バイブルランドin福井

安田由久が驚くべき聖書の世界をご案内します

新約聖書の世界 19 新約聖書の地理の基礎知識 04 パレスチナ 04 ガリラヤ

2022-09-14 04:00:00 | 聖書入門 新約聖書
イスラエルは陸上交通が中心で海上は不得手でした。

海岸地方はカルメル山の北部はアッコ平野、ヨッパまでがカルメル平野、

その南がペリシテ平野です。

そこにはイスラエルの宿敵であるペリシテ人が住んでいました。

そのペリシテから「パレスチナ」という名になりました。

しかし、聖書の歴史は、旧約、新約と沿岸ではなく、

内陸部の丘陵地帯を中心に展開されていきます。

その意味は

1・軍事的な意味


2・人が住みにくい地で聖書の歴史は展開しましたので、

他の宗教とは大きく異なるものとなっていきました。


3・イスラエルはエジプトを出てから荒れ野(砂漠)の民だったのです。


沿岸の平野から、ヨルダン川までは丘陵地帯が続き、まず来たから

A・ガリラヤ

B・サマリヤ

C・ユダ

の3つに分かれてます。

まず

A・ガリラヤ

北部が海抜1000mのヘルモン山があり、夏でも雪が頂上にあります。

しかも南に行くとエズレルの谷が東西にあります。

そして地中海からヨルダン川に至るまでの谷は、軍事、商業の交通の要であり、

重要な町が建てられました。

なかでも有名なのは、メギドです。

紀元前2000年からバビロニア、エジプトなど強大国の覇権争いとして記録に残され、

紀元前609年にはヨシャ王がエジプトの王ネコに敗れた地です。

また、黙示録のハルマゲドンはこの地です。


ヨハネ黙示録
16:16 汚れた霊どもは、ヘブライ語で「ハルマゲドン」と呼ばれる所に、王たちを集めた。

16:17 第七の天使が、その鉢の中身を空中に注ぐと、

神殿の玉座から大声が聞こえ、「事は成就した」と言った。

16:18 そして、稲妻、さまざまな音、雷が起こり、また、大きな地震が起きた。

それは、人間が地上に現れて以来、いまだかつてなかったほどの大地震であった。



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