旦那さんの出発

今日、旦那さんが発ちました。


ここ2週間、あまりにも忙しく、やることが多く、夫婦二人でへとへとでした。けれえど過ぎてみればあっという間。夜になって、娘を寝かしつけた寝室で一人、予想以上に寂しく、心もとなく、こたえています。遠く離れみて初めて、どんなに頼っていたのか気づきました。旦那さんは毎晩お家に帰ってきて、週末は一緒に過ごす。その時間が随分と私の支えになっていました。旦那さんの手の温かさを、なぜか思い出し、恋しく思います。


今、旦那さんは機中の人です。


どうか、どうか、また家族一緒に暮らすまで、元気でいてね。彼の国が、あなたに優しくありますように。

ダウン

旦那さんの出発を目前に控えた今日は、家族水入らずで過ごす最後の日でした。


そばにいて、沢山お話ししよう！と、楽しみにしておりましたが、こんなときに限って、娘の機嫌も寝付きも悪く、ぐずぐずぐずぐず…。肝心の旦那さんは、旅じたく＆連夜の送別会で夫はダウン。かく言う私も、夫のお世話と育児と旅の準備でダウン。


寂しー。


でも最後まで、少しでも旦那さんをいい形で送り出せるように頑張ろう。

初めての長時間外出

娘を実家に預けて、終日お出かけしました。
8:30～17:15まで。


娘はその間、ミルクを飲まず、大いに泣き、1時間と20分の昼寝をし、母と周りの人たちを大いに手こずらせたようです。私が急いで帰宅すると、ベランダにて母に抱かれ、私の帰りを待っていました。ぼうっと外を眺める娘を見て、思わず大きな声で、


「テンさーん」


と、名前を呼びました。娘が気づくまで何度も。私を見るなり、泣きだす娘。朝から晩までミルクを飲まなかった娘のお腹は、ぺったんこでした。一心不乱におっぱいを吸う娘。おっぱいに添えられた手が小さく、温かかった。


生まれたときは、「大変なことになった…」とうろたえた私。愛情を持てないんじゃないかと悩んだ新生児期。とにかく疲れて、へとへとで、優しくなれなかった3-4ヶ月。でも今は、娘が可愛くて可愛くてたまりません。


この子に何かあったらどうしよう。
どうか悲しい目にあいませんように。
どうか怖い思いをしませんように。
どうか、どうか、愛されていることを忘れませんように。
どうか、どうか、幸せでありますように。


毎日そんなことを思って暮らしています。一体今まで、これほどまでに求められたことがあったでしょうか。私がいないと泣く、私に抱っこされたくて泣く、甘えたくてすり寄ってくる、一緒にいてやるだけで喜ぶ。


この子が私を必要としなくなり、一人で生きていけるようにすることが、私の大切な役目だということを、どうか、どうか、見失いませんように。

準備、着々と

旦那さんは、本日も送別会。


海外転勤の辞令が出てから約3週間。現地での運転許可書を得る準備、健康診断、現地銀行口座の開設、航空便・船便・トランクルーム用に仕分けする荷物…。海外赴任の準備は、私たちの想像をはるかに超えて煩雑です。


急な事例にも関わらず、旦那さんは平日は深夜まで送別会という名の接待。準備ができるのは休日のみ。それでも今週末の出発に向けて、旦那さん分の準備はほぼ完了しています。


さすが。
私だったらこうはいかないなー。しばらく日本に残る自分のことが、少し心配…。

夢物語

共著で本を出そうよ！


と、数年前に言われました。
すっかり忘れていたのですが、


そろそ実現したいね～


と、先日言われました。
文章を書くのが好きな私には、夢のような話です。
結婚してから書く頻度が減り、妊娠してからは益々減り、出産してからはほとんど書かない…という状態になりました。


まだまだ夢物語。さて、どうなることやら。

今日という日が明日もくると思うな

夫が海外転勤となりました。


あまりに急な事例で、ロンドンという恵まれた赴任先にも関わらず、準備に追われています。会社の保護の下で外国に住める…素敵なお話です。しかし…


英語が話せない私に、娘に満足いく医療を受けさせてあげられるのか（予防接種、検診等）、十分な教育をさせてあげられるのか、友達を作ってあげられるのか、わかりません。また、家族のために食事と住環境をどこまで整えてあげられるのか、わかりません。食品表示も英語、合成界面活性剤の表示も英語…。


毎日があまりにも穏やかで、娘のお世話をして、成長を喜んで、夫のお世話をして、成長を報告して、休日には家族でちょっとしたお出かけをして…そんな毎日があまりにも幸せで、ずーっと続くと思っていました。今日という日が当然のように明日もくるのだと。


それも突然の辞令でお終い。
家族三人で、新天地に移ります。


両親には、今までのように頻繁に会うことはできなくなるでしょう。もしかしたら、一生会えなくなる可能性もあります。そう思うと、今見ている景色も、腕に抱いている我が子も、隣にいる夫も、ずーっとそばにある（いる）という保証はなく、今この時、この生でしかできない経験をしているのだと、しみじみ思います。


ベランダから見る夕日が、とても美しく思える今日この頃です。