【質問】
種々の感覚の喜びの対象が住むことなく、渇愛が存在せず、そして、どのようにと問うことを渡った人、彼の離解脱はどのようなものですか。
【回答】
種々の感覚の喜びの対象が住むことなく、渇愛が存在せず、そして、どのようにと問うことを渡った人、彼の離解脱は別ではない。
【解説】
これは、種々の感覚の喜びが存在しない。そして二番目に渇愛が生じない。三番目に疑念がない。この三つの要素を有した人は、どのような状態の人であるかという質問をサキャ神賢になしているのである。
これに対して、サキャ神賢は、その人こそ離解脱した人と変わりはない、つまり離解脱した人であると言っているのである。