ロイター『Best of Week』写真

Ruiterで毎週『Best of Week』というタイトルで今週の一番良く撮れた写真を掲載しているのだけど、このBestという言葉がどうも妙に引っかかる。　

悲惨な現場の写真で、写真の写り具合を競いある事事態なんだか不謹慎。　写真によって多くの人に悲惨な現状を伝えたいという使命感があったのだと信じたい。　でも、このコンテストのような言い方はやめて欲しい気がする。。。

http://www.reuters.com/news/pictures/slideshow?articleId=USRTR2GWMK&slide=20#a=19
Positions of victims 14 and 15 of a deadly stampede are marked on the street between two tunnels in Duisburg, Germany, July 25, 2010.

例えば、19番目の写真。　7月24日、ドイツで行われた「Love Parade」でトンネル内で起きた事故。　原因は良くわからないけど、明石花火大会事故と同じで、主催者、警備、警察、自治体の連携ができていなかったのが一番の原因だと思う。　その事故の死体痕の写真。　14番目の死体、15番目の死体。　そんな写真の撮れ方を競われるのは、そこで死んだ人の魂を軽薄視しているようでなんだか負に落ちない。

『Best of Week』ではなく、『Most Inspired of Week』の方がまだまし。。。そう思ってしまう。。。