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英国SFドラマ「宇宙戦争」(ネタバレあり)

2021年02月09日 | ドラマレビュー

 そもそも「宇宙戦争」というのは、イギリスの作家H・G・ウェルズが1898年に発表したSF小説で古典的な名作と言われています。あの、イングリッシュ・アドベンチャーで有名なオーソン・ウェルズがこれをラジオドラマ化した際には、本当に宇宙人が攻めてきたニュースかと思った人がパニックを起こしたというまことしやかな話もあるくらい。

 私はというと、スピルバーグが監督でトム・クルーズが主演した2005年の映画を昨年見たばかり。この映画自体は公開当時あまり評判はよくなかったように思いますが、私は結構楽しんで見ました。

 それで、今回WOWOWでドラマ版が放送されるというので見てみました。番組サイトによると、「H・G・ウェルズの古典SF小説を約12億円の製作費を投じて映像化した英国ドラマ。20世紀初頭のイギリスを舞台に、襲来した火星人と人類との戦いを描く。」というもの。

 トム・クルーズの映画は舞台が現代のアメリカでしたが、今回のドラマは日露戦争の話題が出てきたくらいなので、原作に近い時代でしょうか。スマホもパソコンも無い時代ですから、原作を再現するならその方がやりやすいでしょう。

 あちこちで海外ドラマの評判を聞くにつけ、日本のドラマとどこが違うかと思って色々見てますが、確かに面白いし映像も良いのはあります。ここ何年かでは、「戦争と平和」「Uボート ザ・シリーズ 深海の狼」「レ・ミゼラブル」「エクソシスト」など見ましたが、実際に演出も映像も脚本も、もちろん役者さんもいいです。見てると別世界に行ける気がするので、そこは我が国の地上波のお手軽なドラマとは違いますね。WOWOWのドラマがかろうじて対抗できるくらいでしょうか。

 それで、今回のドラマ版「宇宙戦争」ですが、途中までは楽しんで見ました。得体のしれない怪物が襲ってきて街中がパニックになる感じは結構怖かったし、そこに主人公たちの不倫略奪愛が絡んだり、新聞社の報じ方の問題もあったり、全4話ですがとりあえずは止まらなくなりました。

 が、終盤に行くにしたがって「なんかなぁ…」と。特に最後は「へ? これで終わり?」という事でありましたので、もしかして原作に忠実なのかもしれませんが私はそれを読んでませんし。

 とはいえ、まずまず楽しめましたので、これを作った方々については評価します。希望としては、もうちょっとお色気シーンが欲しかったり。←こればっか。


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