クリスマスに知り合いからラインでジョン・レノンの
「ハッピー・クリスマス」を送ってきた
この曲は個人的には彼の有名な「イマジン」よりも好きだ
その理由は案外はっきりしている
途中のコーラスによるおおらかな旋律と
メインのメロディとの掛け合いがとても気持ちいいからだ
対位法と言われる技術らしいがサウンド・オブ・ミュージックの
「ドレミの歌」でも同じようなところがある
ドミミ、ミソソ、レファファ、ラシシとリスミカルに歌う部分と
ドーソ・ラーファ・ミードーレと大きく歌うところだ
いつもこの掛け合いの部分は楽しくて心ウキウキする
ある旋律と違う旋律を同時に歌う
それが見事に調和するのは本当に心地よい
ジョン・レノンの同僚・ライバルのポール・マッカトニーの曲でも
「エリナー・リグビー」でやはりこの方法を使っている
最後の部分で、冒頭のメロディとメインのメロディを同時進行している
このように洋楽ではこうした方法は時々見られるが
日本の曲はあまりお目にかかったことがない気がする
わずかに、河合奈保子の「エスカレーション」で最後の方でやっていたが
今、パッと思いつくのはない
女の子が大勢みんなで歌うことの多い最近の音楽
大勢いることはその強みを生かして
ちょいと複雑な音楽的な仕掛けとか効果を狙ってもいいと思うが
声を合わせて歌うことが多すぎて、どうもつまらない
(もっとも自分が知らないだけで色々やってるかもしれないが)
人は情報の大半を視覚から得ている
だからショービジネスの歌の世界はダンスとか
ファッションとかの視覚的要素が大きく取り扱われ
音楽自体の持つ力は脇役のようになっている気さえする
確かに理知的な対位法の音楽ばかりだと面倒くさい
と思うかもしれないが、バランスよく音楽自体の楽しさも
味わえるような楽曲があると良いなと思う
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