びわ湖トラストでは、4月21日に、車イスの人たちを琵琶湖へ招待することにした。
これまでの湖上クルージングは、親子を主として来たが、今回は初めて車イスの人を対象とした。
それには思いがある。
ハンディキャップがある人は、なかなか琵琶湖と触れ合うチャンスがない。
そういうチャンスを作らない限り、湖上へ出かけることはできない。
私が5年前に事故をしたときに、しばらくの間、車イスに乗った。
その時に知ったことがある。
健常者が、身体障害者と付き合う時に、2種類あることだ。
上から目線と、同じ目線だ。
上から目線の人は、かわいそうに、という言葉をよく使う。
でも、ハンディキャップのある人は、案外にそれを嫌がる。
普通に接してほしいのだ。
普通の人間として、普通に付き合うこと。
一番大切なことは、相手がしてほしいことをしてあげることで、できるだけそれを察してあげることだ。
だから、今回は、車いすの人にチャンスを作る。
行きたくても行けない琵琶湖へ出かけるチャンスを。
そうすれば、身近に自然と触れることができる。
当日は、良い天気であることを祈っている。