グランマのまなこ

デジカメ片手に、あれこれ
綴っています

四月の茶

2008-04-15 16:43:38 | 茶道
四月の稽古場
あちらこちらの花便りを聞く楽しい季節となりました
茶室も暖かくなる陽気にあわせ炉の火を少なくしわずか
の熱気で湯の滾る裏甲釜や透き木釜、小ぶりの釣り釜が
使われます。釣り釜に合わせて旅箪笥等の棚が取り合わ
されます。また春の水を豊かに見せて盆蓋を被せた大壷
の水指なども用いて稽古をいたします

旅タンスの取り合わせ



  
 
床  春に入り千林処々花
    三玄院 寛州和尚
花入  細首 釉裏紅 
花   曙椿とヤマブキ  

  
 
釣り釜の炭手前
釜をはずす時炉縁をいためない
ように、かけてある鎖目を2つ
上にあげる。釜を所定の場所に
おいてから、もう2目上にずらす
すべて道具を傷つけず炭をいれ
やすいようにする動作です

  
 
炭が綺麗に入りました
この季節濡灰は忽ち乾いてしま
いました

  
 
香をたきます
練り香  梅が香
たちまち部屋は春の香に

  
 
釣釜 高橋敬典作
炭がよくとぼりお湯が沸いて
きました。 共蓋のこの釜は
ツマミの扱いも有ります

  
 
棚 四方棚
  桐木地角丸(4代江岑好み)
水指 膳所焼
熱々の濃茶を美味しく戴きました