先日、久しぶりに京都大学理学部へ行った。ある先生との面談だったが、時間があったので「まつお」に皿うどんを食べに行った。私の大学入学が1970年で、まつおは、確か1972年頃の開店だったと思う。下宿からすぐに近くだったので、特に印象深く覚えている。当時、皿うどんが300円だった。生協のとんかつ定食が60円、「ますたに」のラーメンライスが80円だった時代にである。最初はずいぶん高いなと思って、店内に入るのを躊躇していた。そのうちに通うようになり、やがて常連となった。初代店主は年配のおじさんで、結構うまかった。皿うどんとちゃんぽんしかない。今は3代目なのだろうか。初代から2代目、3代目と店構えは同じだが、それぞれに味は引き継いでいないようである。昔うまかった北白川の料理店のほとんどが消え去ったり、代替わりしたりして、寂しい限りである。時代と言えばそれまでだが、まつおやますたには、ぜひ続けて欲しいものである。ついでに、味もそこそこにお願いしたい。そのあとで「進々堂」へも行ったが、入店時に支払いを要求されたのには驚いた。店内の内装はそのままだが、気質やサービスは大きく変わったのだろうか。これも時代の変化だと思ってあきらめましょう。いくつかの古い店が、まだそのまま残っていると言うことだけに感謝して。
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