米軍がオスプレイ全機の飛行停止、屋久島沖での墜落事故受け
米空軍輸送機ＣＶ２２オスプレイが鹿児島県・屋久島沖で墜落した事故を受け、米軍はオスプレイ全機の飛行停止を決めた。空軍と海軍、海兵隊がそれぞれ発表した。機材の問題が11月29日の墜落事故を引き起こした可能性について調査するためだとしている。
海軍航空システム・コマンド（ＮＡＶＡＩＲ）はソーシャルメディア「Ｘ（旧ツイッター）」への投稿で、「初期調査の情報は、資材の欠陥が事故を引き起こした可能性を示している」と説明した。
空軍は発表資料で、ＣＶ２２オスプレイの飛行停止を命じたと明らかにした。この墜落事故では乗組員８人が死亡。空軍、ＮＡＶＡＩＲとも事故の「根本的な原因は現時点では不明だ」としている。
空軍は６日の別の資料で、さらに３人の遺体を収容したと明らかにした。残る２人はなお行方不明だが、死亡したとみられている。
米国防総省のライダー報道官は今週の会見で、乗組員全員の家族に事故を伝えたと語った。空軍が公表したリストによれば、死亡したのは20代と30代の操縦士とフライトエンジニア。
墜落事故を受け、日本政府は、防衛省から在日米軍に対し、安全が確認されるまでオスプレイ飛行を中断するよう要請したと明らかにしていた。
Jon Herskovitz、Danny Lee
Bloomberg 2023年12月7日 9:31 JST 更新日時 2023年12月7日 11:30 JST
「資材の欠陥」というのは、
多分、資材＝部品ですね。
あるいはアッセンブリーとか翻訳したほうが、
日本語としてはスッキリします。
やっぱり例の「クラッチ」が不具合を起こしたのでしょうかね。
素人の飛行機マニアにはわかりませんけど…
とにもかくにも人為的ミスでないと判断したのなら、
全ての飛行を停止したのは妥当だと思います。
ただ、ちょっと判断が遅かったです。
勿論、墜落した機体を調査することは、
かなりの時間を要することが百も承知な、
自称飛行機マニアの自分なのですが、
墜落後一週間たっても他のオスプレイを飛行継続させたのは、
いくら軍用機とはいえ、
悪手という批判を甘受すべきだと思いますよ。
あ、「墜落」か「不時着」かについての議論は、
不毛で無意味なことと思っておりますので、
ここでは単に「墜落」と表現しております。
あと、やっぱりというかなんというか、
「ホレみたことか！」と鬼の首を取ったように、
ここぞとばかりに米軍やオスプレイを批判する、
そんなＳNS等の書き込みがちょくちょく目にします。
でもそんなこと言ったら、
「人がひき殺されたのだから、自動車を全て無くせ！」
と同じだと思っており、
明らかに「非科学的」な主張にしか受け取れません。
そういう人たちは単に今回の事故を「利用する」か、
自分の主張を正当化するための「手段」でしかない…
自分は常々そう思っておりますので悪しからず。
最後に搭乗員のご冥福をお祈りいたします。
