日伊文化交流協会

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洗濯って色々あるのねぇ~

2013年03月14日 17時26分31秒 | 日常のつぶやき
先日、テレビでたまたまいくつかの国の洗濯についてみる機会があって、ちょっと驚いたので書いてみます。
でも、テレビで放映されることって、ある一部の出来事だったりするので、間違ってたらごめんなさい。

≪韓国編≫
タオルやふきんまたは白物については、鍋で洗う。

テレビで見たのですが、台所に洗濯専用の鍋があって、形状はちょっとしゃぶしゃぶ鍋に似ていて、(でも底は空いてない)そこに洗濯物を入れて、とにかく煮沸消毒っていうんでしょうかねぇ~。
中央の筒になった部分から、沸騰したお湯が循環するようになっていて、途中かきまぜながら、洗濯物をとにかく煮るんですよ。
もちろん、途中で取り出して洗濯板でゴシゴシするし、最後の脱水と言うか、絞るのも手だし、見ていて大変だなぁ~。って思いました。



≪ドイツ編≫
タオルやふきんまたは白物については、95度で洗う。

これまたテレビで見ました。NHKのドイツ語講座かなんかたまたまつけたらやってました。
ドイツの洗濯機って、温度設定がいろいろあって、なんと最高95度まで!!まさに熱湯です。
考え方は韓国と同じで、消毒の意味があるんだと思います。しかしそれを洗濯機でできるってスゴイ・・・
そんな熱湯を沸かせる瞬間湯沸かし器って日本では無い気がするし、あっても洗濯機自体がその温度に耐えるのもすごい。
何もそこまで熱くしなくても・・・ って思ったけど、きっと日本より日照時間が短かったり、弱かったりする寒い国では、洗濯物を外で干してもそうそう乾かなかったり、そもそも外干しをしない国もありますしね。日光消毒ができないとなると、煮沸って考えるのでしょうか。


≪アメリカ編≫
洗濯物は基本的に外に干さない。

これまた新聞だったか雑誌の情報(つまりまた聞き)で恐縮ですが、もう一つ。
アメリカで、洗濯物を外に干そう!と言う活動が広まりつつある。と言う記事を目にすることがあってびっくりしました。なんてもアメリカの多くの地域で洗濯物の外干しが禁止されている。のだとか。
自由の国アメリカとか言うけど、洗濯物すら外に干せないなんて・・・。
まぁ、あれだけ冷凍食品などが発達している国ですから、乾燥までやってしまう洗濯機とか、洗濯機のすぐとなりに乾燥機があれば、外に干すよりも楽っちゃ楽なんですが、それよりも、もっと意外な理由があるそうです。
まず、「洗濯物を外に干す」=「スラム(貧困)」というイメージがあって、景観を守るという観点からも、洗濯物の外干しは歓迎されないのだそう。
まぁ確かにイタリアでも、ナポリあたりは平気で通りの頭上を洗濯物の旗がはためきますが、ミラノや、あといわゆる歴史的美観地区では見かけません。
で、アメリカでは、「外に干す」という行為は、「乾燥機が買えない貧しい人」と言うことになるそうで、いわゆる建売住宅の並ぶ郊外のベッドタウンなどは軒並み、外干し禁止なんだとか。
ちなみに、この外干し禁止っていうのは、ブラジルとかでもそうみたい。太陽の国って感じなのに・・・
でも、エコブームの一つで、太陽光と言う自然エネルギーをもっと大切にしよう。と言うムーブメントの一環で、洗濯物の外干しを訴える市民団体が増えている。ってことでした。
がっちゃんは、たとえ花粉の季節であってもやっぱり太陽光に当たった洗濯物が大好きなので、いっつも外干しです~。



≪イタリア編≫
洗濯機を回すときは、一緒に石灰溶解剤を入れる。

イタリア在住の方なら常識ですが、イタリアの水(たぶん他のヨーロッパもそうでしょうが)は全般的に硬水。つまり水の中に含まれる石灰含有量が日本とはくらべものならないんです。だから水が不味い。
ってことで、その石灰を溶かす粉(液体もある)を一緒に入れて洗濯機を回さないと、洗濯機の注水・排水またはドラム内に石灰がこびりついて、長くそのまま放置すると故障の原因になるから。
洗濯機はほとんどドラム式で、めっちゃ時間がかかります。普通コースで洗ったことがないのですが、聞いた話では、2~3時間かかるそう。私は滞在中、最短コースで使っていましたが、それでも1時間半くらいはかかりました。あと、イタリアもドイツと同じく、温度設定ができて、やっぱり白物は高温で洗うみたい。でも95度なんてあったかなぁ~。
でね、これもイタリア人の特徴なのかどうかわからないけど、イタリア人はアイロン大好き。
最近はイタリアも変わりつつあるそうですが、パンツや靴下にまでアイロンを当てます。
だからちょっと生乾きとかでもアイロンで乾かしちゃえぇ~って感じなのかも。
あと、これもイタリアだけかどうかわからないけれど、洗剤の種類が多い気がする。日本でもマメな人はきっと色柄とか白とかちゃんと分けて洗濯しているでしょうけれど、イタリア家庭の洗濯用の棚を見ると、その種類の多さにびっくりしました。白物専用、黒いもの専用、ウール、デリケート衣類、と何種類もありました。
なんでもオールインワンの洗剤+柔軟剤で済ます私はたんにズボラなだけなのか・・・




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2 コメント

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Unknown (とすかーな)
2013-03-15 22:27:19
確かにアメリカはどこも乾燥機がついていました。
私が聞いたところだと、貧しいと思われるということもありますが、どんな年齢層で何人住んでいるかなどが洗濯物でわかってしまうので、治安の面で危ないから外に干さないほうがいいとのことでした。

見てきました。30,40,60,95度。95度ありました~!
確かにイタリアは洗剤の種類が多いと思います。
日本は、ほとんどどんな色も一緒に洗っちゃっても大丈夫だけど、イタリアは、分けとかないと色がでる。
そうならない為の吸収剤ってのもあるんだけど毎回買ってたら高くつくんで、やっぱりわけて洗ってます。
色分けすると洗濯物がたまらないから、日本のように毎日洗濯っていう人ほとんどみないな~。
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とすかーなさんへ (がっちゃん)
2013-03-16 14:51:08
おぉ~。治安!!
そうかぁ。さすがはアメリカ。日本でも女性の一人暮らしはなるべく外干しはやめた方がいいとか言いますものね~

ところで、90度までありましたか。
まぁドイツとイタリアだと同じメーカーの洗濯機を使ってそうですものね。
95度で洗ったらなんでも綺麗にしてくれそう・・・
だけど、すすぎで温度が下がるとチヂミそうで怖い。

あととにかく洗濯機の時間がかかるし、向こうは毎日洗うというより、かなり汚れてから、しっかり洗濯って感じなのかしら。
どっちが省エネなんだろ。
またいろいろ教えて下さいねーーー
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