ベリーダンサーASYA ☆ オフィシャルブログ

レバノンを拠点に、アラブ諸国を股にかけた過去を持つベリーダンサーASYA(アシア)の今と昔の奮闘日記

悪い癖

2009-06-12 07:28:16 | レバノン

まだまだ続くよレバノンネタ。

選挙速報もそっちのけで先日、またおかしなことが起きる。

私が住む(?いや、だからエージェントね。行ったり来たりするダンサーは皆ここに住まわせてもらいます)ところは、ベイルートダウンタウンから12、3キロほど北上したアルマニア系キリスト教地区(イスラム教徒だって住んでますよ)にある。 

このエリアの、最初は「これが?」と思ってしまった道、この地区ではちょっとお洒落?でカフェが軒を連ねる道なのである。今回またしばらく滞在することになったこのエリア、滞在するビルの9階から見渡せるこの道には、この世界不況のなか、レバノン国内での経済の兆しが良くなったのか、治安が良くなった結果外に出かけるレバノン人が増えたのか、いくつも新しいお店を建築中とある。ちなみにこの道にはジャパニーズレストランまである(もっぱら働いている人はフィリピン人みたいだけど)。

これは時さかのぼること2007年春の出来事。

当時、エージェントが管理するアパート(今いるところ)に住み、それに隣接しているスタジオでトレーニングを受けていた私ともう1人のダンサーロザナ。彼女とはほぼいつも一緒に行動、生活必需品を買いに行ったりと、先に言ったその道をせっせと通ってはスーパーに買い物に出かけた。

そんなある日、スーパーに向かう私達の隣に、車がスッと止まる。細い道なんだから、おいおい、道、後ろ詰まっちゃってるよ、と思うけどこっちの人は身勝手なので気にしない。 

窓がスーッと開いたかと思うと、中年のおじさんが私達(というより私)に話しかける。

「君はジャパニーズか?」 

と。 

ジャパニーズと当てられて(だって大体フィリピン人か?だから)びっくりだが良い気になりつつも冷静に対応。 

「そうだけどだから何?」

と。 

いやあね、近々ジャパニーズレストランをオープンするのだけれど、書類を訳してもらえないかな、お金はきちんと払うよ、と言いながらそれらしき書類を見せてくるおっさん。確かに日本語で、仕入れ品のリストのようなものを目にする。 

ロザナと顔を見合わせながら、ただでスシが食べられるかもねー、なんて冗談を言いながら、そういうことなら助けてあげましょう、と携帯番号をあげることにした。 

別に当てにしていたわけではないけれど、その後私はレバノンに5ヶ月ほど滞在することになるのだが、一度も連絡は来なかった。 

続く・・・

コメント
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