普請道楽

建築家との普請の記録のためのブログ。
しかしすでに家も建ち、今では徒然なるまま感じたことを書く「日日雑記」であります。

似て非なるもの

2010-02-01 01:32:31 | ジテンコ
ひさしぶりに、”クラインハナコ”にまたがった。
去年のジャパンカップ以来だから3ヶ月近くのご無沙汰であった。
その頃から、普段使いには、クロスバイクの”ジャイアントコタロウ”を使用してきたためだ。

今日は、新宿へ出かける予定があり、ひさしぶりにハナコで出かけた。
ラックから降ろすと、うっすらと埃が積もっている。
「乗らずにいてごめんね」と話しかけながら、きれいに拭いてやった。

3ヶ月ぶりのロードバイク。
最初は体が馴染まない。
やはりクロスバイクとロードバイクというのは、似て非なる乗り物だ。
クロスバイクは、普段使いとしては圧倒的に便利だし、そこそこ速い。
ロードバイクは、取り回しは面倒だけど、しかしべらぼうに速い。

体が慣れてきて、乗り込んでいた頃の肉体の記憶が呼び覚まされていく。
コタロウに二乗っているときは、使うことない筋肉が次々と動員されていくのが分かる。
それに伴い、サイクルメーターのスピードは次第にあがっていく。

すぐに汗が噴き出してくる。
ハナコという、完成されたマシーンによって、全身の筋肉が走ることのために一丸となっていく。

ついに新宿を手前にして、平地で40キロをマーク。
感覚を研ぎすましていないと危険なスピードだ。

ある確信が芽生えた。
その感覚を呼び覚ましたいと、人はロードバイクに乗るのだ。

まもなく春がやってくる。
ジテンコの季節が巡ってくる。

さっ、今年も、行きますよ。