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Berry's Cafe

大好きなちくちく手作り、おいしいスイーツ、そして大切な子どもたち。

「その手をにぎりたい」

2018-04-12 | 読書
「その手をにぎりたい」   柚木 麻子著

80年代。
都内のOL・青子は、偶然入った鮨店で衝撃を受けた。
そのお店「すし静」では、
職人が握った鮨を掌から貰い受けて食べる。
青子は、その味に次第にのめり込み、
決して安くはないお店に自分が稼いだお金で通い続けたい、
と一念発起する。
お店の職人・一ノ瀬への秘めた思いも抱きながら、
転職先を不動産会社に決めた青子だったが、
到来したバブルの時代の波に翻弄されていく。
一ノ瀬との恋は成就するのか?


バブル期の喧騒や浮かれた空気を背景に
寿司を通して繰り広げられる恋愛や
人生模様が書かれています。

私は田舎育ちなので
バブルとはほとんど無縁の生活でしたが
時代的には青子よりちょっと後に生まれてるんで
何だか懐かしいな~と思いつつ
サクサクと読めました。

それにしても、柚木さんは
食べ物の描写が本当に素晴らしく、
目の前にお寿司が浮かんできます。
もちろん、決して手は届かないけれど(^^;)
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「神様の裏の顔」

2018-04-06 | 読書
「神様の裏の顔」      藤崎 翔著

神様のような清廉潔白な教師、坪井誠造が逝去した。
その通夜は悲しみに包まれ、誰もが涙した―と思いきや、
年齢も職業も多様な参列者たちが彼を思い返すうち、
とんでもない犯罪者であった疑惑が持ち上がり…。
聖職者か、それとも稀代の犯罪者か―
驚愕のラストを誰かと共有したくなる、
読後感強烈ミステリ!!
第34回横溝正史ミステリ大賞受賞作。


久しぶりの読書ブログです。

毎度お世話になっている、
某ラジオ番組で紹介されていた作品ですが
エンタメミステリ?というのかな。
サクサクと読めました。

ワタシ的には前半~後半の最初までは
わくわくしながら読めたけど
最後の最後がちょっと・・・でした。

ミステリなので詳しくは書けませんが(^^;)
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「最後の医者は桜を見上げて君を想う」

2017-08-23 | 読書
「最後の医者は桜を見上げて君を想う」   二宮 敦人著

あなたの余命は半年です―
ある病院で、医者・桐子は患者にそう告げた。
死神と呼ばれる彼は、「死」を受け入れ、
残りの日々を大切に生きる道もあると説く。
だが、副医院長・福原は奇跡を信じ最後まで「生」を諦めない。
対立する二人が限られた時間の中で挑む戦いの結末とは?
究極の選択を前に、患者たちは何を決断できるのか?
それぞれの生き様を通して描かれる、
眩いほどの人生の光。
息を呑む衝撃と感動の医療ドラマ誕生!


これまた、某ラジオ番組で紹介されていた本なのですが
図書館の予約数が半端なくて待ちきれず、
書店で購入しました

桐子と福原。
そう、あのブラックジャックを思い出させる設定です。

寝不足になるほど
一気に読み進めました。

生と死について
息苦しいほどに考えさせられ、
途中で本を閉じることは出来ませんでした。

今、私が生きている意味。
8月ももう終わり。
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「働かないの れんげ荘物語」

2017-08-01 | 読書
「働かないの れんげ荘物語」   群 ようこ著

こんな私に親切にしてくれてありがとう――
四十八歳になったキョウコは、まだ「れんげ荘」に住んでいた。
相変わらず貯金生活者で、月々十万円の生活費で暮らしている。
普段は散歩に読書に刺繍、
そして時々住人のクマガイさんらとおしゃべり――
そんな中、「れんげ荘」にスタイル抜群の若い女性がリヤカーを引いてやってきた!
悩みも色々あるけれど、おだやかに流れる時を愛おしみながら、
ささやかな幸せを大切に生きる、
ロングセラー「れんげ荘」待望の第二弾。


群さんらしい、優しくて飾らない語り口が好きです。

自分自身を見つめて自問自答する
キョウコの姿は、思わず
「そうそう。わかるなぁ・・・」と
共感を呼びます。
ほぼ同世代だからかもしれませんね~

あと、刺繡の描写は
ちくちく大好きな私にとっては
ワクワクするようなシーンでした


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「ぱっちり、朝ごはん」

2017-07-29 | 読書
「ぱっちり、朝ごはん」

その日の体調や気分を決定づける「朝ごはん」。
あのひとは、どんな朝ごはんを食べているの?
書き手の暮らしぶりが透けて見える「朝ごはんエッセイ」
阿川佐和子、池波正太郎、色川武大、角田光代、
久住昌之、佐野洋子、万城目学、吉村昭…
など35人による朝ごはんエッセイ。
 

普段は読まない著名な作家さんの
朝ごはんにまつわるエッセイもたっぷりで
和洋中バラエティ豊かな朝ごはんが楽しめます。

ちなみに、私は最近「朝がゆ」を食べてます
本当はパンの方が好きなんだけど、
野菜不足も気になるし
夏は冷たいもので身体が冷えがちなので・・・

その効果!?
便秘が改善してきましたよ

     
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「終点のあの子」

2017-06-03 | 読書
「終点のあの子」   柚木 麻子著

プロテスタント系女子高の入学式。
内部進学の希代子は、高校から入学した奥沢朱里に声をかけられた。
海外暮らしが長い彼女の父は有名なカメラマン。
風変わりな彼女が気になって仕方がないが、
一緒にお昼を食べる仲になった矢先、希代子にある変化が。
繊細な描写が各紙誌で絶賛されたオール讀物新人賞受賞作含む四篇。


柚木さんの「ナイルパーチの女子会」に衝撃を受けたので
他の作品も気になってこの本を手に取ったのですが・・・

ある意味、これも衝撃的で
さくさくと読めました。

私は学生時代はずっと共学で過ごしましたが、
女子高生ならではの感情の揺れとか
微妙な人間関係が緻密に書かれてて
リアリティーあふれる作品でしたよ。
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「わたしの容れもの」

2017-04-03 | 読書
「わたしの容れもの」    角田 光代著

老いの兆しは、悲しいはずなのに、
嬉々として話してしまうのはなぜだろう?
減らない体重も、ひどくなる二日酔いも、乾燥する肌も…
それは、劣った自分ではなく、新しい自分。
変わる、というのは、実際はちょっとおもしろいことなのだ。
「変わりゆくカラダ」を好奇心たっぷりに綴る。


角田さんと私はほぼ同世代。
なのでとても他人事とは思えないエッセイが盛沢山で
さくさくと読めちゃいました。

変化していく(老いていく?)カラダを
しっかり見つめて、楽しもう!
前向きな気持ちになれますよ
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「昨日のカレー、明日のパン」

2017-03-28 | 読書
「昨日のカレー、明日のパン」     木皿 泉 著

悲しいのに、幸せな気持ちにもなれるのだ―。
七年前、二十五才という若さであっけなく亡くなってしまった一樹。
結婚からたった二年で遺されてしまった嫁テツコと、
一緒に暮らし続ける一樹の父・ギフは、
まわりの人々とともにゆるゆると彼の死を受け入れていく。
なにげない日々の中にちりばめられた、
「コトバ」の力がじんわり心にしみてくる
人気脚本家がはじめて綴った連作長編小説。


この本はドラマ化もされており、
話題になっていたようですね。

書評なんかでも絶賛されているのですが、
正直、私はそこまで感動とか
素晴らしかったという感想はなかったです・・・

とりとめのない日常の中で
悲しみを癒す生き方は人それぞれ。

未来はずっとずっと続いてるのだから。
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「ほしいものはなんですか」

2017-03-11 | 読書
「ほしいものはなんですか」   益田 ミリ著

「このまま歳をとって、“何にもなれず”終わるのかな…」
悩める二人の女性に、一人の少女が大切なものを運んでくる――。
アラサー、アラフォーを超え、すべての人に贈る傑作漫画!!

リナちゃんの問いかけ
「ママ、40歳は嫌なの?」
「どうして 若いほうが お得なの?」
「どうして 女の人は習い事が好きなの?」
「大きくなったら何になりたかったの?」

みなさんなら、どう答えますか?


結婚してずっと専業主婦だった私。
今こうやって復職して
働くお母さんとなりました。

両方の立場を経験しているので
この漫画に出てくる
専業主婦の焦りも、
働く独身女性の気持ちも
何だかわかるような気がして
すごく共感できた作品です
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文庫X

2017-03-04 | 読書
「文庫X」 -殺人犯はそこにいる- 

5人の少女が姿を消した。
群馬と栃木の県境、半径10キロという狭いエリアで。
同一犯による連続事件ではないのか?
なぜ「足利事件」だけが“解決済み"なのか?
執念の取材は前代未聞の「冤罪事件」と野放しの「真犯人」、
そして司法の闇を炙り出す――。
新潮ドキュメント賞、日本推理作家協会賞受賞。
日本中に衝撃を与え、
「調査報道のバイブル」と絶賛された事件ノンフィクション。


去年の秋かな?
文庫Xというのが話題になりましたよね。

本屋さんの店員さんが
本を読んでもらうために考え出したという、
中身のわからない装丁。

もうネタバレしちゃってるので
タイトルを知ったうえで読んだのですが、
今まであまり読んだことのないジャンルにもかかわらず、
ぐいぐいとひきつけられました。

この本を読んでからというもの、
ニュースで裁判の話題があると
ついつい食い入るように見てしまいます(^^;)
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