新幹線の中で、たった一つしかない席をご存知だろうか。
11号車11番C 席である。
最後尾の席でもないのに、後ろに座席のないユニークな席である。
私はこの席が気に入っており、空いていれば予約するようにしている。
特に夜遅く帰るときは、後ろの座席を気にすることなくリクライニングを倒せるので、爆睡するのに向いている。
新幹線「のぞみ」の数ある席の中で一番早く予約で埋まるのは、最後尾列の窓際AとEだ。
確認してみたらよいが、ほとんどの車両でこれらの席が予約済であることが多い。
また、昼間の席で早く埋まるのは、各車両のE席である。
理由はそう、富士山が見えるからである。
もちろん天候にもよるが、富士山が垣間見えるとなんだかその日はやる気が出てくる。
それ以外に、窓際の席では100Vの電源が取れることも要因のひとつだろう。
最近、京都-東京間を頻繁に往復するようになってから、何気なくこんなことを観察している。
新幹線は、台湾にも輸出されている。
台北と高雄を結ぶ、台湾高速鉄道だ。
数年前にIWAのワークショップに招聘されたときに一度だけ乗車した。
日本の新幹線と同じだが、なんだか御伽噺の国の電車のような気がするのはなぜだろうか。
なんだかシンプルな感じだ。
2014年には、湖北省武漢市と広東省広州市を結ぶ武広旅客専用線(中国版新幹線)に乗った。
これは2009年に開通し、最高速度 350 km/hで走行するCRH2型車両を利用している。
私の乗車区間は、武漢から荊州の間だ。
2011年の事故のことも少し気になったが、全体的には快適だった。
中国は自国製と言っているが、実際には日本の新幹線がベースとなっている。
わが国の新幹線は、10倍以上の安全率を基に運行されている。
1964年の開業以来、50年以上も無事故で走り続けていることに深い感銘を受ける。
すごい。
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