一昨日のランチに出かけるとき、車ではなく公共交通機関を利用しました。名古屋駅まで電車、そこから先は市バス。実家の片づけに行くときはほとんど車だったので、そのルートで
行くのは久しぶり。
バスターミナルを出ると桜通という名古屋駅から東に伸びる道路を走ります。桜通という名前なのに街路樹はイチョウなんですが、黄金色に色づく季節は東京の神宮外苑ほどではない
もののなかなかの見ごたえがあります。
でもバスの車窓から見るイチョウのほとんどがまだ緑色。家の近くの国道沿いのイチョウは木によってかなり黄色くなっているのもあるのですが、高層ビルに囲まれているためかも
しれませんね。このぶんだと黄金色の並木道になるのは12月に入ってからになりそうです。
20年ちょっと前の今頃は、義父ががんの手術をしてがんセンターに入院中。義母と私が一日ずつ交代で見舞いに行っていましたがそのときもこの道を通りました。そのときも色づきが
遅いなと思ったものですが、温暖化で紅葉の時期も遅れがちになっているのでしょうね。
そのランチが終わったあと、友人が車で名古屋駅近くまで送ってくれました。
桜通の真下にあるユニモールという地下街で買い物をしたかったので、出入口近くで降ろしてもらって。
何が買いたかったか、というと、タオルです。
若い頃、と言っても40代くらいか50代初めくらいまでだったでしょうか。そんな頃までは家じゅうのタオルを全部白にしたい、と思っていました。雑誌とか本で見るおしゃれな家には
例外がほとんどないほど白の上質なタオルが写真にあったような気がします。
でも現実にはなかなかそうはいきませんでした。何より義父母と同居。もったいない世代なことから、お店の名前が入ったタオルにも抵抗がなかったし、外仕事の相方たちは白だと
汚れが目立つからと嫌がりました。
義父母がいなくなって相方とふたりになりましたけど、もはや白タオルへの憧れはありません。それどころか、場所によって色分けしているくらい。
色分けする理由は、まず相方が使うものを分けたいから。汗と汚れがすごいので、ある意味特別扱いです。
今私がタオルに求めるものは、ほどよい使い勝手、でしょうか。
吸水性や肌触り、そしてこれからの季節や梅雨時など、洗濯物が乾きにくい季節でも短時間で乾いてくれること、などなど。
台所やトイレで使っているのは、マイクロファイバーのタオル。場所によって色分けしています。私がバスタオル代わりに使っているのもこれで、長さがちょっと長い85センチ。
この85センチという長さのフェイスタオルはあまりありませんが、頸にタオルを結んで使っている相方にもこの長さはとてもいいので、見つけると思わず買ってしまいます。
本当は相方のバスタオルもこれにしたいのだけれど、マイクロファイバーの使い心地が好きじゃないんですって。
どういうわけかバスタオルが私よりびしょびしょになる相方、マイクロファイバーがダメなら、と今使っているのがエアーかおる。フェイスタオルの幅で110センチ長さで、干すとき
場所をとらないのがいい。幅半分でも吸水性に富んでいるので、役目は充分果たせます。
一昨日買ったのは、KEYUCAのフェイスタオル。
色合いが優しく、ふんわりとして肌触りもいい。お値段もリーズナブルな550円税込。
前に買い替えるとき、このタオルに行きつくまであちこち見て回ったのですが、デパートだとやたら高い。写真のようなやさしい黄色のものを探していたけれど、黄色のタオルという
のがこれまたなくて。
確かコートを探しに娘と出かけていたとき偶然このタオルが目に入って購入。今回はそのときのものがくたびれてきたので買い替えのためと、同じくくたびれてきた畑の家のタオルも
替えたくて、こちらには淡いグリーンのものを選びました。
私はたまにしか街に出ないので、出かけないうちにお店が閉まっていたり変わっていることも多々ありますが、まだやっていてよかったです。KEYUCAでは他に買ったものはないけれど
店頭に並んでいるものを見ると、シンプルでいい感じのものが多いですね。また名古屋駅に行ったら、特に買うものがなくてももう少しじっくり見てこようかな。
タオルばかりじゃなく、日常的に使うもののほどよさは人それぞれ。
雑誌などにあるようなすっきりとした見た目の暮らしより、自分のほどよさを優先することにした私。前なら使いたくなかったお店の名前の入ったタオルも、相方の家での汗拭きには
採用しています。使う本人は全く気にしないし、この手のタオルはわりとものがいいことが多いので。
それにしても、相方のバスタオルはどうして使用後あんなに濡れているんだろう?髪の毛が短いどころかほとんどないのにね。