ベリーダンサーASYA ☆ オフィシャルブログ

レバノンを拠点に、アラブ諸国を股にかけた過去を持つベリーダンサーASYA(アシア)の今と昔の奮闘日記

Life goes on

2014-03-31 01:51:54 | 気持ち
Life goes on.


まだ10代の頃、失恋に傷ついた私に、2つほど年下の友達が言った。

実は、あまり好きになれない言葉だった。

好きで好きで仕方がなかった彼が、私を長いこと裏切っていた上、別れを告げてきた。

随分後になって、大した奴じゃなかったな、と思ったけど、ティーンエイジの女子が渦中にいると余計に周りが見えなくなるものなのだろう。

そんな時に言われた言葉。


悲しみと悔しさと、まだどうにかなるんじゃないか、いや、どうにかしてみせる、と執拗に思うくらい私には納得出来ず、1週間で体重が7キロ落ちるほど崩れてしまうくらいもろかった。

人生は続いていくもの、仕方がない。

そんな意味のその言葉を、あの時の私は、到底受け入れることができなかった。



実は先日、流産した。

ショーやレッスンなど、色々とお休みさせていただいていたのは、妊娠が分かり、切迫流産の危険性から安静を言い渡されたから。

すぐにその報告をしなかったのは、妊娠初期でまだ早すぎたため。

安定期に入るまでは、と思ってた。

戸惑いながらも妊娠の喜びを実感し始めたものの、間もなくして出血がおきた。

体中から血の気が引いた。

それでも赤ちゃんは少しずつ大きくなり、寝たきりで安静にしていたのが功をなしたのか、心拍の確認もとれ安心した。

Made in Africa。

強い子のはず。

そう思って信じてた。

それでも、どんなに安静にしていても、出血が完全に止まることはなく、来る日も来る日も不安で仕方なかった。

トイレに行くのが、怖くて怖くてたまらなかった。

まだ分かるわけのないお腹の赤ちゃんに、それでも毎日話しかけ続けた。

そんな日が続いた。



今まで自分のお腹の中で生きていたはずの赤ちゃんがお空に還ってしまったことは、何だかとても空虚で、信じ難かった。

悲しかった。

一人でいる時、事あるごとに涙が出た。



長い間歩くことも出来なかった私は、術後1週間、外を何時間かほっつき歩いただけで筋肉痛になった。

余計に虚しかった。



今までは避けていた流産という言葉を、調べてみた。

怖くて積極的に読まなかった本の中の流産のセクションもきちんと読んでみた。

流産は、悲しい出来事だけど、身近に起き得ること。

どうしようもないことであること。

ある本には、年賀状には赤ちゃんが生まれた報告はするけど、赤ちゃんがお空に還ってしまった話はしないもの。

話すことがないだけで、周りにも、辛い思いをした人がいるかもしれない。

そんな事も書いてあった。



勝手な解釈だけど、短いながらも赤ちゃんが自分の命をかけて私に何かを伝えに来てくれたのだろうなと思う。

その何かはまだ分かってないけれど、いつかそれが分かる日が来ると思う。

自分なりに理解して、納得して、自分なりに気持ちを整理する。

急がないでいいし、焦らないでいい。

人それぞれなのだから。

そうしたら、何だか今はこう言える。

Life goes on.



辛いことがあった時、その出来事やその時を、悲しいままの状況でも、辛いままの状況でも、その時から一秒でも過ぎたなら、もう既に人生は続いているものだと思う。



すぐには到底書けなかったことも、時間が経って落ち着いて、独り言のように書ける不思議。



実は、妊娠してると知らずに撮った写真がある。


これは、赤ちゃんが私と一緒にいてくれた時を撮った証。

いつかまた赤ちゃんが戻って来てくれることを願って。



各方面の皆さまにはご迷惑をおかけいたしましたこと、心よりお詫び申し上げます。

私を応援してくださっている皆さま、レストランショーにお越し頂いておりますお客さま、サライさん、ボスボラスハサンさん、スタジオエルサラームさん、ノアダンス教室さん、レッスン代行を引き受けて下さったり、ご理解ある対応を下さったKaguraさん、Kanariさん、Kahinaさん、Malihaさん、Nisaaさん、そして生徒の皆さま、

皆さまのご理解そしてご協力なしには私は安心して横になることが出来ませんでした。

ベリーダンスコミュニティーとそれに関係している人々が、人間的で、愛のある方達で本当に救われています。

心から感謝しております。
本当にありがとうございました。

復帰は5月半ばを予定しています。
詳しくはまた改めてお知らせします。

一番近くにいて欲しい連れにはまだ会えていません。
少し、アフリカの熱帯雨林地帯に住む連れのところに行ってこようと思います。
今の私には相当遠く感じるデスティネーションですが、こうでもしないと会えません。
どうりで、私はどんどん逞しくなるはずです。
ご心配おかけしておりますが、だんだん元気になりますので、安心してください。


本日の渋谷の電光掲示板に…

2014-03-20 15:24:55 | Weblog
私のグラビア写真が・・・

というのは冗談で、

本日(3/20)の9:00AMから24:00まで、渋谷交差点の電光掲示板に、

「パレスチナ難民を含む
シリアの人々へ人道支援を」

というメッセージがシリア現地の写真とともに映し出されるそう。

毎時26分15秒と56分15秒に15秒ずつで、計30回。



30回ってちょっと少ない気もするけど、あのスクランブル交差点を通る人は是非上を見上げてください。

そして周りの人にも知らせてあげてください。

平和な日本で唯一出来る事は悲惨な状況に絶え間なく怯えて生活しなければいけない人々が世の中にはごまんといることを知ること、そして出来る人は支援することではないでしょうか。


PS. 知ってたら昨日アップしましたが、さっき知ったので今日の今日ですみません。


さくら

2014-03-19 23:33:53 | Weblog
今日は、文章のかわりにこちらをどうぞ。

と、思ったけどちょっと文章あります。











桜が好きです。(これは河津ザクラ)





ここに原発を作らないでください。

世界中から原発をなくしてください。









さてここはどこでしょう?

おいでませ、山口。(空港にそう書いてある)



国際女性デー International Women's Day

2014-03-08 21:51:36 | Weblog
日本ではあんまり知られていませんが、今日、3月8日は国際女性デー(International Women's Day)だそう。

女性の人権を記念する日で、去年お話しした9/21のPeace Dayと同様、私も最近知った訳ですが。。。

時、2008年。

アルジェリアのホテルで始めてその日を知ることになったのは、その日女性の日のイベントで真っ昼間から何度も踊ったから。

会社などでは女性社員にプレゼントが配られたり(会社から)、女性社員は早目にその日の就業を終えられたり、と何かと特典が付いてくるらしいのだけど、あたしは余分に仕事してるけどなぁ、と思った記憶がある。笑

私の仕事は人を楽しませること。

ましてやフェミニストの私は女性のためなら一肌でも二肌でも、、、脱ぎます。

こちら、今日はGoogleのマークが国際女性デー仕様になってる話の記事⬇︎
http://newclassic.jp/archives/9540


PS. メールなど頂いている皆さま、お返事できておらずにすみません。近いうちに。

これは?!

2014-03-05 23:20:01 | ベリーダンス
?!?!

面白いので騙されたと思って是非こちらの動画をご覧ください。

http://youtu.be/fr5I1Wdya48

これはもはやベリーダンスの域を超えています。

・・・そもそもベリーダンスとは書いてませんけれど。

XXとYYの「フュージョン=融合」なんてのは、どっちもちゃんとできない人が使う言葉よ!と、レバノン人の辛口の友達がいつか言ってたけど(笑)、これに限ってはそんな彼も脱帽だろうなぁ。

以前踊っていたレバノン現地のホテルで、ジャパニーズ×メキシカンフュージョンディナーたるものがあったとき、これでも一応ジャパニーズの私が見て意味が分からない食事が出されてたので、そこで働いていた彼が言いたかったことも分からなくはないけれど・・・笑。

踊っているのはロシア人のNadia Nikishenkoさん (個人的には覚えやすい名前です)。

http://www.nadia-dance.com

インド舞踊もちゃんとお勉強されてる方ですね。
あっちをギョロギョロ、こっちをギョロギョロの目の使い方でもそれを物語ってます。

ロシアとかウクライナとか、あっちの人はほんとすごいなぁ。

ウクライナでは大変なことになっていて気の毒です。
ベリーダンスの世界では尊敬しあっていて仲良く出来ているのに。。。(と、私は思ってるけど)

気に入った方は是非こちらもご覧ください。
こんなにエンターテイメント性に富んだパフォーマンスを見るのは初めてかも。

http://youtu.be/JdQvh_H5zAw

生徒の皆さんは、特に彼女が爪先立ちでターンする姿勢をしっかりお勉強ください (^-^)