ボーダーコリー 「ボルド」と「マロン」と猫の「にゃきち」And「バディ」

ボルドは虹の橋を渡り、寂しそうなマロン。そこへヤンチャ怪獣バデイを迎え、ドタバタな日々が始まりました。

ボルドはスタンダードじゃない!

2009年11月14日 | 私達のあゆみ

私達のあゆみ 第73話

マロンが成長すればするほど・・・
何が?と言えば

以前、ボルドが1歳を過ぎて
てんかんを初めて発症して
動物病院に通院を始めた頃、
院長先生との会話の中で
「ボルドがスタンダードだと思わないでね」と
言われた事がありました。
この時、
初めてWANを迎えた私達には
どういうことなのか、分からずにいました。
パパ猫と
「WANによっては、性格が違うから」と言う意味なのかな?とか
病気が重いのかな?などと
勝手に解釈していました。

ところが
マロンを迎えて1年が経ち・・、
月日が流れて・・、
マロンが成長するにつれて、
ボルドとの違いに気付き始めたのです。
たとえば、
散歩に行ってオシッコをする時
ボルドは、
決まって私の目を見て
「ここでしてもいい?」と目で訴えるのです。
私が「いいよ。どーぞ。」と言うと
気持良さそうにシーッっとします。
別に私達が教えた訳ではないのです。
それに比べてマロンは
勝手にどこでもしゃがんでシーッとしちゃいます。
時々、突然Uターンしてします。

それから、
ボーダーは
人間の3歳児くらいの知能があると聞き、
数百個の単語(コマンド)を覚えられると聞いていたので、
生後3ケ月頃(我が家に迎えてすぐに)から
お座りを教えたのです。
3回くらい「お座り」と言って、
手で腰を落とさせて座らせると
4回目からは、自ら座っていました。
WANってこんなに頭いいんだ。と思いました。
その後、ボルドには
たくさん、いろいろな事を教えました。
覚えてゆく途上で、
教えてないのに勝手に覚えた事もあります。

「返事できるんです」の動画のように
「うん」とうなずく事は、だぁれも教えていません。
ボルドが自然と私達を見て覚えたのです。
普段の家族の会話で、
「これ、美味しいね~」と話した際に、
何か動いた気がして・・、
ボルドが動いたんだ、とはわかりましたが
何をしたのかはわかりませんでした。
でも、
「もう少し食べたいね」と言ったとき、
はっきりと、うなずいたんです。
一瞬、みんなで無言・・・
そのあとは「え~っ」と感動。
もう、頭なぜて、ひっくり返して
オヤツあげちゃいました。

マロンは・・・
お座りも待てもボルドの数倍、時間がかかりました。
やっぱり、おバカなのかな~?と
思った時、院長先生の言葉を思い出したのです。

たぶん、マロンが普通なんだぁー。
ボルドは特別で・・・
IQが高いのだろうか?
よく
「紙一重」などと言う言葉を聞きますが
ボルドがそうなのか?
だから、てんかんなのか?
私達のところで目をジーッとこちらを見るのは
何かを訴えているのか
いろんな事が思い返されて・・・、
「スタンダードでは無い」と言う言葉を
納得できることが多くなった時期でした。

普段でもジーとこちらをみる事の多いボルド、
私達が何度も「な~に?」
これかな?あれかな?と答え続けて、
ボルドも首を何度も傾け、
こちらが理解できた瞬間、
「そ~なんだ、わかってくれたね」と言いたげに
嬉しそうに近寄ってきて見せる、
素敵な笑顔!

退院から半年も過ぎていないこの頃。
まだまだ、
よろけながら歩いている状態、
でも、この笑顔が私達を突き進めるんです。
そう、
幼子のような、
この子のために・・。

(第74話につづく)

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