VALERIAN 映画と音楽 それはおれの非日常へのささやかなトリップ

日本代表、世相も切る総合エンターテイメント!過去記事はカテゴリー、最新表示は上のタイトルをクリック!

決勝T、ベルギー戦。この4年間、いや8年間の集大成のような試合だった。

2018年08月31日 | 日本代表(サッカー)
 試合終了後、ある選手は地面に拳を叩きつけ、ある選手はタオルで涙で溢れているだろう顔を隠した。日本サッカーの歴史の1ページを刻む瞬間がくると思った。決勝トーナメント初勝利、ベスト8進出がそこまで見えていただけに、悔しさは一際。しかし、ベルギーは強かった。最後の決勝点のカウンターの速さ、90分超えの時間帯であの集中力とスピートは驚異的。解任されたハリルホジッチが追い求めていたスタイルでベルギーにとどめをさされた。

 まず先発メンバー。



 ワールドカップ、優勝国、決勝トーナメントを見据えた戦いをする一流国は、グループリーグでの戦い方も配分を考えている。
 日本代表、これまで2回決勝トーナメントに進んでいますが、そんな余裕のある戦い方ができない。そんな選手層の厚さもなかった。グループリーグで精根尽き果て決勝トーナメントを戦い切る体力と頭の回転も残っていなかった。
 しかし、今回、西野監督は決勝トーナメントに進出することを前提に、三戦目のポーランド戦、先発メンバーを6人変えて、疲労しているしている主力を温存した。これにより、大迫、原口、乾、長谷部、昌子が休養できた。スタミナをほこる酒井宏と長友は問題なし。DFの軸、吉田麻也も外せない。そして司令塔となっているレジスタ・柴崎も休ませたかったと思うけど外せなかった。最後は、博打的な戦いになったけど見事に、選手の休養もでき決勝トーナメントに進むという結果を出した。
 しかし、ベルギーの方はさらに選手を温存できている。圧倒的な攻撃力で2勝をあげ、3戦目を前にイングランドとともに決勝トーナメント進出を決め、3戦目はアザール、デルブイネ、ルカク他ほぼ主力を温存している。最後は、ここの差も出たのかもしれない。

 前半開始、いきなり香川のミドルシュートでいい出だしかと思ったけど、ベルギーは圧力を強めてくる。やはりKeyはデルブイネ、アザール。アザールのドリブルは驚異すぎる。そして前線のルカク。この男に球が収まった時の怖さといったら!それでも、吉田麻也、昌子、川島はデュエルでも負けていない。中盤でもアザールに渡ると早いチェックでつぶしにいく。なかなか攻撃にいい形は作れないけど、この決勝トーナメントの舞台でめちゃくちゃ守備は集中している。ベルギー相手0点で前半を終え、なんだか期待感もます。

 そして後半です。出だしは攻め込まれるも、後半3分、乾が奪った球を素早くカウンター、柴崎にわたり、中央付近からの超絶スルーパスが、右サイドを走り抜けている原口に通る。そして、原口、1フェイント入れてのゴール隅をねらったシュートが見事に決まる。なんなの、なんなのこの超一流国のようなゴールは。
 この柴崎のスルーパスからの原口のシュートは日本代表の歴史に残る素晴らしいゴール!!!そして特番で知った難病の少年との約束のゴール。
 まさかの先制点。
 その後、ベルギーも反撃、アザールのシュート、決められたと思ったけどバーがはじいてくれる。
 そして、ベルギーの圧力にも、日本のパスワークは乱れず、隙間隙間でパスが通っていく。すごいこのパスワーク。
 その流れで、前線でボールが保持され、香川がキープしていた球をふと乾に出し、乾ゾーンで無回転ゴールが相手ゴールに突き刺さる。見てるこちらもちょっと虚をつかれた感じ。
 まさかのベルギー相手に2点を奪う。
 1点差は、守りきるのは難しいと思ったけど、後半7分で2点差はいけると思った。
 この瞬間、決勝トーナメントを確信した。
 
 しかし、この後の両者の手当がその後の勝敗を決めた。

 ベルギーは、かつてマンUに42億で移籍した高さと技術力を兼ね備えるフェライニを投入。突破力とスピードのあるシャドリを投入。
 結果的には、この2人がゴールを決めるという・・・
 フェライニの高さと圧力は、それまで耐えていた日本代表の守備力に限界を感じさせていた。
 その流れで、虚をつかれた感じの浮き球ヘッドでゴールを決められてしまう。でもまだ2-1。
 それでも西野監督は動かなかった。いや動けなかったのか。
 中盤で守備的な要員は、山口蛍くらい。井手口がいればな~とちょっと思った。高さもある遠藤航もあるだったかも。
 個人的には、動いて欲しかった。攻撃のメッセージではなく、2-0なら守備要員の投入でよかったのではと思った。

 この後、ここにきて休養の差がじわじわ出てくる。1点リードしているのもかかわらず、圧倒的にベルギーのペース。
 アザールの存在感もすごいこと。いい選手だわ~。
 後半29分、ついにフェライニのヘディングが決められる。
 日本代表の弱点、パワープレイの高さでガンガン押し込まれるという所を執拗にやれれた感。
 日本はいい形が作れなくなる。
 西野監督が動いたのが後半36分、



 原口に代わりジョーカー・本田、そしてヘロヘロであろう柴崎に代わり山口蛍。
 最後の頼みの綱が本田。FKでいい感じの無回転ミドルも相手キーパーに阻まれる。そしてこれまた期待の本田のCKがさくっと相手キーパーに取られ一気にカウンター。もう一人の要注意者。デルブイネの高速ドリブルで一気に駆け上がられ、最後は交代ではいったシャドリが決め、勝負が決まる。
 もうこれはどうしようもない。ベルギーが見事としかいいようがない。

 にしても、2点のアドバンテージをいかせなかった。W杯決勝トーナメントで2点差からの大逆転劇は、1970年大会で西ドイツ(当時)が延長戦の末にイングランドを破った試合(準々決勝/3-2)以来、48年ぶりだって。後半24分からア3失点を喫した日本代表。守って勝つというオプションが日本代表になかった感じ。

 日本代表は、まちがいなくネクストレベルに移行した。
 ハリルホジッチの電撃解任から西野監督がよくここまで立て直した。そして、ハリルホジッチの遺産もまちがいなくあった。
 しかし、ハリルホジッチが監督だったらロシアの地に立っていなかったであろう、乾や本田がゴールを決めた。
 グループリーグのいきなりのPKと相手選手の退場もあった。ポーランド戦の根拠ある博打での勝ち点1。
 今回のW杯、いろいろな要素が見事に絡み合い日本代表をここまで勝ち上がらせた。しかし、最後に勝利をもぎとる采配ができなかった。
  
 でもよくやったと思う。グループリーグ最下位予想をされていたと思うのに。グループリーグの各国のエースストライカー、フォルカオ(コロンビア)、マネ(セネガル)、レバンドフスキ(ポーランド)も、実力が出せなかった感じ。いやこうう本番で力を出せる実力がなかったのか。レバンドフスキなんてノーゴール。
 そして、決勝トーナメントでの勝利の壁が立ちはだかる。世界トップクラスのメキシコ代表なんて、いつもグループリーグはきっちり勝ち上がるも決勝トーナメントの勝利は今回もできす、7大会連続ベスト16だよ、なんてすごい舞台なんだワールドカップは。
 
 今回の日本代表は、ブラジルW杯からの流れがあったと思う。当初、おっさんJAPANと揶揄されたけど、香川、本田という選手が、この世代の日本代表の選手は日本サッカーのメンタルや、我々ファンの意識も変えていったと思う。ここまでの意識の変革はこれまでなかったと思う。
 本田も公言している通り最後のワールドカップとなった。香川や長友は4年後も狙うかもしれないけど、厳しいかな~。
 今回で多くの選手が代表から退くと思う。勇退だと思う。
 そしてあらたな才能が4年後のカタールを目指す。今回で一気に日本代表の世代交代がされると思う。
 そして4年後のW杯は誰の指揮の元に動いていくのか。この悔しさを噛み締めている人も必要だと思う。この悔しい思いが歴史となり新たな歴史を刻む力となるのだと思う。
 
 この4年も、予選からいろいろなドラマがあった。そして最後の大舞台でのドラマ。
 本当にすばらしい時間だった。ありがとう日本代表の選手の皆さん。
 だから日本代表の応援はやめれない。
 
 
ジャンル:
サッカー
コメント   この記事についてブログを書く
« エヴァンゲリオン展 in 島根... | トップ |   
最近の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

日本代表(サッカー)」カテゴリの最新記事