BLACK SWAN

白鳥のブログ - 日々の世界を徒然と

ハヤテのごとく! 第300話 『王の帰還』

2010-12-08 15:09:45 | Weblog
今週はネギま!が休載だからスルーしようと思っていたのだが、
ハヤテ君が想定外に意外な方向に行きそうで期待、高まる。

ポイントは、アテネの再登場。
アテネ・ギリシア編には期待していたのに、あんなオチで終わってしまって、
なんだか肩透かしをくらってしまったきがしていたので、
アテネの再登場は、素直に楽しみ。

まぁ、人気投票でヒナとツートップになるのだから、
そりゃ、再登場させないわけにはいかないよねw

とはいえ、この先、ハヤテというか、畑健二郎は、
この話をどうしていくのだろう。
アテネの再登場で、その点がとても気になる。

というのも、アテネの話は、
明らかにハヤテの話の中では別系列の話だから。

というか、ナギ周辺のだらだらした日常の話は、
アテネの話を入れ込むための、連載上の工夫にしかみえなくて。

アテネ・ギリシア編で肩透かしを食らった、というのは、
アテネ(とヒナ)があれだけ前面に出る展開になったにも関わらず、
最後のところで、ハヤテはいわばナギに対する忠義を優先したわけで、
いくらハヤテが朴念仁の天然ジゴロといっても、
それはお話としてどうなのだろう、と素朴に思ったのでした。
美しい話であることは間違いないのだけどね。

何が言いたいかというと、
アテネの物語と、ナギの物語?は、互いに独立したもので、
同一平面上に乗ってこない。
で、今回の人気投票でもわかったように、
キャラ的にも、ヒナとアテネなわけでしょ。
だったら、そちら側に舵を切ってもいいと思うんだよね、物語としても。

なんていえばいいかな、
当世流行りのゲーム的な「攻略ルート」的なキャラクターのやりとりだけが前面に出て、
けれども、実際のマンガという枠組みは、分岐せずにまっすぐ進むしかないので、
本来なら分岐ルートで収束する複数の質の異なるお話が、
同一平明上に無理やり置かれている、という感じ。

それらのバランスが上手く取れなくなっている、ということかな。

アテネが登場する前までもそういうところはあったけど、
それまでは、ギャグとラブコメ的展開で、お茶を濁していたし、
王玉の話はシリアスだけど、ナギが引き受ける話のようにみえていた。

ところが、その話はアテネが執り行う話になってしまった。

要するに、ナギとアテネは、多分、物語構成上は同一人物で対処することが、
二人に分割してしまったように思える。
で、その分、お話としては複雑なものになってしまった。

本来、一人を動かせばいいところを二人にしてしまった結果、
ヒナの動きにまで制約が出てきてしまって、自由に動かせない。
メインストリームの話に参画することができない。
そうすると、ギリシア編のように、完全にかませ犬的位置づけにされてしまう。
だから、読まされる方としては、歯がゆい思いばかりすることになってしまう。

・・・と、こんな感じ。

今ちょっと時間がないから、またあとで時間を見つけて記すかな。

*

ホントは、ネギ君のほうを書こうかなと思っていたのだけどw
休載中に、超鈴音編を読み返してみると、それなりに、
ヒントらしきものがこめられていたことに気づいたのでw

あと、超編を見直すと、ユエの立ち位置がホントに大きく変わったことに
驚いたのでした。

・・・ってことも別の機会に。
何たって、まだ二週間ほど間はあるからなw


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