DALAI_KUMA

いかに楽しく人生を過ごすか、これが生きるうえで、もっとも大切なことです。ただし、人に迷惑をかけないこと。

身代わりの理論

2013-04-08 16:15:45 | ButsuButsu


スピッツのコンサートに10万人を超える人が来て、私の講演会に100人足らずの人しか集まらないのはなぜだろうか。

しかも、スピッツは有料で、私のほうは無料だというのに。

ずっとこのことを不思議に思っていた。

お金の問題ではないのだろう。

あるとき気が付いたことがある。

そうだ、身代わりなのだ。

人は自分にできないことを、誰かに求める。

誰かが自分の代わりに相手を打ち負かしてくれるのなら、その人のためにいくばくかのお金を払う。

きっとそうなのだ。

スピッツは、ファンに音楽という熱狂を与える。

その対価として、お客は入場料を払うしCDを買う。

スポーツでもそうだ。

走りの遅い人は、走りの早い人を応援する。

野球の強打者は、ここぞと思う時に登場して、ファンの心を魅了する。

宗教でも、犠牲は多くの信者を獲得してきた。

与える人と、与えられる人。

両者が共鳴すれば、時として巨大なアイドルが誕生する。

一般に得難い身代わりであればあるほど、この共鳴の度合いは大きくなる。

これを逆手に取れば、より多くのお客さんを呼ぶことができるのだろうか。

ひとつ問題がある。

それは身代わりをする人の素材なり能力の問題だ。

60過ぎのおじさんでは無理なのだろうな。

私に唯一できることは、多くの人の代わりに琵琶湖を見守ることだけだ。

くじけずに頑張ろう。


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