青い星に住む私

30半ばで娘を出産し、まさかの海外移住。
持病の上咽頭炎とつきあいつつ、ストレスフリーな毎日を目指す私的日記。

不信任案

2011-06-02 20:59:13 | OPINION
不信任案の提出。


管総理大臣のリーダーシップの欠如が叫ばれて久しい。
小泉元総理以来、日本中でリーダーシップの欠如を批判しあい、就任と退陣を繰り返している。


私は問いたい。


では、誰ならいいの?


谷垣自民党総裁は、不信任案を突き付けていながら、次期総理になった際の「明確な展望はない」と言った。本気ですか?
陰で動いたと言われる森元総理は、確か失言が続いて退陣したような。
「引き出すことを引き出せたからいいだろう」と言った小沢元代。震災対応に焦点をあて総理交代を狙っていたのなら、そんな発言はでないはず。一体何がしたいのか。


リーダーシップの欠如を批判している政治家に、フォロワーシップの猛烈な欠如を感じてならない。


結婚すると男は病弱になる

2011-02-13 21:27:12 | OPINION
連休に、旅行に行ってきました。


帰ってきたとたん、旦那さん発熱。今年2度目の発熱です。1回目は確か年初。実家から帰ってきて、そのまま発熱。このときは、インフルエンザでした。今回は、インフルエンザではなかったものの、やはり38度の高熱でした。本人も自覚しているように、


結婚してから確実に病弱になりました。


本人いわく、風邪をひくなんて以前は2~3年に1度だったそうです。それが、結婚してから既に2回(7ヶ月しか経っていないのに…)。私の母が言うには、


結婚すると男は免疫力が低下して、病弱になる


そうです。母の言うことはいまいち信用できないのですが、私が思うに、旦那さんは結婚するまで一人暮らしだったので、家に居ても看病してくれる人はおらず、心からほっとすることができなかったのではないでしょうか。今は、旅先から帰ってきたら、心からほっとできるでしょう。気持ちが緩むと、蓄積されていた疲労が表に出てきます(=発熱)。でも、大丈夫。自分が寝込んでも、奥さん(つまり私)が掃除も洗濯も食事も作ってくれるので、安心です。反対に奥さん(つまり私)は、旅から帰ってきたらやることがたくさんあるので、ほっとするよりむしろ緊張します。それはまるで、仕事で絶対休めないプロジェクトに入っているかのよう。体力的にはつらいのに、なぜか病気にならないのと同じです。


というようなメカニズムで、結婚すると男の人は病弱になり、女の人は強くなるのではないかしら…と、思ってみました。ちなみに、「結婚すると男は免疫力が低下して、病弱になる」と言ったうちの母は、肺炎になっても入院することなく自力で治し、肋骨を折っても家でキムチをつけ、大掃除をする…というツワモノでした。

新品で本を買うことの意味

2011-02-04 16:11:49 | OPINION
本はできるだけ、古本を買うようにしています。


経済的という理由よりも、資源の無駄遣いをしたくないという理由の方が大きいです。読みたい本が、不必要なものとして十分読める状態で売られているのに、わざわざ買うことはないと思うのです。ところが、最近購入した本『加害者家族』や『宇宙飛行士選抜試験』を読むうちに、


新品で買うべき本があるのではないか


と、思うようになりました。
なぜなら、新品を買うことは、マーケットに対して「この本を評価します」「この本を支持します」「この本をお勧めします」というメッセージを発信することになるからです。新品を買うという行為は、


印税という形で著者を支持するものであり、売上高という形で出版社を支持するものであり(=編集者を支持)、
「ベストセラー」への一票としてマーケットに意思表示をするものである


…と同時に、「このような本を今後も作り続けて下さい」というメッセージの発信でもあるのです。
なので、「良書である」「社会にとって必要である」と感じる本は、新品で買うことを決意しました。

加害者家族 (幻冬舎新書 す 4-2)
鈴木 伸元
幻冬舎



技術の国、日本

2011-01-10 20:12:58 | OPINION
2011年1月10日付の日経新聞11面に、「マグネシウム合金『世界一の強度』開発 電通大、レアアース不要」という記事が掲載されました。


資源は有限、けれどアイディアは無限。
資源に乏しい日本は、その欠点を絶え間ない技術力の向上と不断の努力で補っている。日本は、資源に乏しく、労働人口も乏しい先進国の、次なるステージのモデルケースになるだろうか。


とても楽しみです。

有料自習室を我が地元にも!

2010-10-29 22:08:44 | OPINION
10月28日(木)の日経新聞29面に、『有料自習室、都市部で急増』という記事があります。リーマンショック後、解雇、残業の禁止等でにわかに脚光を浴びた自習室。確かに都心ではその数が増加しているかもしれません。けれど、都市部から外れたところには、全くと言っていいほどありません。学習塾は腐るほどあるのに。


不況だからこそ、自宅で夕食を食べたいもの。そのあとに勉強ができたらどんなにいいだろうか…と思うサラリーマンは、結構いるはず(少なくともここに一人!)。そこで私は声を大にしていいたい。


夜間の学校を、サラリーマンに解放してください


と。どこかの民間企業に委託して、教室の一つか二つを解放してくれないでしょうか。そのお金を、区や市が子供たちの教育制度充実に当ててくれればなおいい…と、思うのですが。


ずぶといあの娘

2010-10-29 14:51:05 | OPINION
「あの娘、ずぶといからね」

と、知人はいいました。
ずぶといといわれたあの娘は、果たしてずぶといのか?確かによく遅刻してきますし、上司とけんかしますし、ミスはあまり認めません。しかし、私からみると、かなり繊細です。


「気の強い女ほど、脆いものよ」


とはよく聞くセリフですが、実際その通り。何を隠そう「気が強い」とよく言われる私ですが、実は人一倍臆病です。正当性を主張して持論を曲げないのは、否定されるのが怖いから。自分の正義を押しつけるのは、世間知らずで多様性を認めることができないから。早口で詰問調になるのは、人と接するのが怖くて、緊張するから。


強いどころか弱いのです。緊張と不安で固くなった心は、ちょっとの衝撃で折れてしまうので、守ることで精一杯です。


あの娘もそうなんじゃないかな。あの娘が会議の後、涙したのを知ってます。自信がないから確証が欲しくて、思わず上司に詰問してしまうのを知っています。会社に来たくなくて(来づらくて)ぐずぐずしてたら遅刻してしまったのを知っています。若くて世間知らずだから、自分の能力を誤って評価してしまうこともあるでしょう。


私から見ると、あの娘はとてもとても弱い。私と一緒です。


一方で、みんなから「弱い」と思われている知人がいます。彼は腰が低く親しみやすい人ですが、朝改暮令はなはだしく、彼の言うことのどれが本当のことなのかわからないくらいです。上司から叱られて丁寧な謝罪はするものの、一向に仕事を進める気配はナシ。そんな彼を見ていると、一見ふにゃふにゃして弱そうだけど、こういうのを「ずぶとい」いうのじゃなかろうか?と思ってます。


あの娘も私もずいぶん難しい生き方を選んだものです。私は、もう少し楽な生き方をしようと思います。

共働き夫婦の家事分担

2010-09-11 16:45:17 | OPINION
別居中の友人のもとに、旦那さんから「荷物を引き払うように」とのメールが届いたそうです。


別居に至った最大の理由は、旦那さんが家事を一切しないこと


のようです。
彼女は、上場企業で総合職として働いています。部下を持ち、男性と遜色なく働く彼女は、旦那さんの朝食のためだけに朝5時に起き、帰宅後に夕食を作り、掃除洗濯を行っています。旦那さんは家事をせず、時々のお手伝いでは彼女に感謝の気持ちを要求するそうです。


実際、「家事分担」は、共働き夫婦にとって大きな問題です。私自身、総合職として働いています。うちの夫婦は、労働時間はほぼ一緒、収入は、旦那さんが私の2倍、家計負担は旦那さんが私の2倍、家事負担私が旦那さんの9倍です。旦那さんは、食後の食器洗いを担当し、時々洗濯の取り込みをしてくれています。しかし、家事とは実に膨大な量があります。世の夫よ。あなたが起きっぱなしにした新聞が、帰宅後もそこにありますか?床に落とした歯磨き粉のシミが、翌日もそこに残っていますか?起きぬけに崩れた布団は、夜もそのままですか?すべてが何事もなかったかのように、片づけられているはずです。それは、奥さんがしているのです。


私には、ほとんど自分の時間がありません。旦那さんがテレビを見ている間、片づけをし、あるいは食事の支度をし。私たち夫婦も、時々ケンカをしますが、それでも私の旦那さんは、世の夫と比較すると、よく手伝ってくれている方だと思います。ずいぶん助かっていますし、感謝しています。しかし、問題は、「手伝い」そのものにあるのです。


「手伝う」という言葉、意識自体が、「家事労働の役割を担っていない」ことを証明しています。


==========
yahoo!大辞泉

[動ワ五(ハ四)]1 他人の仕事を助けて一緒に働く。手助けをする。助力する。「大掃除を―・う」2 ある原因の上にさらにそれも原因の一つとなる。
==========


そう、「手伝う」とは、「自分の仕事」ではなく「他人の仕事」という意識があるのです。一体誰が、掃除も洗濯も料理も、私(=妻)の仕事と決めたのでしょうか?私の仕事は、旦那さんと同じく外にあるのです。家計負担が2:1なのだから、家事負担が重いのなら仕方がない…という議論は成り立ちません。なぜなら、


家計負担を1:1にし、家事負担も1:1にすることは可能ですが、そうすると家庭が成り立たないからです(夫に家事の半分をまかせた家庭を想像してほしい)。妻たちは、それを知っています。そして、妻の死後、夫たちはそれを思い知らされるのです。つまり、私(=有職主婦)が家事を多く担っているのは、「ボランティア」なのです(最も、私について言えば、私は子供ができたら専業主婦になると思うので、家事負担が大きいのは仕方がないとも思っています)。


旦那さんに健康でいてほしい(男性は結婚することに寿命が7歳延びるらしい)
家でくつろげるようにしてあげたい


という気持ちからなのです。旦那さんがお手伝いをしてくれた時、「感謝してほしい」という気持ちがあるように、主なる家事労働の担い手となっている妻が、睡眠時間を、自己研鑽の時間を、会社での出世を捨てて(夕食を作るためには残業を断らざるを得ない)、家庭を切り盛りしていことを当たり前と思わないでほしい。


仕事は、対価として「給与」をもらえますが、家事の対価は、「家族からのねぎらい」なのですから。私は、私の友人の旦那さんに、そう言いたい。

***関連記事******************
共働き夫婦の家事分担2

日曜日のトイレ掃除に思う

2010-09-05 13:02:59 | OPINION
日曜日は、家事やりだめの日です。
週末に楽をしたければ、休日に苦労しなさい…ということで、掃除や洗濯、お惣菜の作りだめをします。結婚して約2カ月。だいぶ家事も慣れてきました。私の場合、一番苦労した家事は、実はできない料理ではなく、トイレ掃除でした。


結婚するまでの34年間、実家暮らしだった私は、トイレ掃除をしたことはありませんでした。唯一、小学生の時の掃除当番で経験があるくらいです。2か月前、初めてのトイレ掃除では吐き気がしました。便座の裏に飛び散っている排泄物、古い便器がゆえに落ちにくい汚物。トイレ掃除を終えたとき、


家事って、愛だな…。


と、思いました。34年間、母はただ黙々と家族のためにこんなことをしてくれていたのかと思うと、感謝の気持ちで胸が熱くなりました。そして、公衆トイレや職場のトイレの清掃をしてくれる初老の女性たちを思い出しました。自分や家族の汚物を掃除するだけでも辛いのに、会ったこともない他人の汚物を清掃する人がいるのです。


ところで、私の愛読書の一つに、アンドルー・ワイルの『ヘルシーエイジング』という本があります。この本では、沖縄が世界有数の長寿の地である理由として、食文化以外に、「老人を尊敬する文化」をあげています。老人は、一族の尊敬と注目を集め、大切に扱われる…これが、老人の健康に寄与しているというのです。


トイレ掃除は、とても尊敬と注目を集める人に与えられる仕事とは思えません。日本は、このままいけば超高齢化社会になります。その時、私たちは老人をどのようなポジションにおくのでしょうか。私たちは、すべからく年をとります。その時、どのようなポジションにありたいでしょうか。日曜日にトイレ掃除をするたび、そんなことを考えています。