すべての成就の根本はグルへの帰依と、グルの教えに対する揺らぐことのない信頼です。これと、菩提心という最高の動機が合わさって、初めて仏陀となることができるのです。
死はいつやってくるかわからないのですから、「来年は家を建てて、結婚しよう。この部屋は子供部屋にして、子どもは三人つくろう。家具はクルミ材で……」といったような未来にわたる夢のような計画を立ててはいけません。解脱を目標として、今、現在を生きるのです。何でも始めたこと、例えば七日間のリトリートを始めたなら必ずそれをやり通します。もし途中でやめてしまえば、挫折のカルマをつくることになります。
また、何かをしてもらうためにお世辞を言う、自分の体裁を良く保つといった見せかけだけの行為をする誘惑に負けないようにしなくてはなりません。主人も召使いも持たなかったミラレーパのようでありましょう。また、八つの世俗的な感情への愛着も断ち切ります。この八つとは、贈り物、愛情、注目を受けたときに喜ぶこと、反対に受けなかったときに悲しむこと、すべてがうまくいっているときに喜ぶこと、うまくいかないときに悲しむこと、快いことを聞いて喜ぶこと、聞けないときに悲しむこと、称賛されたときに喜ぶこと、中傷されたときに怒ることの八つです。
これらすべてが重要なのです。このように正しく実践すれば、努力しなくても経験と洞察を培うことができます。よってこのように正しく実践します。
--ベル・ケンツェー・リンポチェ
死はいつやってくるかわからないのですから、「来年は家を建てて、結婚しよう。この部屋は子供部屋にして、子どもは三人つくろう。家具はクルミ材で……」といったような未来にわたる夢のような計画を立ててはいけません。解脱を目標として、今、現在を生きるのです。何でも始めたこと、例えば七日間のリトリートを始めたなら必ずそれをやり通します。もし途中でやめてしまえば、挫折のカルマをつくることになります。
また、何かをしてもらうためにお世辞を言う、自分の体裁を良く保つといった見せかけだけの行為をする誘惑に負けないようにしなくてはなりません。主人も召使いも持たなかったミラレーパのようでありましょう。また、八つの世俗的な感情への愛着も断ち切ります。この八つとは、贈り物、愛情、注目を受けたときに喜ぶこと、反対に受けなかったときに悲しむこと、すべてがうまくいっているときに喜ぶこと、うまくいかないときに悲しむこと、快いことを聞いて喜ぶこと、聞けないときに悲しむこと、称賛されたときに喜ぶこと、中傷されたときに怒ることの八つです。
これらすべてが重要なのです。このように正しく実践すれば、努力しなくても経験と洞察を培うことができます。よってこのように正しく実践します。
--ベル・ケンツェー・リンポチェ