
たまたま記録できた動画を解説いたします。



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3 コメント

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Unknown (AKI)
2013-07-11 12:07:20
いろいろ書いてくださってありがとうございます。
すごく分かりやすくて助かります。

ノエですが、ここ数日は散歩中に下半身が立たなくなってしまうことがあり、
そうなるとすぐ意識がなくなってしまうことがわかりました。
なので、下半身が立たなくなったら一緒に歩いているジューンを座らせるようにしました。
そうすると、休憩だとノエもわかるようで、自ら横になってくれます。
そのまま休憩すれば意識も保てるようです。
下半身が大丈夫な時でも散歩中2回は休憩を取るようにしました。
そのおかげか、昨日は一度も倒れず散歩ができました。

もうちょっとしたら病院の予定ですが、
こっちが気を付けることで散歩ができることがわかって安心しました。
返信する
Unknown (AKI)
2013-07-11 12:11:13
コメ連投スミマセン;;
今サイドバー見て気づいたんですが、青森の虎徹と親戚さんなのですか??
うちのジューンは虎徹と異母兄弟です。
もしかしたらマロンちゃんとジューンも親戚さんでしょうか??
返信する
AKIさんへ (マーボー猫)
2013-07-11 21:25:08
こんばんは~
連投コメありがとうございます。
遠慮なくお気軽にどんどんコメくださいね。

ジューン君とマロンは、親戚さんのようですね~。
まだ私もよく確認していないのですが
先ほどパパ猫が我が家のブックマークの一番したのバナーの親戚さん探しサイトで
「親戚さんだね~」と言っていましたよ。
見てみてくださいね。

ノエルくんのこと心配ですね。
でも、少しコントロール出来てよかったです。
WANも自分が調子悪いこと分かっていて、散歩に行っても
帰りたがることもあるそうです。
ノエルくんもサイン出しているかもデス。
ボーダーは賢いから、同じことの繰り返しですぐに覚えて、理解してくれますよね。
賢いがゆえにてんかんになってしまう子も多いようですが・・・

ではでは。


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