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新約聖書の世界 38 新約聖書の地理の基礎知識 23 地中海 04 地中海に栄えた文明 02 文明の開花していた2つに重要な島   

2023-10-27 04:00:00 | 聖書入門 新約聖書
フェニキヤと共に重要な地中海で有名なのは、キュプロス島(注・01)です。

紀元前9世紀からフェニキヤ人が移住し、

アッシリヤ、エジプト、ペルシャなどによる棹脱の歴史が続き、

ギリシヤ、フェニキヤ的な文化の融合で高度の文明となっています。

現在でも地中海の交通の要所です。

使徒バルナバの聖地であり、パウロもこの島を訪ねています。

使徒言行録
4:36 たとえば、レビ族の人で、使徒たちからバルナバ――「慰めの子」という意味――と呼ばれていた、キプロス島生まれのヨセフ

13:4 聖霊によって送り出されたバルナバとサウロは、セレウキアに下り、そこからキプロス島に向け船出し、 13:5 サラミスに着くと、ユダヤ人の諸会堂で神の言葉を告げ知らせた。二人は、ヨハネを助手として連れていた。


また他にもクレタ島(注・02)があります。

エーゲ海文明発祥の地であり、パウロの旅行記に出て来きます「良い港」は

この地であり、重要な交通路だったのです。

使徒言行録
27:8 ようやく島の岸に沿って進み、ラサヤの町に近い「良い港」と呼ばれる所に着いた。
 27:9 かなりの時がたって、既に断食日も過ぎていたので、航海はもう危険であった。


キュプロス島(注・01)
東地中海のシリア・アナトリア半島の沿岸にある島。地中海ではシチリア島、サルデーニャ島に次いで3番目に大きな島。面積: 9,250 km2、日本の四国(18,296.37 km2)の約半分の面積。キプロス島には先史時代から文明があったと考えられている。地中海貿易の中継点として栄え、ペルシャ、ギリシア、ローマなど、時代ごとの強大な国家の支配下に置かれた。東西ローマ帝国分裂後は東ローマ帝国に属したが、1191年には第3回十字軍に参加したイングランドのリチャード獅子心王に占領され、その後テンプル騎士団に譲渡されている。(ウィキ)

クレタ島(注・02)
ギリシャ共和国南方の地中海に浮かぶ同国最大の島。古代ミノア文明が栄えた土地で、クノッソス宮殿をはじめとする多くの遺跡を持つ。また、温暖な気候や自然景観から地中海の代表的な観光地でもある。クレタ島の面積は8,336平方キロでこれは日本の広島県の面積(8,479平方キロ)に相当する。島の形状は東西の長さが260kmであるのに対して、南北の幅は広いところで60km、狭いところ(イエラペトラ付近)で12kmほどという、東西に細長い島である。海岸線の長さは1,046kmに及ぶ。ギリシャ共和国最大の島であるとともに、地中海ではシチリア島、サルデーニャ島、キプロス島、コルシカ島についで5番目に大きな島である。クレタ島はヨーロッパにおける最初の文明のひとつであるミノア文明が栄えた。当時の社会については、伝えられるべき文字が遺されなかったため、遺構から類推するよりほかないが、平和で開放的であったと考えられている。ミノア期の遺跡には、壮麗な石の建築物や複数階の宮殿があり、排水設備や、女王のための浴場、水洗式のトイレがあった。水力を動力とする仕組みに関する技術者の知識はとても高度なものであった。エジプトなどとの交易によってもたらされた遺物から、ミノア文明は、紀元前3000年頃からクノッソスが衰退した紀元前1400年頃ごろまで栄えたと考えられている。(ウィキ)
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