大晦日にはまだ少し時間があって、もう少し数が増えそうだが
去年もこのくらいのタイミングで挙げていたので今年もそれに
合わせることする
今年読んだ本の一覧がこれだ
少し前に取りあげたように今年は数が少ない
読み飛ばせるような本が少なかったせいだが、感覚としてはなかなかの年だったように思う
印象に残っているのは「絶望を希望に変える経済学」(アビジット・∨・バナジー&エステル・デュプロ)
「ディスタンクシオン」(ピエール・ブルデュー)だ
特に前者は読後感が良くて、またいつか読み返そう!と思う
(ステレオタイプに勝手に思い込んでいた考えは、実は違っていたというところが多かった)
後者は最近読んでいる本なので記憶が新鮮で、その一種の興奮はあれこれ人に言いたくなってしまっている
ただ少し困るのは記憶力の面で、深い内容なのは読んでいる時に実感しても
一旦寝るとその記憶があやふやになってしまうということだ
年齢を重ねるということは記憶力の低下をもたらすが、年齢を重ねないと実感できないことも多い
ブルデューの作品はその典型で、今だからこそ面白く感じられるのだと思われる
きっと若い時に読んでもきっと感動しないだろう
本との出会いは運次第なのかもしれない
現在人に貸している本が2冊ある
「時給はいつも最低賃金、これって私のせい」(和田静香)
「あなた自身の社会(スゥエーデンの中学教科書)」(アーネ・リンドウヒスト、ヤン・ウェステル)
この二冊は実践的な知恵につながる本で、教科書の方は現在教師を職業としている人物に渡している
この他にも「国家はなぜ衰退するか」「プロパガンダ」「主権者のいない国」も
もう一度、丁寧に読まねば!と感じた本だ
音楽は何度も聴き直すのに、本は何度も読み直すことはない
これからはもう数を競うような読み方ではなくて良いかもしれない
それにしても「古典」と評価されている本は、、
そう呼ばれるだけのことはある、、、と実感する