DALAI_KUMA

いかに楽しく人生を過ごすか、これが生きるうえで、もっとも大切なことです。ただし、人に迷惑をかけないこと。

湖の鎮魂歌(5)

2013-06-13 15:38:56 | ButsuButsu


私は、湖に沈んだものを回収することを、必然的に学んできた。

調査用の機器やブイが、沈んだりするのである。

時には、自律型水中ロボットが浮上しないこともあった。

その都度、自分たちで工夫して揚げてきた。

ただ、すべて目的物が見つかるということが前提となる。

広い湖で、小さなものをピンポイントで探し出すことは、とても難しい。

そこで特殊な装置を使う。

まず、サイドスキャンソナー(SSS)という機器だ。

今世界で一番性能が良いのは、Kline社製のものらしい。

図に示したのは、びわ湖の最深部近くを2011年に測定した結果だ。

前方に崖らしいものが見える。

10メートルくらいはあるのだろうか。

最深部が落ち込んでいるのがわかる。

この機器だと、30センチメートルくらいのものは判別できるらしい。

車くらいは平気だ。

白っぽいところは泡が出ているところである。

「この機器を使おう」

Hにそう伝えた。

こうしてSSSを用いて大まかに場所を特定する。

その後、水中ロボット(ROV)で探索し。ターゲットの確認と沈没状況を映像に収める。



これで完璧、、、の筈だ。

さっそく提案書を英語で作成しモンゴルへ送った。


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