勝手に解釈

娘は2ヶ月半。最近やっと、泣いてる娘の姿も「可愛い」と思えるようになってきました。以前は、ぎゃーぎゃーなかれると、精神的にまいるか、放り投げてしまいたくなるかのどちらかでした（実際には、放り投げませんが）。


娘の泣き声で自分がつらくならないように、娘が泣いているときは、勝手に娘の泣き声にアフレコ（？）しています。
例えば…


寝かしつけ時の号泣
「いやだー、寝るのさみしいー、ママと寝たいー、寝るの怖い―！」

おっぱい前の号泣
「腹減ったー、死ぬー、喉かわいたー、死ぬー、おっぱい！おっぱい！」

一人遊びに飽きて号泣
「疲れたよー、飽きたよー、ママと遊びたいー、そばにいてー！」

原因不明で号泣
（なんだか良く判らないけど、泣きたい気分なんだろう）


かなり私にとって都合のよい解釈ですが、「可愛いヤツめ」と思えるように解釈してます。今日の泣き顔も、可愛いなあ。

天から来た、小さくてかよわい生き物

今日の娘は、夕方から夜にかけてのぐずりがひどく、抱っこしてはぐずぐず、寝かせるとぎゃーぎゃー、おっぱいは号泣しながら拒否。まだ首が据わっていない娘を抱くと、ほとんど何もできません。夕方は、入浴＆寝かしつけがあるため、とても忙しいのに。


布団の上で、小さな娘を抱っこして、背中をさすりながら歌を歌います。
娘の気持ちが落ち着くように。
乳児独特の丸みを帯びた背中。
ぎゅっと私の二の腕を握る小さな手。
次第に弱くなっていく泣き声。


私しか頼るものがいない、小さくて、かよわい生き物。
その瞬間、娘をものすごく愛しく感じました。


同時に、私の母を思いました。母も、今の私と同じように、私を大切に抱え、一番優しい声で歌い、あやし、愛しいと感じたのではないか。私は、そんな風に愛されたのではないかと。そう思うと、感激と感謝で涙がでました。


私たち夫婦は、娘の名前に「天」という字をつけました。「天からの授かりもの」を意味しています。その名の通り、娘は天からの授かりものでした。優しい気持ち、愛しい気持ち、見返りのない愛情…それは娘がくれたもの。

しましまぐるぐる

いとこが、娘に絵本をプレゼントしてくれました。
この絵本、なんと低月齢の赤ちゃんも楽しめるのです！


縦じま、横じま、うずまきなどの模様が大きくかいてあるページを、ゆっくりゆっくりめくっていってあげると、娘の目は絵本にくぎ付け。はっはっはっはっ…と、息を切らしたり、手足をバタバタしたり、喜んでいる様子。そうだよね。まだお座りできないから、天井をみてるだけだもんね。あきちゃうよね。明日から、もっといっぱい絵本を読んで、あそぼうね。

	いっしょにあそぼ しましまぐるぐる
	柏原 晃夫
	学習研究社

里帰り終了

約2カ月に及ぶ里帰りが終了し、今週から自宅に戻ってきています。


日、月、火と自宅で過ごし、本日水曜日。
どうしようもなく、疲れています。


今日まで、母が夕食を届けてくれましたが、明日は出産後初めて、３食自炊します。母乳育児ですので、放射性物質に汚染された食材を避けるべく、お惣菜やうまみ調味料（出汁など）は購入できません。取りあえず、夕食ご終わる20時ころから、3食分の調理を開始する…というのをやってみようと思います。


自宅に帰ってきてからというもの、寝不足と空腹の毎日です。
疲れすぎると、涙が出てきてしまいます。
一日10分でもいいから、こうしてBLOGを書いたり、好きな本を読んだりする自分の時間をもつことで、心のバランスをとりたいと思います。

かわいそう

子供を生んで気づいたことですが、子供とは「かわいそう」がられる存在らしいです。


寝ているところを起こされて、かわいそう。
泣いているのにおっぱいもらえなくて、かわいそう。
お風呂ではなくシャワーで済まされて、かわいそう。


なんだか私が、いけない母親と責められているみたいです。また、「かわいそう」ではないのに憐れに思われるなんて、それこそ「かわいそう」です。そして、子供が自分を「私ってかわいそうなんだ」と認識してしまったら、とても不幸なことです。


寝ているところを起こすのは、昼寝をし過ぎて夜眠れなくなり、生活リズムが崩れるほうがかわいそうだから、起こすのです。泣いているのにおっぱいをあげないのは、おっぱいが欲しくて泣いているのではなく、眠くて泣いているからです。シャワーで済ませるのは、お風呂にはいると、湿疹のかゆみが強くなってしまうからです。


「かわいそう」という言葉が、誰かを傷つけるということを、子供を生んで気づきました。

里帰り－母

2か月にわたった里帰りが、今週末に終わります。


「子供が生まれたら、帰ってきなさい」という母の誘いに迷っていた出産前。赤ちゃんと私の面倒を、母が見きれないのではないか…という不安と、自宅を離れることの寂しさから、なかなか返事ができないでいました。3.11の震災以来、放射性物質による食物への汚染を気にして、毎日の料理がかなり負担でした。その負担を、母が負えるのか。負えない場合、娘が被曝してしまうのではないか…と、かなり悩みました。


ところが、里帰りしてから今日まで、母の働きは想像をはるかに超えていました。私の娘を中心とした生活に切り替えてくれ、食材を求めにあちこちに電話をかけ、遠くまで買い出しにでかけ、母乳の出が良くなるように手間をかけた料理をしてくれました。


父もたいそう娘を可愛がってくれ、線量計をもち近所の公園を計測したり、花粉による被曝を防ぐために、通院の際は車を出してくれました。


「両親ではケアしきれないのでは？」と心配していた自分は、なんて傲慢だったんだろう…。特に母には、感謝の気持ちでいっぱいです。私や娘、父や弟に、愛情深く献身的に接するのをみて、母親としての姿勢を教えてもらいました。母ほど、愛情にあふれた人を、私は知りません。


暖かく迎えてくれた父と母に、とても感謝しています。
ありがとうございました。

久しぶりの来客

娘にプレゼント。可愛い！早く着せたいな～


会社の同僚たちが、娘に会いに来てくれました。


以前、「人づきあいが淡白だ」と言われたことがあります。その通りで、自分でも薄情な人間だと自覚しています。その私にわざわざ会いに来てくれ、娘の誕生を祝福してくれる人が、会社―友情をはぐくむ場ではなく、利益を追求する場―にいます。


正直、会いに来てくれるほど好かれていると思わなかったので、驚きました。
薄情な私にはもったいなく、ありがたいことです。
私は本当に「人運」に恵まれているのだと思います。

箱根翡翠

子供が生まれたら当分いけなくなるということで、昨年の11月、妊娠8カ月の時に、温泉旅行にいきました。
宿泊先は箱根翡翠、部屋はVIALAデラックス洋室タイプです。


お部屋は十分に広く、デイベッドがあります。露天風呂もついていました（ただし大浴場に行ってしまったため、利用しませんでした）。残念だったのは、1階北向のお部屋だったため、終日薄暗かったことくらいでしょうか。ＣＤも備え付けられているので、お気に入りの曲をかけて、デイベッドでのんびり読書するという、優雅な時間を過ごせました。


娘が大きくなったら、また行きたい！
娘を連れて、あるいは娘を預けて。



箱根翡翠の会員は、ラウンジにてチェックイン


く、暗い…ソファ兼デイベッドです。読書灯がついてます


備え付けのＣＤ


デイベッドから見たお部屋


ベッドルームは引き戸で仕切られています


露天風呂。かけ流しではないので、入るときにお湯を入れます


洗面台


洗面台の下にはタオル


アメニティ。シャンプー&リンスは、内風呂に備えてありました



===宿泊記===============

Alila Villas Hadahaa　[2010.12]モルディブ
谷川温泉 金盛館せせらぎ　[2011.08]
箱根翡翠　[2011.11]
箱根翡翠―メゾネットタイプ[2012.11]

弟の結婚

弟が結婚することになりました。


お相手の女性は、家族を捨てて弟と一緒になります。彼女のご両親に、結婚を反対されているからです。私たち在日韓国人が日本人と結婚しようとすると、いつも国籍の問題がついてまわります。


ありがたいことに、友人たちは「韓国人だって関係ないのに」「視野が狭いね」といって慰めてくれます。けれど、韓国人を「友人」としてもつのと、「家族」としてもつのとでは、大きな差があるのだと思います。私がかつて結婚しようとしたお相手のご両親は、私の国籍を嫌いましたが、彼らの友人の一人は、在日韓国人です。「視野が狭いね」といってくれる友人も、実際自分の子供が「韓国人と結婚したい」と言ってきたときに、どのような反応をするのかわかりません。想像するのと、現実とでは違うのだから。


韓国人と結婚することが、屈辱だと思っているのかもしれません。また、独特の文化や思想、性質があると考え、不安を感じているのかもしれません。例え国籍をかえ、日本籍を取得しても、問題の根本的な解決にはなりません。国籍は、ラベルにしかすぎないから。例え国籍をかえたとしても、私の、また弟の言動の後ろに「在日」の文化を見るでしょう。


女性にとって、実家というのは「逃げ場」です。夫の実家は、「アウェイ」。一人暮らしをしたことがなく、大切に育てられた彼女が、実家を捨てて上京してくるというのは、相当な覚悟があってのことだと思います。ありがたいことです。大切に、大切にしたいねと、母と話しました。

初めて

娘は19時就寝。


今日は初めて、ベッドの上で寝てくれました。抱っこではなく添い寝で。


泣き声をあげることなく、寝息をたててます。
すごい。成長したね。
お陰で母は、父とゆっくり食事をとることができました。
ありがとう。