日伊文化交流協会

イタリアに関する色々なこと(旅行、料理、語学、本、映画など)を書いています。ブログをお持ちでない方のコメントも大歓迎!

大人になってから知ったこと

2010年05月25日 14時32分38秒 | 日常のつぶやき
にほんブログ村 海外生活ブログ イタリア情報へにほんブログ村   

      クリックよろしく



いや~前回の臭いネタでは久々にたくさんコメントを頂戴し、ごきげんながっちゃん。
フェチな香りに呆れ顔半分、逆にみなさんのフェチな香りも教えてもらって楽しませていただきました。
さて、今日は「大人になってから知ったこと」ですが、
先日から、ミッチャム☆キングダムのミッチャムさまがイタリアつながりのことで、アニメのコメントをいくつかくださいまして、それで思い出したことや、新たに知ったことを書いてみます。

私がはじめてイタリアに行ったのは、今から20年以上前の話。
当時は、イタリア語を全く知らなかったので、ホテルの部屋のテレビをつけたところで、何を言ってるのやら皆目解らず。
でも、まぁそんな中、ポチポチとリモコンボタンを押していたところ、突然現れた懐かしい画面・・・

それはずばりアタックNo.1

いやぁ~異国の地で出会う、「鮎原こずえ」に郷愁を覚えましたでありますよ。
子供の頃アニメと言うのは再放送を何度も何度もしていたので、「アタックNo.1」や「エースをねらえ」などは今でも、主題歌も終わりの歌も歌えるほどでございます。

今はイタリアのみならず、ヨーロッパで日本のアニメがもてはやされ、アニメだけでなく、漫画も相当数翻訳されていることは周知のことかもしれませんが、当時日本のアニメが輸出されているなど知らず、まさに衝撃的でした。

ちなみに、イタリアでアタックNo.1は、

Mimì e la nazionale di pallavolo

と言うタイトルで、つまり鮎原こずえは、「ミミ」と言う名前になっておりました。
ちなみに、主題歌は、「苦しくったってぇ~、悲しくったってぇ~」
とは全く違います。

正直あまりのギャップに愕然とします。

イタリア版「アタックナンバーワンのオープニング」




でですね、今日書きたかったのは、当時日本のアニメが海外に輸出されていたことを知らなかったように、私が子供の頃に見たアニメが外国のものであることをしらなかったわけでございます。


「カリメロ」

については結構早くに日伊合作のアニメだということを知ったのですが、子供の頃に見たもので、ちょっと外国っぽい話だなぁ~と思うものを調べてみたみたところ、原作者が外国人っていうのがゴロゴロ。
中には、映画『ネバーエンディング・ストーリー』(はてしない物語)の原作者:ミヒャエル・エンデが原作を書いてたり、もうビックリ。

それにしてもそういうことをネットで簡単に調べられるようになったんですねぇ~

あと主題歌とか、調べたんですが、ユーチューブの貼り付けたたがイマイチ良く解らないの。ご興味のある方は、♪歌詞をクリックしてね~


でね、まずはイカニモ外国のアニメって感じのがコチラ・・・



『小さなバイキングビッケ』

原作者:ルーネル・ヨンソン
スェーデン人だそうでございます。これはなんとなく子供心にバタ臭いというか、日本のものじゃないぞ。って感じはしてましたです。バイキングって言葉もこのアニメで覚えたし、なんていうか、ヨーロッパの国々の景色とか雰囲気とかがよく出てました。

♪ビッケビッケビッケは海の子バーイーキーンーグーーー



続いては、日伊合作アニメ。合作ってことはイタリアでも放映されてたのかな?

      

『カリメロ』

原作:ニーノ・パゴット、トニー・パゴット
卵の殻を頭にかぶった黒いヒヨコのキャラクターで、かなり情けないっていうか意気地なしなイメージだった・・・こんな風に言っちゃうと元も子もないけど。
終わりの絵描き歌の出だしが、オーソーレーミーヨで、いかにもイタリアって感じだった。

♪ピヨ、ピヨ、カリィーメーロ



これが衝撃的だった



『ジムボタン』

原作:ミヒャエル・エンデ
いやーーーこれがエンデ作だとは全く知らなかった。かなり複雑な話であったことは確か。敵の光線みたいなのにあたると、人が石に変えられちゃうけっこうコワイ話。私がこういうアニメを見ていた当時は、「恐れ入りますが、しばらくお待ち下さい」って言って、画面が突然グレーになってそういう看板文字になったり、そういうことがしょっちゅうあって、一話見逃すと、えっ???ってことになった覚えがあります。

♪君にもあぁ~る君にもあぁ~るこの力・・・



ムーミンはもうみなさんご存知だと思うので、こちらにしました。しかしムーミンを妖精じゃなくカバだと思ってた人は多いはず。

      

『山ネズミ ロッキーチャック』

原作者:ソーントン・バージェス。ビーバーの和名は山ネズミなんですねぇ~。これは当時カルピス劇場って名前のアニメシリーズの一つで、多分「ムーミン」の次だったような気がする。このあとからは、「アルプスの少女ハイジ」、「フランダースの犬」「母をたずねて三千里」と人間が主人公になったと思います。がっちゃんは母をたずねてぐらいから見てないんですけれど、こういうアニメっていつまでも心に残るエピソードが幾つもあったと思います。

♪緑が森の陽だまりは、かくれんぼするのによいところぉ~



最後はイタリアと言いばコチラ

    

『母をたずねて三千里』

原作者:エドモンド・デ・アミーチス。いやぁ~これがイタリア原作だと知ったのはなんとイタリア語を勉強しはじめてから。よく考えると登場人物みんなイタリア人の名前だし、ジェノヴァから出発してるんだよね~。
でも、不思議なことにこれはイタリアでは放映されてないらしい。
「アルプスノ少女はハイジ」はイタリアでも放映されてる(現在形。今でもしょっちゅう再放送してるから)のに、「母を・・・」のうほうは何故か放映されず。
で、原作はエドモンド・デ・アミーチスですが、これは「クオーレ」と言うある少年の日記に綴られた挿話を元に描かれているので、原作はメチャ短い。アニメにしたら、たぶん3話分ぐらい。なので、色々付け足したらしいです。

そうそう、大人になってから知ったことと言えば、この終わりの歌で、

♪今ボクを、起こしたお日様が、ほらもう真上、今母さんをおこしてるんだ・・・。はるかな海のボンジョールノ・ミア・マードレ

について、いわゆるイタリアとアルゼンチンの時差によって、この太陽の位置が違うことや、ボンジョルノ・ミア・マードレがイタリア語で「おはようボクのお母さん」の意味だと知ったときは、ちょっと感激でした。

♪はるかそうげんを~ひとつかみの雲が~

エンディングが聞きたい方はコチラ

今大人気のアニメ『鋼の錬金術師』とか、『ONE PIECE』とかも優れたアニメだと思うけれど、なんだろ、こういういつまでも色あせない漫画っていうのはすごいなと。
イタリアは、余りにも古い映画とかしょっちゅう再放送しすぎで、辟易するときあるけれど、逆にそういう『名作』みたいなものが世代を超えて見れるのはいいなと思います。
イタリアでアタックナンバーワンのDVDでも買おうかなぁ~。

   皆様の好きなアニメも教えてね

にほんブログ村 海外生活ブログ イタリア情報へにほんブログ村   


最新の画像もっと見る

16 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
今日知りました! (ciaomami)
2010-05-25 18:51:06
「遥か草原を~ひとつかみの雲が~」♪の唄は「1つ神の雲が」と思っていました(汗)
返信する
子供の頃は・・・ (cosi-cosi)
2010-05-25 21:09:30
小さいときはウルトラマンや仮面ライダーのような実写が好きでしたね~バロムワンとかミラーマンなどなど
後は夏休みになると必ず放送されるど根性ガエル・・・あとはタイガーマスクやバカボン・・・
たくさんあります~古いアニメは簡素で落ち着いて見れます。今でいうとサザエさんやちびまる子またいな・・・
あと外国のものでは、チキチキマシン猛レースとかドボチョン一家の幽霊旅行など
あ~思い出したら見たくなりますね~
返信する
Unknown (tomocone)
2010-05-26 08:35:44
日本のアニメってイタリアにはかなり昔らから放送されているみたいですね。
そして、最近のアニメも放送していますが、古いものも何度も放送しているためか、若い子が日本の古いアニメを知っていて、こっちがびっくりしたりすることがよくあります。
アッタクNo.1は最近でも駅の売店でよく見かけますよ。
私の友達のイタリア人が子供のころ(30年以上前ですね)にアッタクNo.1を見てたそうです。こずえのライバルの「みどり」はイタリア版でも「みどり」らしくて、日本人の「みどり」という女性にあったときに、彼女の頭の中はアッタクNo.1の「みどり」でいっぱいになったって言ってました。
それにしても、アッタクNo.1の主題歌は本当に全然ちがいますね。私としては、あの歌がないアッタクNo.1なんて、アッタクNo.1じゃないような気がしてしまいます。 
返信する
みごとに! (Qua)
2010-05-26 16:26:53
画面と音が気持ち悪いくらいあってませんね~
「アタックNo1!」
おどろいた~でも、面白い!!
やっぱ、「苦しくったって~」じゃないとコートの中でボールをボンボン投げつけられる感じがあいませんね(笑)
そういえば
ドラえもんも人気あったみたいですね。
返信する
Unknown (gellius)
2010-05-26 20:30:54
日本のアニメはもう世界中で知られてるもんねぇ~♪
ただ、やっぱり日本のだという認識が少ないものも多くあるようでございます。
しかし、母を訪ねて~がイタリア原作だったとはねぇ~。イタリア人でも知ってる人いるのかしらね?
でも原作者の苗字がスペイン人っぽいねぇ~。
返信する
お返事(その1) (がっちゃん)
2010-05-27 12:23:36
☆ciaomamiさまへ☆

>「遥か草原を~ひとつかみの雲が~」♪の唄
>は「1つ神の雲が」と思っていました(汗)

あるあるある~
私は昔世良正則の、「引金」って言う歌の中で、
あんたとならねてあげると。
ってフレーズが、

「あんたとならね、手上げると」だと思ってました。だってタイトルが引金だから、一緒に降参っていうことかと思って・・・

「あんたとなら、寝てあげる」と知ったのは、あるとき画面に歌詞が出てからです。
返信する
お返事(その2) (がっちゃん)
2010-05-27 12:28:27
☆cosi-cosiさまへ☆
>小さいときはウルトラマンや仮面ライダーの
>ような実写が好きでしたね~バロムワンとか
>ミラーマンなどなど

男の子にはそのほうが人気でしたね。
私はどうも怖くて・・・
バロムワンがここぞって時にケンカして、もとにもどっちゃうのもなんだかなぁ~でしたし、なんとかゲロゲをみたあとは夜怖くてトイレにいけませんでした。

>後は夏休みになると必ず放送されるど根性ガ
>エル・・・あとはタイガーマスクやバカボン・・・

ユニセックスと言うか、男の子にも女の子にも親しまれた漫画の一つは、「バカボン」もそうでえすが、「はじめ人間ギャートルズ」もそうではないかと。
あの終わりの歌、かまやつひろしが歌ってましたね。いつのまにか「ムッシュかまやつ」になったけど。

>あと外国のものでは、チキチキマシン猛レー
>スとかドボチョン一家の幽霊旅行など

私は外国物では、なんと言っても、「トムとジェリー」ですねぇ~
トムがかわいそうでね。
アリタリアに乗ると今でもトムとジェリーをやってます。どんだけ古いねん。って感じですが、あれってストーリーがあってないようなものだから、世代関係なく楽しめるってことなんでしょうね。
返信する
お返事(その3) (がっちゃん)
2010-05-27 12:35:55
☆tomoconeさまへ☆
>最近のアニメも放送していますが、古いもの
>も何度も放送しているためか、若い子が日本
>の古いアニメを知っていて、こっちがびっく
>りしたりすることがよくあります。

本当にその通り。
日本でも、夏休みになると例えば朝8時~10時ぐらいまでずっとアニメみたいなチャンネルがあって、そうですねぇ~ここ数年では、スラムダンク、ドラゴンボール、プリキュアシリーズをやってたりしますけれど、それ以上古い世代のもの、キャプテン翼や、ガンダム、宇宙戦艦ヤマト、になるともう流石にやってませんね。
日本の場合、再放送するサイクルがせいぜい5年~10年ぐらいまでって感じで、イタリアみたいに20年~30年ぐらい前のものを再放送するのはすごいと思います。

>それにしても、アッタクNo.1の主題歌は本当
>に全然ちがいますね。私としては、あの歌が
>ないアッタクNo.1なんて、アッタクNo.1じゃ
>ないような気がしてしまいます

ですね。以前「ベルサイユのバラ」のイタリア版を見たときもかなりショックだったんですけれど、なんだろ、全然もとのテイストと違うものになるのは残念です。
返信する
お返事(その3) (がっちゃん)
2010-05-27 12:39:39
☆Quaさまへ☆
えっと、Quaさまは、quattordiciさまの略でいいんですよね~。
今度からずっと、Quaでしょうか・・・
長いですものね(笑)

>やっぱ、「苦しくったって~」じゃないとコ
>ートの中でボールをボンボン投げつけられる
>感じがあいませんね(笑)

そうなんですよ。後半の走ってるところぐらいはこれでいいんですが、なんせ

♪くるしくったってぇ~
♪かなしくったってぇ~

なのに・・・

>ドラえもんも人気あったみたいですね。

ドラえもんも違う主題歌でしたが、なんせもともと明るい曲なので違和感がないですね。
どうでもいいけれど、パソコンで、

ドラエモンと打ち込んだらちゃんと「ドラえもん」と変換されるのがすごいですねぇ~
返信する
お返事(その5) (がっちゃん)
2010-05-27 12:46:32
☆gelliusさまへ☆

>しかし、母を訪ねて~がイタリア原作だった
>とはねぇ~。イタリア人でも知ってる人いる
>のかしらね?

これは知ってる人少ないです。
でも、エドモンド・デ・アミーチスの「クオーレ」は、ジャン・ブラスカの「ヴァンパ」の双璧っていうか、「ヴァンパ」って言うのが、超がつくいたずらっ子の子供の目を通した強烈な風刺なのに対して、「クオーレ」はなんだろ、孔子の論語みたいな親が子供に読み聞かせてあげたいような、道徳の本って感じなので、たぶんクオーレ自体はイタリア人みんな知ってるはずです。教科書にも出てるんじゃないかな。
ただ、「クオーレ」と「ヴァンパ」どっちがすき?って聞くと、みんな笑いながら「ヴァンパ」を選びますねぇ~

今度両方をブログで紹介してみようかしら・・・
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。