ジェラルド・カーティス
この人についてはいろいろ批判があるのだけれども、6月7日の時事放談で面白いことを言っていた。
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自民党が、集団的自衛権は憲法違反だという憲法学者を召致するのは何を考えているんだと思った。
それと同時に今の日本の安全保障のために何が必要かという意見がほとんどない。
野党は安全保障の話をしない。
政府側は、アメリカで伝えた印象と日本の国民に伝えた印象が全く違う、とも指摘した。
もうちょっと日本の国民に世の中大きく変わってきて、このくらいのことをしないといけない、などと説明すべきではないかと言った。
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一体、何を言いたいのだろうか。
彼の日本語の不十分さもあるのだろう。
ただ以下のようなことを言った記憶がある。
安倍さんが米国で行った演説では、もし米国が攻撃されたら日本は助けに行くから日本が攻撃されたら助けてね、と米国国民は理解した。
でも、日本国民には、専守防衛だと言っている。
この辺が矛盾だ。
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さて我々は、現在から未来にかけて、どこまで米国と付き合い、どうやって中国とうまくやるのだろうか。
安倍さんの二枚舌政治が、どこまで信頼を得ることが出来るのだろうか。
そう言えば、昔、「Trust me」と言って撃沈した総理がいた。
同じことにならねば良いが。
政治は駆け引きなのだろうが、カードでは手札の少ないほうが負ける。
安倍さんは、何枚カードを用意したのだろうか。
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