BBの覚醒記録 

無知から覚醒に至る一つの記録です。「是々非々」がモットーで必要なら、
支持する政治家や弥栄を願う皇室への批判も厭わず。

「日韓秘密軍事情報保護協定」という曖昧

2018-10-09 | 日韓問題

 

  • 人気ブログランキング
  • にほんブログ村

さして、勉強している分野ではないので今回は「こうであろうか」という拙ブログ主の問いかけレベルの記事でしかありません。認識に間違いがあれば、ご指摘を受けるとしてまとめてみます。

朝鮮半島における日本の安全保障上の最前線が38度線ですが、それが対馬まで後退する危険をはらんでいるのが、現在の状況なのかもしれません。

旭日旗問題で、はからずもあらわになったのが「日韓秘密軍事情報保護協定」の存在  です。

日韓が共にアメリカの同盟国であることから何となく誤解している人が多いのですが米韓に「米韓相互防衛条約」という名の軍事同盟は結ばれていますが「日韓同盟」は存在していず、ただ「協力」があるだけで、それは米韓軍事同盟と目的は同じで、北朝鮮の核開発や軍事的挑発に対して韓国と緊密に連携して対応することにあります。

それゆえに、日韓が擬似同盟国であるという捉え方をする人もいます。

しかしながら、その前提として日韓は民主主義、法治国家、市場経済という基本的な価値を共有している、という「建前」があり一頃の安倍総理の著書でもその捉え方でした。「日本は韓国から文化を貰った」という意味のことさえ書いて、対韓国との関係に慎重でした。建前と実際は異なるのですが、政治家とりわけ総理として当時のその建前でしかものを言えなかったのでしょう。嫌韓も度が過ぎると、防衛上の問題にまで発展しかねないので。

しかしそれが北の傀儡、文在寅政権誕生で日本の位置が揺らぎ始めているのが現在です。安倍総理の韓国への姿勢にも、とりわけトランプ政権誕生後に著しい変化が見られます。半島有事に際していったい、日本は韓国にどこまでの協力が求められているのか。文在寅大統領は、むしろ日韓の協力体制が軍事同盟に進むのを警戒しています。

となれば、日本はさっさと手を切ればいいようなものですが、しかしトランプ政権となってもアメリカとの関係があり単独行動は許されないのかもしれません。また文在寅政権の思惑に反して、半島有事となった時、日本も無傷では済まないし、判断が難しいところです。

日韓防衛協力については、防衛上の理由から日本が積極的であるとされていますが、慎重だった韓国がとりわけ文在寅大統領になってから、むしろ軍事上のことに日本をからめることに警戒心をあらわにしています。現場のプロである韓国軍人のトップたちは日本を切ることに懸念を抱き、自衛隊との交流も現場同士は密であり、認識の温度差がまだら状態です。日韓の世論とは乖離状態であるとも言えるでしょう。

現実問題、旭日旗排斥に見られるように反日韓国との「擬似同盟」は機能しない、として日本の姿勢を定めるべきではないでしょうか。拉致問題もからみ、韓国と日本では北への思いが決定的に異なります。アメリカのポンペオ国務長官が金正恩委員長に対し「拉致問題を含む、多くの問題に取り組む必要がある」と告げ、金委員長は、「そのことを完全に理解している」発言したという報道のかたわら、日朝会談はないと言ったという報道もあり、あちらの真意が解りません。この機運に拉致問題が解決されるかどうか、今後の日本と文在寅政権との付き合いも決まって来るのかもしれません。
文在寅大統領が、韓国の国民感情を抜きに訪日の用意があるかどうかも、今後を占う材料になるでしょう。

 

中国の対外拡張傾向が露骨になり、また米韓同盟の基盤が脆弱になった時、日本の安全保障費用は、対GDP比1パーセント前後という水準では追いつかなくなるでしょう。

簡略過ぎる拙論の末尾に、「日韓秘密軍事情報保護協定」とは何か、ということをかいつまんでおきます。

正式名称が秘密軍事情報の保護に関する日本国政府と大韓民国政府との間の協定。

日本と大韓民国の間で秘密軍事情報を提供し合う際、第三国への漏洩を防ぐために結ぶ軍事情報包括保護協定です。

2016年11月23日にソウルの韓国国防部で署名式が行われ即日発効されました。裁可は朴槿恵前大統領です。日本が有する北朝鮮の情報などを韓国が入手できることから、むしろ文在寅政権誕生までは韓国にとって必要な協定だったでしょう。「離米傾中」の朴槿恵大統領はついに訪日することなく自爆しましたが、締結直前になって条約の存在が韓国国民に明らかにされ、強い反対運動が起きました。

そもそも米韓同盟は、朝鮮戦争当時に日本を中国や北朝鮮からの共産主義陣営から日本を守ろうとしての狙いがあったかと思われます。朝鮮戦争勃発が、アメリカでは対マッカーシズムの最中にあり、共産中国の成立の翌年であることに留意。となれば、朝鮮半島の自由をアメリカが守るというのは表向きの言い分であり、真意は極東における堡塁としての日本を守ることに狙いがあったのではないか、と。

ゆえに、米韓同盟はあるが、アメリカにとって同盟網の中から韓国と日本のどちらかを選ぶかと最終選択の段階になった時、答えは自明ではなかろうかと。

そのことを知っている韓国の新聞が、焦って旭日旗への韓国国民のアンチ行動を諌める記事を載せたのではないか、と。

 

文在寅政権下の韓国政府が「日米韓三ヵ国の協調」の趣旨に反する政策を取り続けるのであれば、それが招く結果に対して日米両国は、その尻拭いをする義理はもはや、ないでしょう。

条約は破棄に向かうべき段階かと思われます。

折から、聯合ニュースによれば「韓日共同宣言」の強化を求めよ、と「韓日民間交流団体」からの提言とか。「朝鮮半島の平和を定着させ、東アジアの新たな地域協力時代を構築」「両国の総体的協力によって南北和解と東アジア地域協力時代を牽引」とか、旭日旗に唾を吐きかけておいて、よく言う。

末尾になりましたが、拙稿を記すにあたり以下のサイトが参考になりました。謝意と共に掲げておきますがしかし、ブログ主の主観混じりの文については、文責はあくまでブログ主にあります。

 http://dl.ndl.go.jp/view/download/digidepo_3487052_po_073402.pdf?contentNo=1

 https://gendai.ismedia.jp/articles/-/54384

 

祓え給い、清め給え、神(かむ)ながら守り給い、幸(さきわ)え給え 

 

           コメント欄投稿に当たってのお願い

無記名Unknown は読まぬままハネます。

内容要約のタイトルを入れ他とかぶる可能性のないHNを記名の上、ご参加ください。 

文章の一部をHNに代用すること禁止。「匿名」「通りすがり」「ななし」「あ」など
極力受け付けません。

異論・反論は歓迎しますが一定レベルの語彙とロジックに達していないコメントは、不毛なので原則として公開しません。

韓国・在日関連のコメントで、極端な侮蔑語句は受け付けません。

皇室関連記事に関するコメントの内容は、きちんとしたものであれば
賛否を問わず公開しますが、皇族への最小限の敬意はお忘れないようお願いします。
呼び捨ては避けてください。