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Berry's Cafe

大好きなちくちく手作り、おいしいスイーツ、そして大切な子どもたち。

「ナイルパーチの女子会」

2017-01-22 | 読書
「ナイルパーチの女子会」   柚木 麻子著

ブログがきっかけで偶然出会った
大手商社につとめる栄利子と専業主婦の翔子。
互いによい友達になれそうと思ったふたりだったが、
あることが原因でその関係は思いもよらぬ方向に―。
女同士の関係の極北を描く、傑作長編小説。


柚木さんの作品といえば「アッコちゃん」シリーズしか
読んだことがなかったので、
ある意味この小説は衝撃的な作品でした。

女性同士特有のドロドロした関係を緻密に書き切っていて、
共感できるというよりも、
自分の中にもこんな側面があるかも・・・
と怖くなってきます。
途中で止められず、一気読みしてしまいました。

ちなみに、ナイルパーチとは
スズキ目アカメ科アカメ属の淡水魚。
淡白な味で知られる食用魚だが、
一つの生態系を壊してしまうほどの凶暴性を持つ、
要注意外来生物だそうです。

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「チーズと塩と豆と」

2017-01-20 | 読書
「チーズと塩と豆と」 角田 光代/井上 荒野/森 絵都/江國 香織 著

あたたかな一皿が、誰かと食卓で分かちあう時間が、
血となり肉となり人生を形づくることがある。
料理人の父に反発し故郷を出た娘。
意識の戻らない夫のために同じ料理を作り続ける妻。
生きるための食事しか認めない家に育った青年。
愛しあいながらすれ違う恋人たちの晩餐―。
4人の直木賞作家がヨーロッパの国々を訪れて描く、
愛と味覚のアンソロジー。
味わい深くいとおしい、珠玉の作品集。


元々、角田さんが好きで作品をよく読むのですが、
今回は4人の作品集にチャレンジ。

それぞれの個性が出ていてなかなか面白かったですが、
やっぱり角田さんの作品が一番好きかも

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「銀座缶詰」

2017-01-09 | 読書
「銀座缶詰」       益田 ミリ著

街中で若い女性に配られるポケットティッシュを差し出されなくなった。
自分より若い人とご飯を食べる時、
お開きの時間を気にするようになった。
それでも、まだたくさんしたいことがあって、夜遊びだってする…。
40を過ぎて気づく、既に失われたかけがえのない「若者」だった時間と、
尊い「今この瞬間」を掬いとる、心揺さぶられるエッセイ集。


益田ミリさんは、私よりちょっと年下で
大阪出身の方なのでそれだけで親近感がわきます。

読んでいて「そうそう~」「ほぅ~なるほど!」と
共感できる部分もたくさんあり、
ほっとさせてくれるエッセイストの一人です。
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「ゆるい生活」

2016-06-18 | 読書
「ゆるい生活」     群 ようこ著

体調には気をつけていたつもりなのに、ある日突然、
とても立ってはいられないような強烈なめまいにおそわれた著者。
これはまずいと駆けこんだ漢方薬局。
そこでの体験が、著者のココロとカラダを少しずつ変えていく……。
体質改善していく様子を丁寧に綴った実録エッセイ。


年齢的にもそろそろ更年期がやってきている私・・・

今のところ、すごくつらい症状はないけれど
何となーくだるいとか、やる気がでないとか
気になることがちらほら

群さんのゆるいようで、ゆるくない漢方生活が
興味深くて、ぐんぐん読めます

日々の生活で気を付けることが大切なんだな、と
改めて気づかされました。
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「ひとりぐらしも何年目?」

2015-11-12 | 読書
「ひとりぐらしも何年目?」      たかぎ なおこ著

上京してから15年め、今の部屋に引っ越してから10年め、
たかぎなおこのひとりぐらし歴も長くなってまいりました。
40代にも突入して若くなくなってきたなぁと思う一方で、
まだまだ新しいことにチャレンジしたいという気持ちもあったり…。
そんな最近の日常生活をつづりました。

こんなことにも挑戦しています!
●人間ドッグに行ってみた
●預かりネコぐらし
●Let's 断捨離


大好きなたかぎなおこさんの最新刊です。

介護の合間でも楽~に読めて
相変わらずののほほんさ

ただ、今回は最後におめでたい報告もあり
ずっと応援していた読者としては
何だかとっても嬉しかったです
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「英国一家、日本を食べる」

2015-06-06 | 読書
「英国一家、日本を食べる」 マイケル・ブース著

市場の食堂から隠れた超名店まで、
ニッポンの味を無心に求めてー
東京、横浜、札幌、京都、大阪、
広島、福岡、沖縄を
縦横に食べ歩いた100日間。


フードジャーナリストの著者が、
家族と一緒に様々な日本食を体験。

改めて日本食の奥深さに気づかされます

これ、NHKでもアニメ化されていますね。なかなか面白いですよ
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「はらぺこ万歳! 家ごはん、外ごはん、ときどき旅ごはん」

2014-12-29 | 読書
「はらぺこ万歳! 家ごはん、外ごはん、ときどき旅ごはん」    たかぎ なおこ著


何かおいしいものが食べたい~!
適当自炊も外食もワクワク旅ごはんも、
思わず笑顔のおいしさです!

子どもの頃から食いしん坊。
普段は適当自炊にちょいちょい外食で、
お酒もたしなみ、大好物もB級も珍味もペロリ。
日々ごはんから旅グルメまで大盛りの食コミックエッセイ!


大好きなたかぎなおこさんの最新作です。

食についてのエピソードが満載で
読み応えのある1冊。

多くの人の感想にもあるように、
最高傑作といってもいいんじゃないでしょうか?

「浮き草デイズ」に登場したモモセさんとの再会は
じ~んとしつつもほっこりと和めます。

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「3時のアッコちゃん」

2014-12-22 | 読書
「3時のアッコちゃん」          柚木 麻子著

アッコ女史ふたたび!
大人気の「ランチのアッコちゃん」に、待望の続編が登場!!
澤田三智子は高潮物産の契約社員として、
シャンパンのキャンペーン企画チームに入っているが、
会議は停滞してうまくいかない。
そこに現れたのが黒川敦子女史、
懐かしのアッコさんであった。
イギリスでティーについて学んできたというアッコさんが、
お茶とお菓子で会議の進行を激変させていく。
またもやアッコさんの底知れぬ力をまざまざと見せつけられる三智子であった――
表題作ほか、「メトロのアッコちゃん」
「シュシュと猪」「梅田駅アンダーワールド」を含む全4編


続編ということで楽しみにして読んでたのですが・・・

前半2作は確かに、アッコさんの魅力満載で
特に「3時のアッコちゃん」は
イギリスの香りが漂うような
お菓子が出てきてワクワクしました。

しかし!

後半2作がひどい

神戸と大阪が舞台なんだけど
大阪在住、神戸の友人もいる私からすると
「えええーーーっ!?何これ???」
というような印象しかありません。

残念。
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「アンソロジー お弁当。」

2014-12-17 | 読書
「アンソロジー お弁当。」     武田 百合子他

日本を代表する随筆家、小説家、文章家たちによる
思い出や思いの詰まった「お弁当」についての随筆を集めた
「アンソロジー お弁当。」
読者の共感を得られるこどものころの思い出から、
現在のお弁当事情まで、
まるで幕の内弁当のようにさまざまなおかずが楽しめる、
読んでおいしいアンソロジーです。


ほぼ毎日のようにお弁当は作っているけれど、
それがこんな風な思い出につながってくれるといいな・・・

阿部了さんの写真も素晴らしいです
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「遠い夏、ぼくらは見ていた」

2014-11-23 | 読書
「遠い夏、ぼくらは見ていた」    平山 瑞穂著

十五年前の夏のキャンプに参加した二十七歳の五人が
キャンプ主催者の遺言執行人に集められた。
当時ある行為をした者に遺産三十一億円を贈ると告げられる。
行為の内容は伏せられたまま、五人にはキャンプの詳細を思い出すことが課せられた。
莫大な金への欲に翻弄されながら、各々が遠い夏の日を手繰り寄せる……。
人の記憶の暗部に迫るミステリー。


これまた、ラジオ番組での紹介で知った本なんですが・・・

読み始めるとぐいぐい引き込まれて、
あっという間に読み終えてしまいました~

ミステリーでありながらも
人の心の中の繊細さや、記憶のあいまいさが描かれていて
そこが魅力的でしたね。

他の作品も是非チェックしたいっ!
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