さて、Bスポット治療を受けてきました。
Bスポット治療とは、収斂作用と消炎作用をもつ塩化亜鉛を、1%に希釈し、上咽頭に直接塗布する治療法です。東京医科歯科大学耳鼻咽喉科の故堀口教授が提唱し、かつては随分話題になった治療法とのことです。万病に効くという宣伝のためか、また診察報酬点数が低いせいかはわかりませんが、今はすたれて、ほとんど行われていないそうです。しかしながら、上咽頭炎への効果は非常に高いと言われています。
私が行ったのは、『病気が治る鼻うがい健康法』に掲載されている病院ですが、最も近い病院にも関わらず、行くのに1時間もかかりました。ちなみに、この本で紹介されている病院は日本全国で18箇所。たった18箇所。もっとも、角川が電話をかけて「Bスポット治療やってますか?」と確認して回ったというのがソースらしいので、漏れているケースもあります。実際、私もネットサーフィンをしていて偶然1箇所見つけました。
待つこと1時間。
鼻からの塗布と口からの塗布とで計2回の塩化亜鉛(クローチンク)塗布は、あっという間に終わりました。炎症が強ければ強いほど痛いという噂でしたが、私の場合、1%ではなく0.5%のものを塗布されたためか、想像よりは痛くありませんでした、
ただ、治療を終えてから、じわじわと痛みが襲ってきました。帰宅までの1時間、鼻水が止まらず困りました。また、夜になると眠くてたまりませんでした。正直、治療が効いているという実感があまり持てず、少しだけがっかりしてその日は寝ました。
が、翌日起きてからびっくりしました。明らかにだるさや熱っぽさ、のどの痛み、鼻水が軽くなっているのです。今ま服用してきたどの薬よりも効いています。一日目よりは二日目、二日目よりは三日目…と、だんだんと回復していっているのを実感しています。
すごいぞBスポット治療!
今まで効果的な治療法がないと思い、ずいぶん辛い思いをしましたので、精神的に救われました!
しかし、懸念点もあります。私を診察してくださった女医さんは、おそらく65歳を超えています。女医さんいわく、「堀口先生の教え子だけがこの治療を行っている」とのことでした。実際は『病気が治る鼻うがい健康法』の堀田先生のように、Bスポット治療の良さを再発見され、治療に用いている先生もいらっしゃいますが、まだわずかです。だとすると、治療者の大多数を占める堀口先生の直弟子は、既に高齢となっていることから、この治療法の存続は危ういのではないか…と思うのです。
抗生剤や抗炎症剤、咳止め、痰切りをよくする薬、胃薬…1度の治療で処方される薬は、4~5種。これらよりもよっぽど効果的で、体への悪影響が少ないと思われるBスポット治療が、もっともっと一般的になればいいのに!と、願わずにはいられません。そうすれば、無駄な医療費の圧縮、薬の製造過程で消費されるエネルギーの減少にもつながるのではないかしら。もちろん、その分医師のスキルは要求されると思いますが。
****関連記事****************
上咽頭炎(2011.05.09)
上咽頭炎-Bスポット治療(2011.05.10)※コメント欄に治療院情報を掲載
妊婦なのにBスポット治療(2011.06.24)
Bスポット治療―初診時の注意点(2011.12.21)
久しぶりにBスポット治療(2012.4.4)
上咽頭炎悪化(2012.11.27)
悪化の後始末―上咽頭炎(2012.12.2)
Bスポット―治療の経過(2012.12.9)
Bスポット―治療の経過8回目(2012.12.14)
****参考書籍****************
Bスポット治療とは、収斂作用と消炎作用をもつ塩化亜鉛を、1%に希釈し、上咽頭に直接塗布する治療法です。東京医科歯科大学耳鼻咽喉科の故堀口教授が提唱し、かつては随分話題になった治療法とのことです。万病に効くという宣伝のためか、また診察報酬点数が低いせいかはわかりませんが、今はすたれて、ほとんど行われていないそうです。しかしながら、上咽頭炎への効果は非常に高いと言われています。
私が行ったのは、『病気が治る鼻うがい健康法』に掲載されている病院ですが、最も近い病院にも関わらず、行くのに1時間もかかりました。ちなみに、この本で紹介されている病院は日本全国で18箇所。たった18箇所。もっとも、角川が電話をかけて「Bスポット治療やってますか?」と確認して回ったというのがソースらしいので、漏れているケースもあります。実際、私もネットサーフィンをしていて偶然1箇所見つけました。
待つこと1時間。
鼻からの塗布と口からの塗布とで計2回の塩化亜鉛(クローチンク)塗布は、あっという間に終わりました。炎症が強ければ強いほど痛いという噂でしたが、私の場合、1%ではなく0.5%のものを塗布されたためか、想像よりは痛くありませんでした、
ただ、治療を終えてから、じわじわと痛みが襲ってきました。帰宅までの1時間、鼻水が止まらず困りました。また、夜になると眠くてたまりませんでした。正直、治療が効いているという実感があまり持てず、少しだけがっかりしてその日は寝ました。
が、翌日起きてからびっくりしました。明らかにだるさや熱っぽさ、のどの痛み、鼻水が軽くなっているのです。今ま服用してきたどの薬よりも効いています。一日目よりは二日目、二日目よりは三日目…と、だんだんと回復していっているのを実感しています。
すごいぞBスポット治療!
今まで効果的な治療法がないと思い、ずいぶん辛い思いをしましたので、精神的に救われました!
しかし、懸念点もあります。私を診察してくださった女医さんは、おそらく65歳を超えています。女医さんいわく、「堀口先生の教え子だけがこの治療を行っている」とのことでした。実際は『病気が治る鼻うがい健康法』の堀田先生のように、Bスポット治療の良さを再発見され、治療に用いている先生もいらっしゃいますが、まだわずかです。だとすると、治療者の大多数を占める堀口先生の直弟子は、既に高齢となっていることから、この治療法の存続は危ういのではないか…と思うのです。
抗生剤や抗炎症剤、咳止め、痰切りをよくする薬、胃薬…1度の治療で処方される薬は、4~5種。これらよりもよっぽど効果的で、体への悪影響が少ないと思われるBスポット治療が、もっともっと一般的になればいいのに!と、願わずにはいられません。そうすれば、無駄な医療費の圧縮、薬の製造過程で消費されるエネルギーの減少にもつながるのではないかしら。もちろん、その分医師のスキルは要求されると思いますが。
****関連記事****************
上咽頭炎(2011.05.09)
上咽頭炎-Bスポット治療(2011.05.10)※コメント欄に治療院情報を掲載
妊婦なのにBスポット治療(2011.06.24)
Bスポット治療―初診時の注意点(2011.12.21)
久しぶりにBスポット治療(2012.4.4)
上咽頭炎悪化(2012.11.27)
悪化の後始末―上咽頭炎(2012.12.2)
Bスポット―治療の経過(2012.12.9)
Bスポット―治療の経過8回目(2012.12.14)
****参考書籍****************
よくわかる最新療法 病気が治る鼻うがい健康法 体の不調は慢性上咽頭炎がつくる | |
堀田 修 | |
角川マーケティング(角川グループパブリッシング) |
もう、耳鼻科では限界かと思いながらも、こちらのブログを拝見しました。
とても、のどが痛いので、上咽頭炎ではないかと思うようになりました。
東京では、どちらの病院なのでしょうか?
本を購入した方が早いでしょうか?
初めての投稿にも関わらず、質問ばかりですみません。
医院の詳細を伺いたいです!
どうぞよろしくお願い致します!
memiさん、ricoさん、東京でよろしいでしょうか?私が通っているところは2軒あります。
(1)板橋区の岩淵診療所
先生は2人いらっしゃいます。耳鼻科と内科です。どちらの先生も、Bスポットをできます。丁寧に診察するためか、待ち時間が長いです。
ただ、先生は不在にされることが多いので、毎回事前に診察時間を確認した方がよいです。受付の方も親切ですよ。
(2)文京区湯島の渡辺耳鼻咽喉科医院
待ち時間はかなり少ないです。対応はかなりドライですので、時間がないときにはおススメです。
ちなみに、本は出版社の方が片っ端から病院に電話をかけて調べたようなので、モレがあるかもしれませんね。(2)の病院は、本には載っていません。上咽頭の痛み、頭痛、肩こりにはかなり効きましたよ。
usakoさん
よかったですね~。痛いのが玉にキズですが、とてもよい治療ですよね!
キーワードを知ることができましたので、感謝の気持ちを書き込ませて頂きます。
私も慢性の鼻炎持ちで、耳鼻咽喉科に通って一応改善はしたものの、鼻の奥の方の
ムズムズ感がいつまでたってもとれず困っていたんです。
「Bスポット ○○市(私の在住する市)」で検索したところ、市内でたった1軒、
この治療を行ってくれる医院が見つかりました。
早速門を叩いたところ、3代・80年以上も続くという歴史ある医院で、祖父や父から
受け継いだ古典的な治療法と大学病院で携わった先進的な治療法を組み合わせて
最適な治療を行うという方針の先生でした。
ファイバースコープで鼻の奥の方(鼻と喉の間)を初めて見て頂いたところ、
私の予想通り炎症(いわゆる上咽頭炎、あるいは鼻咽腔炎)が見つかりました。
先生は「Bスポットねぇ~、まぁレトロな治療法をご希望で」とニヤニヤしながら
おっしゃっていましたが(笑)、効果はバッチリでした!
今までは気温が変わったりお酒を飲んだりするとすぐくしゃみが出て、その後鼻水
がズルズルと出てきて喉にも流れていたのが、ピタリと止まったんです。
薬を飲んでも治らないなんて、上咽頭の炎症は厄介ですね。またこの部分の炎症に
着目する耳鼻科医があまりいないためこの病気は見過ごされがちで、ひどい場合
だと「気のせいでは」と言われて安定剤を出される、なんてこともあるそうです。
私の場合、これは絶対に心因性ではないという自信はありました。そんな病気を
引き起こすほどのストレスに思い当たるふしが全くないので。
しつこい鼻炎でどこの耳鼻咽喉科に行っても治らないとお悩みの方は、この
『Bスポット療法』を一度試してみられる価値ありですね!
Bスポットを受けることができたようで、よかったです。施術してくれる病院が少ないなか、お近くにあったようでラッキーでしたね。
ところで、同じように悩んでいるかたのために、もしよかったら、病院名などを公表していただけませんか?病院の情報が少なくて、Bスポットを受けたくても受けられない患者さんがいます。
ご一考下されば、幸いです。
お大事になさってくださいね。
と念入りに塗ってくださったので、1回目よりはしみましたが、数時間経ちうがいや飲食をしているうちに引いてきました。
効き目に興奮して「バッチリでした!」なんて書いてしまったものですから、もしかしたら医院の関係者と誤解されるかも
と思い医療機関名は伏せたのですが、ご希望でしたら書かせて頂きます( ※ 本当に回し者ではありませんので、念のため)。
私がお世話になっているのは、大阪府堺市の『磯野医院』さん(ウェブサイト上での名称は『磯野耳鼻咽喉科』)です。
http://www.isonojibika.com/
他大阪府下ですと、usako さんの通われている田中耳鼻咽喉科(大阪市福島区)
http://www.tanaka-jibika.jp/
にしだ耳鼻咽喉科(豊中市)
http://www.nishiday.com/
にしむら耳鼻咽喉科(八尾市)
http://www.nishimura-orl.com/
が検索でヒットしましたので、ご参考までに。
ちなみに2回目のお会計はなんと440円。儲けにならないのが、すたれつつある理由の一つと聞くのも納得です。そんな処置を
「レトロな治療法だし、効くかどうかねぇ…」とおっしゃいながらも、今も続けていてくださる先生に感謝します。
しかしながら、上咽頭炎において一番の問題は『この病気を見抜ける耳鼻科医が少ない』ということでしょうね。
私も鼻炎歴が長いのでこれまでいろいろな耳鼻科に通ったのですが、上に書いた気温の変化などで症状が出る旨を伝えても
「アレルギー性鼻炎でそうなることもある」と言われて、対症療法の薬(市販薬と同じ、鼻水を止めるだけの薬)を出されて
終わり、ということが何度もありました。
結局自分でネットでさんざん調べてみて、どうやら自律神経と関係があるらしいとわかり、そこからやっと『上咽頭炎』、
そして『Bスポット』というキーワードにたどり着いたわけです。
たとえこの療法ができなくても上咽頭炎に詳しい耳鼻科医がもっと増えてくださることを、心から願っております。
治療結果及び病院情報を追記いただき、ありがとうございます。とっても助かります。上咽頭炎に詳しい医師が増えてほしいとのコメント、同感です。理解ある医師にめぐり合うまでに、何年かかったことか。ひどい時には「過敏症」「精神的なもの」とまで言われますから。
今のところ効くのはこの治療しかありません。なので、一人でも多くの人がこの治療を受けて改善し、口コミやネットで広がり、医師にまで届けばいいと思います。私は敢えて、新しい医師にかかるときは「塩化亜鉛を塗ってもらうとすぐに治るんですけどね」と言ったりします。Bスポットをできる医師の老齢化も心配です…。
近くの耳鼻科の先生から、なぜBスポット治療をやめたか
話を聞けました。
効果が大きいけれど、丁寧な事前説明が必要で、説明をすると結局遠慮してしまう患者が多いからだそうです。
医師も訴えられる時代だし、治療行為のリスクは説明はしないといけないから、取り扱わなくなったとのことでした。
コメント、ありがとうございます。
そうですか・・・医者の理解だけではなく、患者の理解も必要とのことですね。わかるような気がします。私も先生から「中には怒り出す患者さんもいる」と聞いたことがあります。
効果を知ってても、受けるのをためらうほどの痛さですから・・・(正に今、ためらい中)