太った中年

日本男児たるもの

官僚たちのクイズ

2009-10-23 | weblog

敗戦から10年経った、高度成長期元年といわれる昭和30年春(1955年)、日本の道路舗装率がまだ5%にも満たなかった。家一軒よりも車の値段のほうが高かったそんな時代に、日本人にも買える国産車を作ろうとする動きがあった。

その動きは、「通産省の国民車構想」という記事ですっぱ抜かれ、通産省には記者が殺到、職員は対応に追われる。重工業局長の丸尾要(西村雅彦)は根回しもできていないこの計画を、同局自動車課長の風越信吾(佐藤浩市)が勝手に記事を書かせたと思い怒りを露にするが、風越に心酔する中小企業振興課長の鮎川光太郎(高橋克実)は「あの人はいつも10年先を見据えている」と弁護する。

その頃、風越は、安くて故障しない車を作るよう、かつて戦闘機を作っていたアケボノ自動車を説得中だった。条件は4人乗りで時速100キロを出せ、10万キロ走っても大きな修理を必要としない車を3年以内に開発し、25万円で販売するというものだった。しかしアケボノ自動車の朝原太一(蟹江敬三)社長は、「理想は素晴らしいが現実を考えてくれ」と風越の要請を断ってしまう…。

(以上、TBS 日曜劇場 官僚たちの夏 第一話より)

中古車屋の友人Hが上記ドラマのHDD録画を持って事務所に来た。

何十年ぶりにTBS日曜劇場を観ながらHがクイズを出した。

h:「通産省の国民車構想 4人乗り 時速100キロ 販売価格25万円の車とは?」

b:「ホンダのN360」

h:「ブー ヒント、戦闘機を作っていた会社」

b:「ミツビシとナカジマだから、スバル360でズボシだろ」

h:「ザーンネン、ミツビシ・・・」

と言いかけたところで突然携帯が鳴り、Hは答えを言わず慌てて帰社した。

うーん、ワザワザHに電話して答えを聞くのもナンだからモヤモヤした。

それにしても今更官僚を持ちあげるドラマなんてTBSは一体どんなセンスの持ち主なんだろう。

 

で、答えは三菱500、そんなの知らねーつーの。