パンセ(みたいなものを目指して)

好きなものはモーツァルト、ブルックナーとポール・マッカートニー、ヘッセ、サッカー。あとは面倒くさいことを考えること

大変化の時代、普通の人は何ができるか?

2010年02月17日 22時20分34秒 | Weblog
100年に一度の大不況と言われるが
確かに大不況だけれど後の歴史家は今を
ただの繰り返し起きる景気変動とだけみなすのだろうか?

100年に一度の大不況というより
100年に一度の社会の変化と言った方がいいような気がする
それは産業革命と同じ類のもの
今までの生き方、考え方、スピードがすっかり変わってしまった

多分それはコンピュータの所為だろう
ほとんど個人に1台所有し
あらゆる情報をいつでも手にすることができる
そのシステム自体はわからないが使い方は
すでにあったものの如く使いこなしている

そして一人ひとりのエンジニアの努力は
難しい年季のいる仕事を
オペレーターの単純な仕事にしてしまった
そして均一に大量の製品をロスなく生産できるようになり
世の中は消費経済、欲望喚起型の社会になってしまった

ヒューマンサイズのものからバベルの塔を作り始めたために
世の中が混乱してしまったように
このほとんどブラックボックスの便利すぎる化け物は
後戻りできない変化を生みだしてしまった

ここ10年の変化はどうだ
ここではある意味努力の限界を超えているところもある

存在意義、存在理由のないものは
おとなしく市場から去る
これが当たり前のことだとしても他人事なら納得できても
いざ自分に降りかかるとなかなか受け入れることができない

しかし、正直なところ役目を終えているような存在が
多く見受けられる

自分も含めて役目を終えた仕事は消え去るのは仕方ない!
と心の準備をすることと、次に来るものを予想するしか
今を生き抜く方法はないのかもしれない
だが、その予想が立たないのがつらいところだ
コメント
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