モンゴルの夜空は美しい。
ゲルキャンプの背景に浮かぶ星々を眺める。
幻想的な輝きは、まるでおとぎ話の国に来たようである。
7月19日(金) 快晴
今日は最後の調査日である。
チャールズとナンシーも参加して、湖心から島へ向かった。
フブスグル湖最大の島には、誰も住んでいない。
繁殖期になるとヘラジカ(アルク)が、湖面を泳いで渡ってくるという。
記念に3人の研究者の写真を撮った。
チャーリーは、ショーン・コネリー張りの渋みを出していた。
リチャードは、カリブの海賊だな。
かく言う私は、まるでロビンソン・クルーソーだ。
遺影にしてもよいかもしれない。
昨日計った水温分布を見てみる。
細かく見ると、水の層が見えてくる。
こんな構造は、1996年当時の計測ではなかった。
湖の上下混合が低下している証拠だろう。
詳細に調べる必要がある。
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