普請道楽

建築家との普請の記録のためのブログ。
しかしすでに家も建ち、今では徒然なるまま感じたことを書く「日日雑記」であります。

みたらし祭り

2008-07-24 22:19:20 | Weblog
京都である。
酷暑である。
今日は、38度を記録したらしい。

その中、銀閣寺に出かける。
折り悪く改修中であった。

その後、詩仙堂を目指すが、あまりの暑さに、京都造形芸術大学で一休み。
学生に混じって涼む。
しかし、途方もない酷暑に撤退を余儀なくされ、一旦、先輩宅へと帰る。

そして夕方、気を取り直して夏の京都の風物詩の一つである「みたらし祭り」へと出かけた。
ネットで調べるとこう書いてある。

【みたらし祭】
毎年、土用の丑の日に下鴨神社境内にある御手洗社にて行われる「足つけ神事」で、土用の丑の日に境内の御手洗池に足をひたし、お灯明(ろうそく)を供え、穢れを祓い、無病息災を祈る行事で、安産などにも効き目があるといわれています。

場所は、世界遺産でもある下鴨神社

タクシーで向かう。
途中の薄暮をぱちり。



京都は、交差点ですら時に、美しい。

神社につくと、祭りの初日の割に、のんびりとした風情。





このあたりの余裕が東京とは違いますね。
ギシギシと込まないところが千年の都の懐の深さか。

神事は、200円。
境内の一画に引き込まれた水の中を裸足で進む。
ろうそくに火を灯して、それを立てて祈願をする。



水はひんやりとし、暑さを紛らわせてくれる。
酷暑の中、この涼しげな神事は、古の昔には、さぞかし人気のあったことと思われる。
なかなかの知恵です、これは。

帰り道の参道で、子どもたちは、おもちゃすくいに興ずる。
1回、400円。



どうでもよさげなオモチャばかりであるが、
こうした夜店で見るときっと子どもたちには輝いて見えるのであろう。



おとなは、花より団子とばかりに、本場のみたらし団子を購入。
黒砂糖が利いた大人のみたらしでありんした。

夏の京都、なかなか良いっす。

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