結婚は運と縁

30半ば。


まだ結婚していない友人もいます。
私自身、昨年に結婚したので、友人との違いはあまりありません。


まだ結婚していない友人に向かって、「30半ばで条件悪いんだから、妥協しなきゃだめだよ」という人がいます。また、当人自ら「やっぱり妥協しなきゃいけないよね」と言う時があります。


妥協。


妥協で結婚できますか？
やりたいことがあるのを我慢してご飯をつくり、他人の汚れた服を洗い、他人の抜けた髪や鼻をかんだティッシュを拾って捨てたりできますか。大抵の場合、結婚は働く女性にとってメリットよりもデメリットをもたらします。家庭生活を充実させようとすればするほど、男性は健康と時間を手に入れますが、女性は時間と出世の機会を失いがちです。


私の経験からいえば、重要なのは「結婚すること」ではなく「結婚して幸せな生活を維持すること」です。そしてそれに必要なのは「妥協」ではなく「運」です。


結婚している私は、結婚していない友人よりも容姿が優れているわけでも、性格がよいわけでも、能力が高いわけでもなく、ましてや妥協したわけでもありません。ただ、「縁」と「運」があっただけです。


だから、友人達にいいたい。
自分の何がダメなんだろうか…と落ち込んだり、妥協する必要は全くないんだよ、と。

妊娠8カ月

いつのまにか、妊娠8カ月目に入りました。


妊娠初期の頃は、今が一番苦しいとき…と、自分に言い聞かせてきました。
妊娠後期の今、変わらずに苦しいです…。


お腹に赤ちゃんがいることは、だいぶ慣れてきましたが、初期には初期の、後期には後期の辛さがあることを、知りました。初期のころは、兎に角流産が怖いのと、つわり、眠気がつらかったのですが、今は


腰痛、
脚のだるさ、
眠気、
胃のむかつき、
貧血、
疲労


です。
働いて帰ってきて、主婦業をする毎日は、生きているだけで精一杯という感じです。
早く産休に入りたい…。
お腹の中の赤ちゃんが、ぼこぼこ動いているのを感じることが、励みです。それが、初期との大きな違いですね！

友達の働く姿

大学時代の友人が働くパン屋さんに行ってきました。


大学時代の友人は、どこか浮世離れしていました。
就職などには縁がなく、大学を卒業した後も別の大学で研究を続けていました。かなり個性的でしたが、美人で性格もよかった彼女は、学生時代に望まれて付き合っていた恋人と、早々に結婚しました。


今頃大好きな研究に没頭し、イケメン＆高学歴＆高収入の旦那さん（T大卒、上場企業勤務）と幸せに暮らしてるんだろうな～と、思っていました。


ところが、風の便りで聞きました。
結婚しても子供に恵まれなかった彼女たち夫婦。旦那さんの実家は跡取りの誕生を強く望み、そのプレッシャーと絶え間ない不妊治療に彼女の心は折れました。結局彼女は離婚をし、もともとパン作りが大好きだったことから、美味しいと評判のそのパン屋さんに就職をしたのです。


私がパン屋さんを訪れた時、評判のパンを買い求めるお客さんで行列でした。
すっぴんでひっつめ髪の彼女に、初め気付きませんでした。けれど、面影はやっぱり残っていました。大学生の頃よりも綺麗になっていて、美しい肌と髪はそのままに、顔立ちだけが大人らしくなっていました。


次々とお会計をするお客さんに、笑顔で接し、てきぱきとパンの説明をこなし、頭を下げる彼女。学生時代からは想像もつきません。私はなぜか、働く彼女の姿にとてもとても感動し、幸せな気持ちになりました。


彼女は、素敵でした。