純情／次男坊

4月24日に発売になった、玉置さんソロシングル「純情／次男坊」。
2曲ともちょっと似た曲調ではあるけど、玉置さんソロの真骨頂！ともいうべき、壮大なスケールのバラード曲。
演奏は、本当にシンプル。玉置さんだからこそのヴォーカルが映える！

玉置浩二　『純情』 -Youtube


表ジャケットにはお母様、裏ジャケットにはご両親との写真が。
あれだけ波瀾万丈な人生を送る玉置さんだけど、そのご両親はごく普通の、穏やかな方と見える。

両曲とも、作詞は須藤晃さん。編曲はトオミヨウさん。このお二人も親子。家族愛に溢れた作品です。

次男坊の歌詞にある情景、まさに須藤さんも幼少期を過ごした富山をはじめとする日本の田舎の風景そのもの。
「鍋一杯のにしめ」とか、「リヤカー引いてるじいさん」とか。
今でも、ウチの周囲はそのまま。
朝には近くの畑でキジが鳴き、夜には田んぼの中でカエルが鳴く。
家の庭にはカマキリやらバッタやらがいるし、お隣の畑にはリヤカー引いた爺さんが畑仕事に通ってくる。

「大バカもので　なんのとりえも　なくても　おまえが宝物」（純情）
「思ったように　好きに生きなよ　あせらず」（純情）
「立派な人になれんでも　人に好かれるいい人に」（次男坊）
「愛にしくじり　金にしくじり　さあそこからが人生さ」（次男坊）

これ、究極の親心だよね。理屈じゃない。
あれこれ口を出し、手助けすることだけが愛情じゃない。
むしろ、好きなようにやる姿を見守って、もししくじったなら、黙って抱きしめてあげる。それが本当の親の愛なんじゃないかな。

ウチの子供らはまだ小さくて、お母さんベッタリだけど。いずれ大きくなって、巣立っていく。
もしボロボロになった時に、帰って来れる。何も言わずすべてを受け止めてあげられる、そんな母親になりたい。そう、強く思った。