この作品はすごく好きな映画のひとつです。最近はちょっとご無沙汰ですが、リピートなら一番見た作品のように思います。好きな理由?端的にいえば、雰囲気だと思う。エイドリアン・ライン監督(代表作『フラッシュダンス』『危険な情事』)がおりなす、モノトーン調のスタイリッシュな映像と画面に漂うはかない空気がFitした。そして、キム・ベイシンガーとミッキー・ロークの非日常的な官能的な恋愛のスタイルに憧れた。公開されたのは85年で、これをリアルタイムに見てたら早熟すぎです。それなりに大人になって見てはまりました。当時、この雰囲気を感じさせる女性が近くにいたのもかなり影響したと思います。(その女性とは話もした事なかったけど)定期的に見てはこの世界を感じてました。
ストーリーは、ニューヨーク・マンハッタンを舞台にした男女の9週間半の愛の物語。ミッキー・ローク演じる、ジョン(猫パンチもどこへやら)とキム演じるエリザベス、2人ともSexyです。生活臭がない。ちまたでは、ミッキー・ロークとキムのSMチックなやりとり(あの氷を使ったプレイとか・・・)や官能的なシーンで話題になっていましたが、正直、そんなのは二の次。黒い服に身を包み、しゃれた地下の空間で服を選んでいる2人がきまりすぎ。2人でいるとき、なんか日常をはなれた疎外感がある。好きなんだこういうの。(08年にUSAの映画専門サイトでの歴代映画のセクシーカップルでこの2人が一位だって)この男女の関係のテーマはけっこう深い。
そしてBGMがいい。ところどころで流れるピアノのメロディ。この曲欲しくて、サントラ買ったけど入ってない。結局、耳できいたメロディーにコードをつけて自分で弾いて感じてました。(完全なコピーではないのですが・・・このピアノネタはまた次回)最近、ジャック・ニッチェって人のcomposeと知りました。シンセの包み込まれようなサウンドも素敵。
エリザベスが初めてジョンの川沿いのアパートに訪れる。そのとき、BGMに彼が取り出したレコードが、ビリー・ホリデイの「strange fruits」。しゃれてます。レコードというとこがまたいい。オープニングもアル・グリーン。サントラも出ているのですが、肝心のこれらの曲がはいっていないのがすごく不満!(『ナインハーフ』のサントラ、音楽面についてはまた語らせてもらいます)ほんとこの映画は音楽(インスト系もボーカル系も)がめちゃいい。インスト盤も出してほしいわ。
もともとは79年に出版された『飼われた猫のように』というタイトルが原題だそう。ジョンもエリザベスも昼間はきちんとした仕事をもっているどころか、ジョンはウォール街で働く一流証券マンだし(この頃のウォール街はまだ理想というか良識がありましたよね)エリザベスもいわゆるキャリアウーマン。知性の高さとセックスは比例するというデータを見た事があります。そんな2人が夜になると、いわゆるSM的な関係の倒錯した官能的な世界へトリップする。苦痛と快楽の紙一重の世界。
そうした二重生活が9週間半続くのです。ジョンは自分の素性を一切語ることはありません。しかしエリザベスへの要求はどんどんエスカレートしていく。エリザベスもそれに応えます。そこには確かに信頼に基づく愛があります。小説では、もっとハードな描写があります。映画化にあたっては、スタイリッシュな感じが強調されて、もっと深いとこのテーマがぼやけているようにも思います。そして3ヵ月後に2人の関係は・・・単なるエロ映画って思う人もいますが、おれ的には最高の大人の恋愛映画です。とにかくこの映画で、エイドリアン・ライン監督の映像美とキム・ベイシンガーの魅力の虜になったのでありました。
追記:ベイシンガー熱が盛り上がってきたのでカテゴリー作りました。今後もおれのキム・ベイシンガーへの熱い想いを語りたいと思います。『ナインハーフ』の音楽ネタはまた次回へ。下のアマゾンの『ナインハーフ』のDVD、3万円の値がついてるじゃないですか。えらい値が上がってますね。おれもってますが、やっぱ売りにはだしませんよね。VHSは安いですね。
追記2:2012.11.7、待望のブルーレイとDVDも再販!
★待望のブルーレイ化
★DVDも再販!適正価です。
ストーリーは、ニューヨーク・マンハッタンを舞台にした男女の9週間半の愛の物語。ミッキー・ローク演じる、ジョン(猫パンチもどこへやら)とキム演じるエリザベス、2人ともSexyです。生活臭がない。ちまたでは、ミッキー・ロークとキムのSMチックなやりとり(あの氷を使ったプレイとか・・・)や官能的なシーンで話題になっていましたが、正直、そんなのは二の次。黒い服に身を包み、しゃれた地下の空間で服を選んでいる2人がきまりすぎ。2人でいるとき、なんか日常をはなれた疎外感がある。好きなんだこういうの。(08年にUSAの映画専門サイトでの歴代映画のセクシーカップルでこの2人が一位だって)この男女の関係のテーマはけっこう深い。
そしてBGMがいい。ところどころで流れるピアノのメロディ。この曲欲しくて、サントラ買ったけど入ってない。結局、耳できいたメロディーにコードをつけて自分で弾いて感じてました。(完全なコピーではないのですが・・・このピアノネタはまた次回)最近、ジャック・ニッチェって人のcomposeと知りました。シンセの包み込まれようなサウンドも素敵。
エリザベスが初めてジョンの川沿いのアパートに訪れる。そのとき、BGMに彼が取り出したレコードが、ビリー・ホリデイの「strange fruits」。しゃれてます。レコードというとこがまたいい。オープニングもアル・グリーン。サントラも出ているのですが、肝心のこれらの曲がはいっていないのがすごく不満!(『ナインハーフ』のサントラ、音楽面についてはまた語らせてもらいます)ほんとこの映画は音楽(インスト系もボーカル系も)がめちゃいい。インスト盤も出してほしいわ。
もともとは79年に出版された『飼われた猫のように』というタイトルが原題だそう。ジョンもエリザベスも昼間はきちんとした仕事をもっているどころか、ジョンはウォール街で働く一流証券マンだし(この頃のウォール街はまだ理想というか良識がありましたよね)エリザベスもいわゆるキャリアウーマン。知性の高さとセックスは比例するというデータを見た事があります。そんな2人が夜になると、いわゆるSM的な関係の倒錯した官能的な世界へトリップする。苦痛と快楽の紙一重の世界。
そうした二重生活が9週間半続くのです。ジョンは自分の素性を一切語ることはありません。しかしエリザベスへの要求はどんどんエスカレートしていく。エリザベスもそれに応えます。そこには確かに信頼に基づく愛があります。小説では、もっとハードな描写があります。映画化にあたっては、スタイリッシュな感じが強調されて、もっと深いとこのテーマがぼやけているようにも思います。そして3ヵ月後に2人の関係は・・・単なるエロ映画って思う人もいますが、おれ的には最高の大人の恋愛映画です。とにかくこの映画で、エイドリアン・ライン監督の映像美とキム・ベイシンガーの魅力の虜になったのでありました。
追記:ベイシンガー熱が盛り上がってきたのでカテゴリー作りました。今後もおれのキム・ベイシンガーへの熱い想いを語りたいと思います。『ナインハーフ』の音楽ネタはまた次回へ。下のアマゾンの『ナインハーフ』のDVD、3万円の値がついてるじゃないですか。えらい値が上がってますね。おれもってますが、やっぱ売りにはだしませんよね。VHSは安いですね。
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その時、「ナインハーフ」の話題も取り上げらておられたのが印象に残って、また遊びに来ました。
「ナインハーフ」は私も大好きな作品の一つです。もちろん、サントラも。
ミッキーの最新作『レスラー』はご覧になりました?
この頃からは想像もつかないような今の姿ですけど、でも、言葉にできないくらい良かったです。
『レスラー』のブレイクで、再びミッキーが注目されて、「ナインハーフ」の価値も見直されたら、と願っています。
キム・ベイジンガーも最高に魅力的でしたよね!