引っ越し

初めて、手にひび割れができました。昔、「手が荒れて痛い」と母が言っていたのを思い出しました。


ロンドンに向けて荷物を送り、台所を磨き、便座を外し、不用品を処分し。洗い、磨き、こすり、拭い…と作業を繰り返すうちに、手はすっかり乾燥してしまったようです。


マンションで家財道具を仕分けては、実家に戻って娘を寝かしつけ、ロンドン用に買い出しをし、また実家に戻って眠る…という生活を、何日か続けました。私はくたくただし、娘はとても不安そう。住み慣れた家は物が散乱しているし、多くの人が出入りし（引っ越し業者）、ママはいつもいない。たぶん、娘なりに何かを感じ取ったのだと思います。


発送したのは40箱。
今後はなるべく不用品を溜め込まない生活をしたいと思います。

The last day to live at this house

本日、実家へと引っ越ししてきました。


久しぶりの実家。
私と娘を含めると、3世帯が住むにぎやかな家です。


母の手料理、掃除の行き届いた部屋、大好きな家族。エネルギーを充填してロンドンに渡りたいのですが、あまりにもぬくぬくしすぎてロンドンにいけるか…(笑)。


結婚して初めて住んだ場所は、古くて、隙間だらけで、あちこちがギシギシいう家でした。けれど、二人で毎日笑い、時々ケンカをし、いつの間にか家族が増え、三人の思い出がたくさんつまった素敵な家でもあります。


この景色をみることはもうないでしょう。

エリオロカンダイタリアーナ

放射性物質の影響を避けたくて、できるだけ外食をしない生活を続けてきた私ですが、先日、麹町にあるイタリアン、エリオロカンダイタリアーナに行ってきました。娘を連れて。


ここは、お料理に使う食材について、産地を明らかにしているだけではなく、放射性物質の検査を行っているそうです。人気の本格イタリアンのお店ですが、土曜日のランチだけは子連れOKとのことで、私たちの他にもお子様を連れたお客様がちらほら。


お店はあまり広くなく、その上、常に満席なので、席へのベビーカーの乗り入れは難しいと思います。私は娘をスリングに入れたまま1時間半を過ごしました。ただ、スタッフの方がかわるがわる娘に笑いかけたりしてくれ、娘は飽きることなく過ごしていました。


お料理は、シェフのお勧めコースと言う一番ボリュームがあるコースを頼みました（3800円）。パスタがしょっぱかったことを除けば、前菜もメインも、とてもとても美味しかったです。放射能の影響を気にせず、見た目もお味も美味しい料理を思う存分食べられるって、なんて幸せなんでしょう！


そして特筆すべきはホスピタリティです。
3種盛り合わせのデザートの1種に、アルコールが使われていたため、私のデザートだけ急遽メニューを変更してくれました。また、食後のコーヒーとしてカプチーノをお願いしたいのですが、こちらはデカフェで作られていました。スタッフの方々は、お食事の間やちょっとしたときに、子供や乳児に笑顔を向けたり、冗談を言ったりと、可愛がってくれます。おかげで娘は、1時間半を無事に過ごすことができました。


「味」だけではなく、「雰囲気」、そして雰囲気を味わうことをできる「心のゆとり」（=安心感）も提供してくれる、素晴らしいお店でした。

旦那さんと初skyp

偶然にも、旦那さんとskypがつながりました。
たった二日ぶり、なのにもう随分あっていないような感じ。


仕事の大変さは予想以上、食事のまずさは予想通り。英語が聞き取れない、けど英語を使うチャンスがない…そんな話を聞いてたら、今すぐロンドンに行きたくなりました。


私も英語はできないけど、一人で心細いより二人の方がいいし、まずいサンドイッチを食べるよりは、温かいおみそ汁を飲んだ方がいい。


あともうちょっと。
あともうちょっとで行くからね。


準備がかなりめんどうだけど…。