よくわからない話である。
独立行政法人国際観光振興機構という日本の公的組織が発行しているYour Guide to Japanという外国人向けの英文ガイドブックがある。
この中にLake Biwaという言葉はない。
Shigaという語は、2件だけだ。
日本の著名な博物館の中に列挙してあるのは、Miho museumだけで琵琶湖博物館の記載はない。
私はこのことを、県庁職員であったころ(2012年以前)からあちこちで指摘しているが、修正された形跡はない。
最近、某大臣が学芸員の批判をして袋叩きになった。
私は彼に同調するものではないが、学芸員も、もう少しまじめに広報に取り組んだ方が良いのではないだろうか。
一体、何のために観光課や広報課があり、何のためにビジターズビューローがあるのだろうか。
世界にどのくらい日本に関するガイドブックが存在するのかは知らないが、どれも似たり寄ったりで滋賀県や琵琶湖の記載はほとんどないのだろう。
情報がなければ知りようもないし、来訪者も少ないのは当然のことだろう。
世界にアンテナをめぐらし、適切な情報を収集・提供するように努めるのはそんなにお金のかかることではない。
建前ばかりで現実を直視しなければ、いつまでたっても木阿弥さんでしかない。
基本に忠実に、できることをきちんとやりぬくことが、はでなパーフォーマンスより大切だと思うのだが、いかに。