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白鳥のブログ - 日々の世界を徒然と

『呪術廻戦』最終話(271話)予想3:『呪術廻戦』ってもしかして宿儺と天元による「セカイ系」の物語として終わるんじゃないの?

2024-08-27 17:36:17 | 呪術廻戦
予想1予想2、もあります)

最終話までに扱われなくちゃいけないことに、死滅回游の終了とか、1億人呪霊化とか、ひたすら殴り合いを続けているVS宿儺戦に比べれば、はるかに巨大な案件が残っているのだけど、この解決にはどう見ても天元の介入が必要になる。

ていうか、羂索が言うには、確か、天元が一番上位の結界?である浄界を解除すれば、実は即座に死滅回游を終了させることができたはずなのだけど、でも、天元がそれをしないのは、浄界を解除すればこれまで蓄積してきた呪術の知恵も消えてしまうから、ということだった。

でも、ていうことは、天元は、平安時代からこのかたずっと、浄界を維持することで、呪術が成立する世界、呪力が存在する世界を、維持し続けてきた、ということだよね?

つまり、この物語における現代の日本は、呪術的には、千年前の平安時代の状態がそのまま維持されたままの世界。

他国と比べて日本だけが突出的に呪力(エネルギー)の総量が多いのも、要は千年分の呪力の蓄積があるからで。

(正確には、呪力の拡散を防止したからで)

でもそれも天元の結界が消えれば、あっという間に消失する。。

そのことにかつて星漿体に選ばれたことのある九十九はなんとなく気づいていたのだろうね。

なので、九十九は、呪力なんてなくなればいい、という方向に向かった。

一方、羂索は、わざわざ死滅回游のような、強制的に呪術師を競わせる場まで用意して、しかも過去千年の間に登場した強者の呪術師を、タイムカプセルのようにわざわざ一度、呪物として保管してまで再登場させる工夫まで凝らした。

そうした呪物を受肉化させることで実現したのが、いわば呪術師千年の歴史を彩るオールスターによるバトルロイヤルw

いいかえれば、死滅回游は、そんな強者たちが覇を競う頂上決定戦だったことになる。

そうやって競わせることで、呪術者の進化を極める道を、羂索は選択した。

多分、その最終的な勝者に、1億人呪霊から得られる呪力を注入して、スーパー呪術師を完成させたい、というのが、羂索の狙いだったのだろうね。

そんな超存在の爆誕にどんな狙いがあるかは、よくわからないけど。


ともあれ、羂索の立場は、せっかく日本に千年かけて溜まった呪力があるのだから、それを利用しない手はないよね、というもの。

でも、そうなると、じゃ、どうして天元は、呪力を溜める浄界をはり続けたのか、ということになるけど。。。

で、そこで気になったのが、どうやら天元って、平安時代に存命したときは女性だったってこと。

そこでひらめいたのが、あ、これ、もしかして、天元と宿儺のセカイ系の話じゃないの?ってこと。

宿儺の異名が「堕天」なのも、きっと天元を堕としたから、なんだと。

「邪去侮の梯子」、つまり、ヤコブという言葉で騙されたけど、天使にしても、きっと「天元様の御使い」の略だったんだよ。

そう考えると、とにかくなにか平安時代に宿儺と天元の間に事件があって、まぁ、多分、色恋沙汰に近い魂の共鳴的なものだとは思うけど、その結果、天元は、自らの不死の術式を使い続けても、浄界を維持して、呪術が使える世界をずっと維持し続けようとしたことになる。

それが、両面宿儺として呪物化した宿儺を、一度人間として浄化してそのうえで成仏させることだったのかもしれない。

ただ、天元は天元で、星漿体を乗り継いで今に至っているから、その過程で、どうして浄界を維持しようとしたのか、その理由を忘れてしまっている可能性もあるけれど。

ただ、天元がなんらかの形で呪物化する前の宿儺に想いを寄せていたとすれば、浄界の中に、宿儺の身仏を残していたのも、理解できる。

きっと、一度、宿儺の魂をこの宿儺の身仏に戻して、人として?(両面宿儺化しているから人とはいい難いがw)、成仏させたかったのかもしれない。

そういえば羂索が、初めて今の天元を見た時、その四つ目の姿があまりにも宿儺に似せていることに気づいて苦笑していたけど。

そんな形で宿儺に惹かれていたのが、在りし日の天元だったのだろうな。


・・・というわけで。

要するに、平安時代の人間だった頃の天元は、世界を代償にして、未来の世界で宿儺との再会を願った、それも二人で死ぬために。

まぁ、だから正確にはセカイ系、というよりは、裏セカイ系、だよね。

世界を犠牲にしているのだから。

天元と宿儺の、二人のために世界がある、のだから。

ただ、ホントにそうした初発の動機も、千年が過ぎる間に忘れ去られたってことなのだろうな。


ということで、最終話までにきっと、こうした平安時代の呪術界のあれこれが、駆け足で語られるのだろうな。

宿儺、天元、羂索、天使、裏梅、あたりが登場する寸劇。

まぁそもそもなぜ、宿儺が両面宿儺になったのか?というのもあるけど。

ただまぁ、それも、もともと双子で生まれるはずだった運命を、母親の腹の中にいた時に、双子の兄弟を食らったせい、というのがその「呪い」の理由なのだろうけど。

そちらの因果を虎杖という檻に利用したのが羂索だったわけだから、羂索が事情通であることも間違いないわけで。

さてさて、平安の時代に何があったのか。


あー、でも、この平安時代の宿儺と天元の悲恋?物語については、それこそ、スピンオフとして改めて連載されそう。

『シン・呪術廻戦』とかのタイトルでw
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