ベリーダンサーASYA ☆ オフィシャルブログ

レバノンを拠点に、アラブ諸国を股にかけた過去を持つベリーダンサーASYA(アシア)の今と昔の奮闘日記

さくらんぼ

2014-08-18 01:56:58 | レバノン
7月初旬のこと。 (遅いよ。。。)

 

嬉しいことに、季節の便りに大量のさくらんぼを頂きました♪

 

さくらんぼが大好きな私は、ほぼ全てを平らげ、幸せ感に浸っていたわけですが。。。

 

さくらんぼがまた去年のこの時期、レバノンに戻った時のことを改めて思い出させます。 (ま、去年だけじゃなくレバノンのさくらんぼは甘酸っぱくて美味しくてそして安い!ということをさくらんぼを食す度無意識に話す私)

 

レバノンは、地中海に面した温暖な気候で、太陽の日差しをいっぱい浴びた野菜や果物が新鮮で美味しく、しかも、安い。

 

滞在している時は、よく近くの八百屋さんに果物を買いに行っていたのだけど、可愛い外国人のお客さん(私のことですが何か?)に毎回おまけをしてくれるので、いつも心配します。。。笑

 

いつもとは違う場所に滞在した去年は、エージェンシーのオフィスから車で30分ほど山を登った所。いつもとは違うお店だけど、滞在先にほど近いスーパーに買い物に行った時のこと。

 

お目当ての果物をカゴに入れ、その小さなスーパー内で必要なものを探し回る。ハムやチーズ、ホマスなどを買おうとデリのガラスケースの中を眺めていると、ケースの向こうから何だか視線を感じるではありませんか。

 

怖いもの見たさにそのガラスケース奥の視線のもとをたどる。

 

すると、やっぱりこちらをじーっと見ているデリ担当男性店員。

 

でも、必要なものは必要なもの。

 

満面の笑みの彼に、買いたいものと量をお願いする。

 

案の定、全てをおまけしてくれ、頼んでもないものをサービスしてくれる。 そしてまた心配になる。 自営の農家の八百屋さんならまだしも、雇われてるスーパーでそれやっちゃまずいんでないの?と。笑

 

そこから世間話に発展し、買おうと思ってカゴに入れてたスイカを食べれるサイズに切ってもらい(チーズ切った後ですが)、やはりしまいには電話番号を聞いてくる。

 

ごめんね、短い期間しかいないから、今電話番号ないの、という返答に、ああそうですか、と引き下がるわけもなくこう続ける。

 

じゃあ明日また買い物においでよ。 僕君のことを好きになっちゃったからまた会いたいよ。

 

おーい。。。 こんな大量に買って、そもそも明日も買い物に来る必要がないわ。。。と思いながらもBukra inshallah (明日ね、インシャッラー)と笑顔でその場を濁して滞在先に戻る。

 

同じ宿泊場所で滞在していた、後に会った他ダンサーにその話をすると、スーパーに行ったダンサーのほぼ皆がそのデリ担当の彼に同じような文言でナンパされたとか。

 

そうだった。。。忘れてた。

 

一瞬でも本気にとってしまった私がアホだった。

 

おそるべし、レバノン男子。笑

 

私、レバノン抗体が薄れてきてる。。。汗

 

早くレバノン注入しに行かなきゃ!

 

写真は、果物たち。 まずはmy loveさくらんぼ。

 

325g=170円くらい キロ400円ほど

 

ぶどう

 

65g=30円 キロ300円ほど それより、、、65gだけ買うなよ。。。これ合ってんのかな。。。

 

切ってもらったスイカ 800g弱で100円ちょっと超えるくらい

 

 


ダブケ!

2014-07-13 01:15:50 | レバノン

明日は、Lulu大先生(笑)のダブケWSに行ってきます♪

ダブケを大勢で踊るのは久しぶりで、今から血が騒ぎます。

しかも今更知ったことですが、Luluは実はシリア生まれだとか。

WSに参加する度に思いますが、色んな事をシェアしてくれるLulu、明日も楽しみです。

 

先日、Lulu WSをオーガナイズして下さっているアリフさんからメールを頂きました。

そこには空港で踊られるダブケの動画。

あーーー、これ大好きなやつーーー!!!と思い、でもブログで紹介してなかったな、と反省の念も込め、今日ここにアップいたします。

追って、私が気に入ってるダブケビデオをいくつかピックアップしてご紹介。

ぜひお楽しみください。

 

そしてラインナップ最後のビデオは、パレスチナのダブケの映像です。

日本のメディアではあまり大々的に公平な取り上げられ方をしないため、おそらく知らない人も多いのではと思うのですが、今ガザでは大変なことが起こっています。

何の罪もない市民が殺されています。

子どもも、赤ちゃんも、そして大勢の人々が。

何のために空爆をして、何のために人殺しをするのでしょうか。

こんなことをしたって、憎しみしか生まれない。

記事1: http://jp.reuters.com/article/jp_column/idJPKBN0FG0W320140711?pageNumber=3&virtualBrandChannel=0&sp=true

記事2: http://www.huffingtonpost.jp/2014/07/10/families-set-differences-aside-to-grieve-together_n_5576490.html

記事3: http://www.asahi.com/articles/ASG7D5R8CG7DUHBI01L.html

記事4: http://www.afpbb.com/articles/-/3020364

 

と、自称社会派ベリーダンサーはよく脱線します。

・・・失礼。

でも知ってもらいたいのです。

ということで、こちら!ビデオをお楽しみください♪

 

レバニーズダブケ @ ベイルート・ラフィク・ハリリ国際空港

ある種のダブケ版フラッシュモブ

なにげなーく普通に仕事している空港職員や、航空会社のパイロットやCA、今から旅立つ旅行者、子供など、空港にいる皆を巻き込んでのダブケ!

何年か前、この映像が出回った当初は、懐かしくて楽しくて何度も何度も観ました。

lebanese dabke - Beirut Duty Free Rocks Airport with Dabke Dance - Full Version - HQ

 

どこの?

わかんない!でもカッコいい!!!

 

  

レバニーズ結婚式でのダブケ

ダブケ音楽では(少なくともレバノンは)、必ずこの大太鼓を叩いてます。

結婚式の参列者が参加しているので、さほどアクロバティックではないですが、雰囲気を掴むにはばっちりの映像です。

これが皆で踊るダブケ!

Libanesische Kurden Hochzeit DABKE 2013 NEU *

 

レバニーズ・ダブケ on the roof top!

一般的レバノン人の集合住宅の屋上でのある夏の夜。。。

レバノン人男子の若者たちが気心知れた仲間とダブケを踊る。

とてもレバノンっぽさを感じるビデオの一つです。

DABKE LEBNANEYE!!! Compilation..  

 

そしてこちらがパレスティニアン・ダブケ!

カッコいい!!!!!

Palestinian Dabke -Ya zarif attul

 

中東に平和が訪れることを心の底から願います。

 


ドキュメンタリー映画『革命の子どもたち』

2014-07-10 03:18:52 | レバノン
長くなってしまった。。。
が、読んでください!
そして映画を観にいってみてください!
⬇︎ ⬇︎ ⬇︎
ドキュメンタリー映画「革命の子どもたち」を観にいきました。
http://www.u-picc.com/kakumeinokodomo/


かつて日本赤軍とドイツ赤軍を率いた二人の女性、重信房子とウルリケ・マインホフの壮絶な生きざまを、それぞれの娘・重信メイとベティーナ・ロールの視点から描いたドキュメンタリー映画 [シネマトゥデイ映画ニュースから引用]。

テロリストと呼ばれた母を持つ娘、重信命(メイ)さん。

実は私、2000年の重信房子さん逮捕のことを、リアルタイムで見ていません。
留学先のオーストラリアでのほほんと暮らし、ベリーダンスに没頭するなど自分のことだけに精一杯で、日本で起きていることに、さほどの目を向けていなかったと思います。

重信メイさんのことは何年か前に知り、レバノンで生まれ育ったことを知ってからは勝手に親近感を持ってたわけですが、「革命家の娘」として、子どもながらに常に危険を感じながら生きていかなければならなかった彼女にずっと興味を抱いてました。
28年間国籍もなく、身を守るために嘘をついてこなければならなかった彼女。

現在は作家・ジャーナリストとしてご活躍中です。
彼女は、メディアによっては事実をきちんと伝えていないこともあり、都合の良い一方的な報道や意見をそのまま受け取るだけでなく、このドキュメンタリーが、メディアに疑いの目を持って視野を広げるきっかけになって欲しいとのこと。
原発のことや先の集団的自衛権のこともそうですよね。。。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140705-00000017-flix-movi

中東に生きてきた彼女は、日本において貴重な存在でしょう。
強くて美しくて聡明な女性。
・・・にしても、メイさんとレバノン人オリエンタルダンサーのアマーニが似てると思ってしまうのは私だけでしょうか?

足かけ3年、レバノンにベースを置いて活動してきた私にとって、今日彼女にお会い出来たことは、何だかとても重みのある経験でした。

私が現地で大変だったと思ったことなんか、取るに足らないでしょう。

現在、東京ではテアトル新宿にて、上映されています。
その他、全国各地で上映されます。
http://www.u-picc.com/kakumeinokodomo/theater.html

明日7/10(木)も、テアトル新宿にて18:40上映回の後、重信メイさんご本人×雨宮処凛さん(作家・活動家)のトークショーがあります。
ぜひぜひ観に行ってください!!






今回

2013-07-15 05:33:52 | レバノン

今年のラマダンが始まった日(と言ってもレバノンに至ってはシーア派は9日、スンニ派は10日だったとか)、

今回私は7月10日にレバノン入りした訳だけど、実はその前日に車両爆破テロがあったそう。

メディアの情報がどこまで正しいか分かりませんが、シリア情勢と関係のあるヒズボラの本拠地を狙った攻撃だとか。

何にせよ、こういう事件が起こるのは本当に痛ましく、やるせない。

 

レバノン入りする前日に起きた話だったのでちょっとビビったが、よく考えたら2007年に長期滞在し、

毎晩踊りながら生計を立てていた私は、すぐにその時の状況を思い出す。

あの時も状況は良くなかったよな、と。

 

このエリアの情勢が良くなることを、心から願う。

 

エントリーをここで終わらせるのもやるせないので、クスクスしてしまった話を一つ。

先日立ち寄ったカフェでの話。

アールグレイティーを頼んだ私にウエイターが確認する。

アーリーグレイね。

アーリーって、early?笑

 

 


再訪黎

2013-07-12 07:37:59 | レバノン

「黎巴嫩」と書いて、レバノン、と読むそうです。

読めねぇ。。。


ということで、今年2月の訪黎。

今回私は約X年ぶりにレバノンの地を踏むことになるのですが、

なぜこんなに間が空いてしまったかというと、ここでは述べきれないほどの理由があります。

そんな理由はさておき、その時レバノンで感じたことをありのままにつづります。

 

一見関係ない話、と思われる書き出しかもしれませんが、ぜひ全て読んで下さい。 

 

2010年12月17日、失業中のチュニジアの青年(モハメド・ブアジジ)が、

果物や野菜を街頭で販売していたところ、販売許可がないとして警察が商品を没収。

そのことに抗議するため、彼が自らガソリンをかぶり焼身自殺を図ったことから始まったジャスミン革命、「アラブの春」。

その後ジャスミン革命は瞬く間にアラブ諸国を巻き込み、各地で革命が起きた訳だが、

ヨルダン、エジプト、バハレーン、イェメン、リビアなどと共に飛び火した国の一つがシリアであり、その隣の国がレバノンである。

こうしている今も、シリアではたくさんの人々が犠牲になり、苦しんでいる。

そのシリアの情勢が悪化してから早2年半。

隣国が破壊的危機の渦中にいる中、レバノンにもシリアからの難民が多数移動してきている。 

 

その結果、レバノンでは以前に比べて治安が悪くなったとか。

皆、必死だろうから。

 

誰かが言ってたなぁ。

アラブでいう春っていうのは、砂漠からの風で埃っぽく、見通しが悪いんだよ、って。

 

そんな中、唯一変わらないと思われるレバノンのエージェンシー内。

久しぶりに私を見たゲイのトレーナーは、私を見るなり大興奮。

座っていた彼は、挨拶に来た際、隣に立った私の太ももを両手で掴んで太さを測る。

そしてこう言い放つ。

「マリーコォ(レバノン&こちらで仕事をする時、私はいつもMariko。ダンサー名アシアは彼に名付けてもらったにも関わらず、彼は私の名前をアシアと命名したことを覚えていない気がする)、前にS〇Xした時より大分大きくなったわねぇ!」

っておい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

同じ部屋に居合わせたスタッフ2人は驚いて顔を見合わせる。

え、あんたたち、そういう関係だったの?と言わんばかりに。

 

冗談だろうがそういうの、ホント困るんだけど。笑

あることないこと皆が噂するでしょうが!!! 

でもそういうユーモアセンスが私にはツボなのですけれどね。

 

そして実はこのエントリーをアップしている現在、私はレバノンにおります。

今回の再訪黎こそはアップデートするつもり。

益々パワーアップしているエージェント軍団、今回もネタ集めしてきます!笑

 


お洒落は足元から

2013-02-15 00:37:45 | レバノン

レバノン人は、とってもお洒落。

洋服なんかのデザインも、斬新で、攻めのファッションで決まってる。

老いも若きも自分なりのファッションに身を包んでいて、見ているこちらも楽しくなるのだ。

 

先日、ひょんなきっかけからレバノンでウィンドウショッピングに出かけた。

ダウンタウンベイルートから北へ3キロほどのDora(ダウラ)/Bourj Hammoud(ブルジュ・ハムードゥ)という、住居とお店でひしめき合っているエリアへ。

 

ふら~っと立ち寄った靴屋さんで私の目を惹く靴。

これ。↓

 

 

攻めてるなぁ。

買わないけど試着してみる。

なんだか怪獣を彷彿させる。

おもしろいけど、いや、買わないでしょ。

キョロキョロしていると目を惹く靴、もう一組。

ブーツである。↓

 

 

ただの冷やかしで、何も買うつもりはなかったのに。

でもこれ、メイド・イン・レバノンで中々立派なのである。

何と言っても良いのは値段。

これ、33ドル(3,000円)。

 

そして自分を正当化。

今現在、観光ダメージを相当受けている国を助けるつもりで、はい一句。

「レバノンに、落とすお金が誇らしく」

 

皆さん、お洒落は、足元からですよ~。

 


2013-02-11 22:01:17 | レバノン

レバノンは、地中海に面する小さな国です。

国土はおよそ、日本の岐阜県ほど。

地中海性気候、と、温暖な気候で、冬もさほど冷え込みません。

寒くても12、3度までしか下がらないのですが、実はレバノン(そして地中海に面しているその周辺の国々も)、地中海から少し東に入ると、南北に2,500~3,000m級の2つの山脈(レバノン山脈&アンチレバノン山脈)があり、積雪があるらしいのです。

 

「らしい」、というのは何を隠そう、ワタクシ、まだレバノンで雪を見たことがなかったから。

スキーリゾートのあるファラヤ(Faraya)というエリアのホテルで踊っていたくせに。

 

もちろん、スキーリゾートというのだから、それ関係の施設はあるのですが、なんせ踊っていた時期は夏だったし、私がレバノンにいる時期は決まって春から秋にかけてが多かったので、スキー場で当たり前にあるであろうリフトを見ても、少し違和感を感じていたほど。

レバノン人がしきりに、「レバノンでは一日にスキーをして海で泳ぐことも出来る(一日に四季を味わえる)」という時には、少々話し半分気分で聞いていた私。

 

けれど、今回間違いない景色を目撃してきました。

これです。↓

 

 

間違いなく雪です。

 

こんなに積もるのです!↓

 

びっくりです。

4月や5月になれば、もっと暖かくなるけれど、雪が残っていればスキーだってまだ出来る時期。

同じ日に、スキーをして、海で泳ぐって事が可能だって訳です。

恐るべし、麗しのレバノン。

 

 


標識

2013-02-08 01:08:13 | レバノン

ベイルートの空港に行くまでの道のりには、世界中のどの都市にでもあるように、「到着/Arrival&出発/Departure」の標識がいくつかあります。

以下の写真、光が反射して見ずらいらいかもしれないけれど、目を凝らしてよーく見て下さい(特に到着)。

 

 

このまま行くと地球に突き刺さるから!笑

 

 


レバノンアップデート

2012-10-21 00:37:17 | レバノン

ご存知の方もいらっしゃるとは思いますが、現地時間の金曜日、ベイルートで爆破テロがありました。

こんなニュースをブログで書くのは嫌なのですが、本当のことです。

 

隣国のシリアの情勢も、今回のテロ事件も本当に心が痛みます。

詳しいことは分かりませんが、レバノンの首相(Najib Mikati)は、この自動車爆破テロ事件について、シリアの混乱が関係していると話しているとか。

実際、今回8名の方が亡くなり、何十人もの方が負傷したそうです。

亡くなった方の中には、情報局のトップ(Brigadier-General Wissam al-Hassan)もおり、それがそう結びつけられている理由のひとつのよう。

単純な話ではないとは思いますが。

 

英語になりますが、ニュース記事の一つです。

http://www.theglobeandmail.com/news/world/lebanon-reeling-as-deadly-bombing-blamed-on-syria/article4626110/

 

レバノンの政治もとっても複雑で、このことが今後のレバノンを不安定にしないことを祈ります。

 

日本と中国や、韓国との問題もそうですが、隣国同志、どうにか仲良くできる方法はないのでしょうか。

そしてシリアの情勢が一日でも早く改善されるよう願っています。

 

今年の夏、アジア研究所が開催していた夏期講座に参加してきました。

「アラブの春後のアラブ」という興味深い講座でした。

シリア人の方がシリアの発表をなさっていたので、今度機会があればこのブログでも掻い摘んでエントリーアップしてみたいと思います。

もちろん、いつになるかのお約束は出来ません、はい。笑

 

 


ある夏の夜(補足)

2012-08-03 00:10:24 | レバノン

昨日のエントリーの話、もしかしたらイメージしづらかったら思い、補足しておきます。

 

隣のビルから花火が放たれていたのは、普通の部屋の窓からなのです!!!

(おそらく誰かが手で横に持って発射させていたものだと思われます)

 

これでイメージし易くなりましたでしょうか?

 

恐るべし、レバノン!!