バイブルランドin福井

安田由久が驚くべき聖書の世界をご案内します

新約聖書の世界 44 新約聖書時代背景 04 新約時代の幕開け 04 イスラエル王国の命運 03 パレスチナの支配 

2024-02-26 04:00:00 | 聖書入門 新約聖書
世界で最も危険な戦争地域は言うまでもなくパレスチナ(注・01)

といえましょう。

2000年間も続くこのパレスチナ問題といわれるパレスチナは

ヘレニズム文化が花開き、ギリシヤ風の分化が浸透していきます。

そのような中でマカベヤ戦争(注・02)が起こり、

約100年間はユダヤ人の独立が続きます。

しかし、ポンペイス(注・03)がエルサレムの入城して、

ローマ帝国の一部となります。

そしてヒルカノス2世(注・04)を大祭司に任命し、

シリア総督府の支配下に入ります。

そして紀元前47年エドム人アンティパテルがカイサルによって

全パレスチナの支配を任されます。

そしてその子がローマ帝国元老院の支持を受けてユダヤの王となります。

イエスの誕生で必ず出て来るヘロデ大王の登場です。


パレスチナ(注・01)
西アジアの地理的地域であり、通常はイスラエル、ヨルダン西部の一部、ヨルダン川西岸地区、ガザ地区を含むと考えられている。パレスチナという名前は古代ギリシャの作家が使っていたもので、後にローマ帝国のシリア・パラエスティナ州、ビザンチン帝国のパラエスティナ・プリマ州、イスラム帝国のジュンド・フィラスティン州にも使われた。この地域は、聖書に登場する「イスラエルの地」(ヘブライ語: ארץ־ישראל‎)、「聖地」、「約束の地」として知られる地域の大部分を占めており、カナン、シリア、アッシュ・シャム、レバントなどの広い地域名の南側に位置している。エジプト、シリア、アラビアの分かれ目に位置し、ユダヤ教とキリスト教の発祥の地でもあるこの地域は、宗教、文化、商業、政治の交差点として波乱に満ちた歴史を持っている。古代エジプト人、カナン人、イスラエル人、ユダヤ人、アッシリア人、バビロニア人、アケメネス朝、古代ギリシャ人、ユダヤ人のハスモン朝王国、ローマ人、パルティア人、ビザンチン人、サーサーン朝、アラブのラシドゥン、ウマイヤ朝、アッバース朝、ファーティマ朝イスラム帝国、十字軍、アイユーブ朝、マムルーク朝、モンゴル帝国、オスマン帝国、イギリス帝国、そして現代のイスラエル人、ヨルダン人、エジプト人、パレスチナ人など、多くの民族に支配されてきた。この地域の境界は、歴史の中で変化してきた。今日、政治的に定義されたこの地域は、イスラエルとパレスチナの州(=パレスチナ自治区)で構成されている。歴史的には、現代の国家でおおよそイスラエルとパレスチナ国(パレスチナ自治区)、東部の砂漠地域を除くヨルダン、レバノンとシリアの一部(おおむねシリア地域南部)を指す。特に、旧国際連盟イギリス委任統治領パレスチナにあたる、現在のイスラエル、パレスチナ自治区、ヨルダンを指すこともある。第二次世界大戦後は、より狭く、ヨルダン川より西の、現在のイスラエルとパレスチナ自治区(古代のカナン地域を含む)を指すことが多い。パレスチナ人とはこれらの地域の人々だが、後述するようにパレスチナ人と呼ばれるには地理的な条件以外も必要である。最も狭義では、国際司法裁判所 (ICJ) が「占領されたパレスチナ領域」と呼称し、パレスチナ国が自国の領土であると主張している地域を指す。これは地理的には一つながりではなく、イスラエルを挟んでヨルダン川西岸地区とガザ地区に分かれている。(ウィキ)

マカベヤ戦争(注・02)
マカバイ戦争とも。セレウコス朝シリアの支配下にあったユダヤ人の反乱。シリア王アンティオコス4世が前168年エルサレム神殿にゼウス像を建て,ユダヤ教の祭儀を厳禁した政策などに対し,ハスモン家のユダ・マカベア(ユダス・マカバイオス)を指導者としてユダヤ人が蜂起(ほうき)。彼の戦死後も戦いは弟ヨナタン,シモンらによって続けられ,前134年マカベア(ハスモン)朝の確立をもって終結。(ウィキ)

ポンペイス(注・03)
紀元前106年9月29日 - 紀元前48年9月28日[1])は、共和政ローマ後期の政務官。ルキウス・コルネリウス・スッラからマグヌス(「偉大な」の意)と称され、ガイウス・ユリウス・カエサルおよびマルクス・リキニウス・クラッススと第一回三頭政治を行ったが、ローマ内戦でカエサルに敗北、最終的に暗殺された。

ヒルカノス2世(注・04)
古代イスラエルを統治したハスモン朝の君主(在位:紀元前67年 - 紀元前66年、紀元前63年 - 紀元前40年)。アレクサンドロス・ヤンナイオスとサロメ・アレクサンドラの息子で、弟のアリストブロス2世と支配権を争い、ハスモン朝滅亡を招いた。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 危機管理ファースト・まずは... | トップ | カインとセツの系図  02 ... »

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

聖書入門 新約聖書」カテゴリの最新記事