DALAI_KUMA

いかに楽しく人生を過ごすか、これが生きるうえで、もっとも大切なことです。ただし、人に迷惑をかけないこと。

チベット紀行-1

2013-03-12 15:44:05 | 物語
この話は、今から12年前に遡る。

2001年4月30日、私たちは中国雲南省にいた。

メンバーは、日本から藤村と私、モンゴルからハドバータル、そして雲南大学の李の4名だった。

すでに地理47巻(2002年)に論文を記載しているが、ここでは私の野帳を中心に記述したいと思う。

何かの参考になれば幸いである。

7時30分、昆明から麗江へ飛行機で移動する。

8時30分、麗江着

ここは世界遺産に登録された美しい街だ。

標高2400mの市内には水路が縦横に走り、5596mの玉龍雪山の麓から流れてきた冷たい清流が足元を涼やかにする。

雲南省に来たら一度は訪れてみたい場所である。

ここは少数民族であるナシ族の街で、独特の象形文字を用いている。

10時00分、麗江を車で出発する。



12時20分、途中のスタンドで給油を行う。

無鉛ガソリン 1リットル3.1元
柴油(ディーゼル油) 1リットル2.96元
無鉛上ガソリン 1リットル3.4元

14時15分 昼食

鯽魚(チーイエ:鯉)と銀魚(シラウオ)を食べる。

19時15分、今日の目的地である濾沽湖(ルグフ)にやっと到着する。

四川省と雲南省の省境に位置するこの湖は、めったに日本人が訪れない秘境である。

少数民族である摩梭族(モソゾク)が住んでいる。

この民族は、中国でも珍しい母系社会を今でも保持している。

一家で一番偉いのはおばあさんで、男は通婚をする。

さっそく大きな民家風の宿に入る。

私は2回目の訪問だった。

食事の後に、村人が観光客のために催すダンスを見に行った。

すべて女性が取り仕切っており、男は尻にしかれている。

平和な村だ。

雲南省の省都、昆明から一日がかりの旅で疲れ切った私たちは、その夜は早々に就寝した。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« クルーレス・ソーラーボート大会 | トップ | 3月12日(火)のつぶやき »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

物語」カテゴリの最新記事