福島第一原発の汚染対策に関する提案が募集されている。
国際公募だが、少々分かりにくいので以下に要領をつけておく。
東京電力は地下水モデルを公表している。
応募されるのなら参考にして欲しい。
この種のモデルは、ある程度現実を再現していると思われるが、本当か?と問われるといささ心もとない。
というのは、モデルは基本的に保存則に基づいているからだ。
建屋には1日400トンの地下水が流入し、これに冷却水が400トン加わると言われている。
400トンは浄化して再冷却に使い、残り400トンを回収してタンクに貯蔵している。
問題は、地下水が600トン流入して200トンが他にもれているのかも知れず、増えている量400トンだけで議論することは正しくないかも知れないことだ。
それだけ地下水の流れは複雑なのかもしれない。
炉心の状態も良く分からないのだから、水収支だけから推定するモデルにも限界がある。
困ったことだな、と思う。
公募の締め切りは10月23日で、11月中ごろに汚染水処理対策委員会に報告するらしい。
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募集要領
http://irid.or.jp/cw/?page_id=30&lang=ja
◾技術提案・助言についての情報を提供いただける方は、募集要領を御覧の上、所定の様式により御提出いただけますようお願いします。募集要領 <PDFをダウンロード>
(別添)特に技術提案・助言をお願いしたい事項 <PDFをダウンロード>
◾応募様式
◾様式1:御連絡先(一般公開されないもの)
<PDFをダウンロード> <WORDをダウンロード>
◾様式2:御提案書(汚染水処理対策委員会に報告され、一般公開されるもの)
<PDFをダウンロード> <WORDをダウンロード>
◾補足説明 (様式自由、一般公開されないもの)
◾10月23日(水)までに提供いただいた情報は、外部専門家の参加を得たIRIDの検討チームにより分類・整理を行った上で、11月中旬頃に開催予定の「汚染水処理対策委員会」に報告・公表される予定です。
◾お問い合わせ先
技術研究組合国際廃炉研究開発機構 (IRID)
汚染水技術調査チーム
E-mail: cw03@irid.or.jp
◾ご提出先
技術研究組合国際廃炉研究開発機構 (IRID)
汚染水技術調査チーム
E-mail: cw@irid.or.jp
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