BENのブログ Going My Way

仕事、子育て、遊びなど、自分のモチベーションを上げるために書き始めることとしました。

セミナーに参加して・・・

2010-03-07 20:42:50 | 自閉症
土曜日、北海道特別支援教育センターで行われたセミナーに参加してきました。

教育課程に関わる話が中心だったので、
保護者の私には、ちょっと場違いだったかもしれません。

その中で、
筑波大附属久里浜特別支援学校の発表があり、
ちょっと『?』と思う点が・・・
質疑の中で、その『?』について、質問があり、
回答で納得したのですが、
なんとなく?は、残りました。

一つは、「取り囲む(ついたて等)「構造化」との決別
二つめは、「個別対応重視」との決別

です。

1つ目については、
ようするに、本人の理解に併せて、「ついたて」を外していく。
できれば、フラットなところで!
と言うことでした。
これって、「再構造化」のことで、
本来の構造化の姿だと思います。
それを「決別」と書くと言うことは・・・?
(単にアセスメントして再構造化しているにすぎないと思うのですが・・・)

二つ目については、
個別で理解ができることを集団の中で出来るように般化する。
と言いたかったと言う事でした。
集団での学習も必要ですが、
自閉症の特性に配慮すると、
すべて始めから集団と言うのではなくと言うことでしたが、
「決別」と書くと・・・?

色々な研修会に参加しますが、
研究者や先進的な方が、
極論や結論だけを前面に出すと、
理念ではなく、形式から入る方々には、
そこに至るステップを不要と考えることが懸念されます。
今回も、質問が無ければ、
きっと、
「構造化の否定」
(もちろん、「ついたて」=構造化と勘違いして)
「個別じゃなく集団で!」
(個別で学んだベースの上に集団があることを理解しないで)
となるのでは?と思います。
影響力がある発表なので、
ちょっと、怖い感じがしました。

発信を間違うと、
間違った方向に向かうので、
専門家にはこの辺に気を使っていただけると・・・と思いました。

質問した皆さんは、流石です!!