パンセ(みたいなものを目指して)

好きなものはモーツァルト、ブルックナーとポール・マッカートニー、ヘッセ、サッカー。あとは面倒くさいことを考えること

キリンチャレンジカップ(日本対ベネズエラ戦)を見て

2010年02月02日 21時15分21秒 | サッカー
日本0-0ベネズエラ

TV解説では試合慣れしていないから等と
優しいトーンだったが、それを差し引いても
相変わらずの便秘気味の試合内容

前にいくスピード感に欠ける
前に走らせてもらえるのはサイドだけ
サイド攻撃をしているのではなく、させられているような

そして相変わらずバックパス、横のパスが多い
それも決まりごとのごとく
これでは相手のほころびを探すよりも
パターンを読まれて狙われそう

以前、中田英寿がバックパスをするな!
と言ったとか言わなかったとか
なるほど、その気持ち分かる
安易にバックパスを選択してしまうため
相手は恐くないし、人の数も充分揃って待ち構えられる

それと中盤からのドリブルの仕掛けが全然ない
バルサではシャビもボールをさばくだけではなく
仕掛けていき、そのためにDFは彼に付かざるをえなくなり
その結果スペースが空くことになるのだが
日本はパスサッカーばかり、しかも各駅停車の

アジリティーはあっても絶えず零からスタートを繰り返しているようで
バトンタッチしているような、後ろからのスピードを保ったまま
攻撃する事はない
ブラジルは後ろからのスピードを殺すことなく
本当に流れるような攻めとなるのに
日本は、ブチブチ断線しているような、、

またまた中田英寿の話になるが
良い悪いは別として、
そして持ちすぎかもしれなかったが(キープ力があるともいう?)
抜き去るドリブルではなく
前に確率良くボールを運ぶドリブルをしていた
それがために組織全体がダイナミックの連動するシーンが
見られたが、今のチームは足を止めてパス
前線は細かく動いて、しかしボールをもらえるのはゴールから遠いところ

選手の選択は、いい選手かどうか?
というよりも結局は監督の好みに左右される
(もちろん監督はいい選手だと思っているのだろうが)
個人攻撃で悪いけど大久保選手、どうなんだろう
前半のファールもちょっとピントが外れているようだったし
トラップもパスも雑なところが見られた
(俊敏なことは認めるけど)

選手交代、中村憲剛に代わって平山
中村は前に前にとパスもドリブルも取り組んでいたので
なんで?
変わるのはまずは大久保じゃないのか?
と思ったのも事実
(岡田監督には岡田監督の事情があったのでしょうが)

それにしても、選択肢はもう少なくなってきているし
時間もない
強くなるためには(代表が)熟成しかない!
というのはなんだか不安

代表チームなんて、どこの国も数日前に集まって
ちょこっとあわせても、ちゃんとできてしまうくらいの
共通認識とレベルをもたなきゃいけないのに
守るべきはチームコンセプトの一点張り

はたしてそれで、しんどい試合に
勝ち抜けるチームが出来るのかな?

メンタリティーとしてはプロ野球のWBCの時の様に
一人ひとりが確立した職人ぽい存在で
自分のいいところを発揮して
それでチームのためになる
となった方が、皆で同じことを真面目にやりましょう
等というチームより強そうな気がしてならない
(もっともそんなチームはまとめるのは大変かもしれないが)

岡田監督、結局(たぶん)
大久保と内田、中村俊を使い続けるだろうな
はたしてそれがどうだか、、、




コメント
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