普請道楽

建築家との普請の記録のためのブログ。
しかしすでに家も建ち、今では徒然なるまま感じたことを書く「日日雑記」であります。

朝ずし、ときどき甘言男

2008-12-20 14:04:08 | Weblog
小原庄助さんばりに、朝寝も朝酒も朝風呂も、滅法好きなわたし。
新たな「道楽」の境地へと踏み出した。

朝ずしである。

朝4時に仕事が終わり、帰宅をしようとしていると、甘言を弄する男ありけり。
「今から、築地に行くと、人気で長蛇のすし屋が、並ばずに入れますよ」

しばし悩んだ私。
「しかしこんなに早くにあいてんの?」
甘言を弄する仲間。
「築地ですよ、あたりまえじゃないですか」

欲望に弱い私、すぐに首をタテにふった。

仲間たちはタクシーで、私はクラインハナコに跨り、晴海通りを疾走する。
高まる期待に、ペダルも軽い。

午前4時、築地到着。
東京の台所は、確かに、もう活気に満ちあふれていた。

ところが「甘言」は、やはり「甘言」であった・・・、。

本命のすし屋は、2軒。
そのうち1軒は、すでに長蛇の列。
しかもどちらの店も、のれんも出ていない。

がびーん。
たばかられた。

「まあ場内を散歩して帰ってくれば、あきますよ」
と甘言男。
まあ、それもいいかと、素直に場内散歩に出かける。

そして30分後の5時。
冷え切った身体で再び、すし屋に向かった。

ところが、まだ空く気配なし。

ふたたび、がびーん。

甘言男、ようやくネットで店の開店時間を調べ始める。
すると開店は5時30分だという。

みたび、がびーん。

それでも、全く悪びれない甘言男。
なかなか、ふとか男である。

いろいろ意見は分かれたが、結局、待つことに。
で長蛇の店はあきらめ、列の短い方の本命店に並ぶ。

そして・・・。
食べました。

築地の名店、大和寿司。
ネタケースのマグロがすでに、期待感をあおりまくり。


そしてまずは、大トロとイカ。

この最初のイチゲキで、甘言男への「たばかられた」という想いも氷解する。
いいじゃないの、おいしけりゃ。

中トロ、エビ、穴子、白身、ほたて・・・。

そしてトドメは迫力のウニ。


がっつり完食。
ごっつぁんです。

すし屋を出るとすでに6時。
お土産に、たまごやきを買い、クラインハナコと家路についた。

いいんじゃなの、こういうの。。。

なかなか癖になりそうな、朝ずしなのであった。

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